うつ病からの脱出ー知っておきたい、精神医学の歴史と計画 7ー

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今回は同テーマの第7弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

5部隊の誕生-精神医学の基本計画③

7大目標を掲げたブロック・チショルムでしたが、他にも彼はこのようにも述べています。

「世界を支配するために人々の心から排除すべきものは、個人主義、家族のしきたりへの忠誠、愛国心、宗教的な教義である」

「われわれ精神科医は、道徳という範疇からすでに逸脱している」

「もし、民族が善と悪という不自由な足かせから解放されるとするなら、それは精神科医のおかけである」

そしてその盟友であり、世界精神保健連盟の共同創設者でもあるジョン・R・リーズはこう述べます。

「大衆の生命、政治、そして産業はどれも、(精神医学の)影響下に入るべきである。もし私たちが他の人々の職業であり社会の活動に進入するなら、私たちは全体主義を模倣しなければならない。そして、ある種の『第5部隊』的な活動を組織しなければならない。したがって、自分たちをとても密かに『第5部隊』にしようではないか」

彼は「第5部隊」という言葉を、ここでは表に現れないまま精神医学の存在を世界中に浸透させ続ける秘密組織という意味合いで使っています。

その後、基本計画を参考に1967年、著名な精神科医と医師たちがプエルトリコの首都サン・ファンに集まり、2000年には「正常な人間」に向精神薬を使用するという目標について計画を立てました。モノアミン仮説(82ページ参照)というウソを参考とした向精神薬を全世界に広めるためのものです。

そのプエルトリコの会合において、次のような採択が取られました。

「向精神薬は新しい理想主義的な思想と共通したものを確かに持っている。すなわち、現実的

であろうとなかろうと、どちらも安定感や確実性を与えるだろう」

「この分野で働く私たちは、人間の感情状態、精神機能、そして行動意欲をほほ完全にコントロールできるという可能性が大きくなっているのを目にしている。このような人間の現象はさまざまな種類の化学物質を使用することにより開始され、停止され、あるいは消去されうる。今や私たちの科学を用いて、私たちが生み出せるものは、社会全体に影響を与えるだろ」

この計画は物質によって人間の精神や思想を支配できる、とする計画だと表現することができます。そして2012年現在、この計画は、若干の遅れがあるとはいえ、かなり達成されつつある状態であるといえるでしょう。

今、精神医学界で起きていることが偶発的、あるいは時代のニーズによって起きている……と思ったらそれは大間違いです。精神医学界と製薬業界は極めて用意周到に、かつそれを地球規模でやっていて、この時代に起きている事象はすべてあらかじめ計画されたものである、ということを理解しなくてはなりません。

世界で起きていること-精細医学の基本計画④

歴史や計画の話が続いたので、少しだけ現在の世界に戻ってみましょう。

いったい精神医学がこの世に介入することで何が起きているのでしょう?問題の解決?

イヤイヤ、起こっているのはその正反対のことです。

  1. 教育

1950年代半ば以降から精神医学や心理学が教育現場に入り込むようになって以来、子どもの学ぶ力は年々衰えてきています。これは社会の問題だけでなく解決法として扱われている精神医学や心理学が、根本的に間違っているからです。

また、校内暴力や不登校などの問題も増加の一途です。教師と生徒の信頼関係がますます希薄化しています。今や全世界で3000万人を超す児童が「発達障害」のレッテルを貼られるようになりました。

 

  1. 医療

精神医学というのは半世紀前まで「医学」の一分野ではありませんでした。それが科学を装って医療の分野に介入してきました。今や精神医療は他科においても大きな影響を引き起こしています。内科や小児科などでも、原因不明の病気や長期間続く病気などに対して、「心のケア」をしないと医療過誤が適用されるとし、精神科以外の科目でも大量の向精神薬がバラ撒かれるようになりました。治るはずの患者も、向精神薬の副作用によって、かえって治らないという事例が出ています。

また、わからない症状やトラブルを内包するケースや、場合によっては他科の医療ミスも精神科に回されるケースがあります。まさに医療のゴミ箱となっている実情なのです。

さらに、精神薬の過剰服用者が救急医療現場に搬送され、混乱を来しているという問題もあります。

 

  1.  高齢者・障害者福祉

主に精神科医たちは施設を巡回し「患者」を作り上げます。「認知症」などは格好の標的です。アメリカでは、認知症の治療のためと称して電気ショックなどがほどこされたり、脳内にマイクロチップが埋め込まれたりもします。高齢者、障害者に対しても同様で、動きのぎこちなさなどを治療するためと称して大量の向精神薬が処方されます。もちろん、結果はかえって悪化します。

 

  1.  低所得者・生活保護

低所得者などの保護を名目に介入してきます。日本においても最近では「ホームレス」を調査してその90%が精神疾患にかかっているというような結果を出して、精神科への受診を促進させるプロモーションが行なわれています。当然のことながら「ホームレス」の人々は治療費を払うことができませんから、「公費」が当てられることとなります。弱者救済を盾にして国民の合意を形成させ、精神医学界と製薬業界が支配するための典型的なやり口です。

 

  1.  司法

精神鑑定というものがあります。精神疾患の診断同様、これほどいい加減なものはないにもかかわらず、これにもとづいて被告人の量刑判断や責任能力の有無などの判断が下されます。最近では裁判所もあまりに食い違う鑑定結果が出ることが頻発しているため、これを採用せずという案件も出ているほどです。被告人が「責任能力なし。無罪」となっても、その後に待っているのは「医療監察措置入院」です。これならよほど刑務所のほうがましでしょう。

  1.  産業

過労死対策・自殺対策という名目で、産業カウンセラーや産業医との定期的な面談などが義務付けられるようになってきています。産業医らの前で「最近やる気が出なくて」とか「ちょっと寝つきが悪くて」なんて言えば、すぐに精神科行きです。当然のことながら即、向精神薬漬けです。そして職場に復帰できなくなり、最後は退職ということになりかねません。

 

このように精神医学は現在、あらゆる分野にその触手を伸ばし、利権確保のターゲットとしているのです。そして、それにより各分野ではさまざまな混乱が引き起こされています。

以上、抜粋終わり

精神医学の基本計画は、

まだまだ続きます。

どうなるでしょう?

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