今回は同テーマの第4弾です。
著書『新型「うつ」原因は首にあった!』から下記抜粋します。
十七 つばが出やすい。またはつばが出ない。
この症状も、交感神経と副交感神経がうまく機能しないことから起こる症状とされています。首こりが原因のときは、唾液が出なくて口の中が乾いてしまうことが多いのですが、口の中に唾液がたまって困るという人もいます。これは、問診表30項目に入れていないのですが、のどが狭くなった感じが出て、飲みこみができにくくなるという症状もあり、このことと関係がある可能性があります。いずれも首こりの症状です。
十八 微熱が出る。(三七度台、時に三八度台も)
微熱があって、その原因をいくら調べてもわからない場合があります。どんな検査をしても微熱の原因がわからない場合、首の筋肉の異常により出ている場合が多いのです。
十九 下痢をしやすい。または便秘・腹部症状がある。(腹痛など胃腸症状)
自律神経の異常から、消化液の分泌や腸の働きに変調をきたすことがあります。副交感神経が弱くなると、腸は活発に活動しないため、便秘をしやすくなります。しかし、自律神経が不安定であれば下痢も起きます。両方の症状は首こりによくある症状です。
二十 すぐ横になりたくなる。
頚筋症候群であれば、ほぼ間違いなくチェックが付く重要項目です。
次の全身倦怠で横になる人もいますがそれ以外に首の筋肉の異常で頭を支えられなくなっているので、横になると楽になります。そのため、昼間でも横になっている人が多いのです。
首の筋肉の異常を示す大切な症状です。
二十一 疲れやすい。(全身倦怠)
自律神経の異常から、身体の調節機能が乱れ、身体全体に不調が表れて、全身がだるくなるのです。この症状も頸筋症候群の重要な症状です。
二十三 天気の悪い日が・その前日・調子が悪い。
うつ症状を調べる精神症状の質問と思われがちですが、頸筋症候群かどうかを見極める重要な身体症状に関する質問です。この症状は、筋肉と気圧が関係しているためと考えられます。気圧が下がると症状が出るため、天気が崩れ出す前に調子が悪くなるのです。晴れていても気圧が下がり出すと、症状が強くなります。雨が降っていても、気圧が安定してくると、その症状は軽くなります。
二十九 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。
いわゆる冷え症です。多くの女性に心当たりがあると思いますが、これも自律神経の乱れが起こす症状です。手足が冷たいのに上半身だけ熱い(のぼせがある)、手足だけ冷たい、手は冷たくないが足だけ冷たいというケースもあります。
昔は女性特有の症状で、「血の道」の病気の主要な症状でした。これは、細い首が珍重された和服の時代に、重い頭を支えられなかった女性の症状と考えられます。ホルモンの異常よりも首、肩の問題です。最近では草食系のひ弱な男性や中高年男性の冷えのぼせもあります。男性更年期障害に誤診される人もいます。
三0 胸部が痛い。胸部圧迫感がある。胸がしびれる。
この症状があったら、誰もが最初に疑うのは、狭心症など心臓の病気です。ところが、心臓の専門的な検査を受けても、異常が見つからない場合は、自律神経の異常が考えられます。
以上、抜粋終わり
改めて症状だけをまとめて箇条書きにすると
下記になります。
一 頭が痛い、頭が重い。
二 頚が痛い、頚が張る。
三 肩がこる。
四 風邪をひきやすい。
五 ふらっとする。めまいがある。
六 歩いていたり、立っているときなんとなく不安定。
七 吐き気がある。
八 夜、寝つきが悪い。目覚めることが多い。
九 血圧が不安定である。
一〇 暖かいところ、または寒いところに長くいられない。
一一 汗が出やすい。
一二 静かにしているのに心臓がドキドキする。
一三 目が見えにくい。像がぼやける。
一四 目が疲れやすい。または痛い。
一五 まぶしい。または目を開けていられない。
十六 目が乾燥する。または涙が出すぎる。
一七 つばが出やすい。または、つばが出ない。
一八 微熱が出る。(三七度台、時に三八度台も)
一九 下痢をしやすい。または便秘・腹部症状がある。(腹痛など胃腸症状)
二〇 すぐ横になりたくなる。
二一 疲れやすい。(全身倦怠)
二二 何もする気が起きない。意欲がない。
二三 天気の悪い日か、その前日、調子が悪い。
二四 気分が落ち込む。気が滅入りそうだ。
二五 集中力が低下して、一つのことに集中できない。
二六 わけもなく不安だ。
二七 イライラして焦燥感がある。
二八 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
二九 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。
三〇 胸部が痛い。胸部圧迫感がある。胸がしびれる。
ご自分でチェックしてみていかがだったでしょうか?
うつ病の方はかなり複数該当すると思います。
その場合は首こりが原因かもしれません。
近くの理解ある先生を探して
ご相談ください。