今日は第5弾です。
著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。
心の病は排泄物でわかる
精神科の医師はまず脳を第一に考えます。医学部でも「精神病は脳の病気であって、他の部分は原因ではない」というふうに習います。ところが当クリニックの細胞(膜)栄養療法は、「第二の脳」である腸を重要視しています。なぜなら、精神疾患の人は、基本的に腸の環境がよくないことがわかったからです。
子どものころから家庭で和食中心の手づくり料理を食べている、という人が心を病んで診察に来るというケースは少ないといっていいでしょう。精神疾患を抱えている人の多くが、子どものころからの食生活によって、腸内環境がかなり悪くなっています。
腸内環境が悪く、消化吸収が悪い人は、たとえば野菜炒めなど野菜たっぷりの料理を食べても、多くが便として排出されてしまい、脳が栄養不足状態に陥ってしまいます。ですから、最初に腸内環境をよくして、消化吸収能力を高めた状態で正しい栄養をとり入れ、その結果、脳に栄養がまわるという治療法が細胞(膜)栄養療法なのです。
精神障害の人は普通、「頭が痛い」「幻聴が聞こえる」など、頭(脳)の症状を訴えるため、医師は腸に原因があるとは考えません。患者さんは「便秘しています」「1週間大便が出ていません」と訴えますが、彼らの便秘の原因は精神科の薬を長年飲んでいることが原因の場合が多くあります。にもかかわらず、便秘を訴えると便秘薬を処方され、今度は便秘薬がないと排便できない状態になってしまうこともあります。
健康な便は黄色でバナナのような色をしているのですが、腸が健康でない人の便は臭いも非常にきつく、真っ黒で石のようです。
患者さんに尋ねると、症状が出る前に、子どものころから便秘がちであったとか、うさぎのように小さくて真っ黒な便が当たり前だったといいます。つまり、精神科医にかかる前から、腸がおかしかったのです。そして、薬のせいでますます状態を悪化させてしまったのです。
繰り返しますが、「脳腸相関」といわれるくらい、脳と腸には密接なかかわりがあるのです。まずは腸内環境を整えることが、精神疾患を克服する第一歩といえるでしょう。
認知症はそれまでの食生活と関係がある
人は誰でも年をとっていきます。それにともなって脳細胞は減少し、脳全体も萎縮していくことは否めません。しかし、だからといって全員が認知症になるというわけではないのです。この差はどこにあるのでしょうか?
現代の脳科学では、記憶の中枢は側頭葉にあると考えられています。そのなかの海馬の異常が痴呆の因子を握っている、ということが最近の研究で明らかになりました。
老化によるもの忘れはもちろん、アルツハイマー型認知症患者の脳を断層撮影してみると、例外なく海馬の神経細胞が著しく萎縮していることも確認されています。
この萎縮が進行するのは、①脳に乳酸が溜まる。②脳内のリン脂質(レシチン)が半分以下になってしまうからです。そしてこれらの現象は、その人がそれまで続けてきた食生活と大きな関係があるのです。
たとえば、薬物や食品添加物などの化学物質、タバコの煙、アルコールなどは脳のバリア(血液脳関門)の役割を果たす細胞を突破して直接脳に入り込み、細胞を破壊していくと前に述べました。
これらの影響で脳内の乳酸が蓄積し、脳の栄養素であるリン脂質(レシチン)が減っていくわけです。ですから、脳の乳酸の蓄積をとめ、レシチン成分を増やせば海馬の萎縮は食い止められて、認知症は改善するということになります。
しかし、先にあげた薬などには当然そのような効果はなく、摂取するほどますます海馬を傷つけ、症状を進行させてしまいます。
海馬の萎縮を改善し、認知症を治すことは現代医学では不可能とされていますが、本当にそうでしょうか?以前は「一度死んだ脳細胞は二度と再生しない」と考えられていましたが、脳内を活性化させれば細胞は再生し、増えることもわかってきました。つまり、認知症は不治の病ではないのです。
以上、抜粋終わり
アトピーもそうですが、だいたい腸内環境が栄養状態に関係しています。
腸内環境が良ければ、栄養の吸収も良く、
自然治癒力も高い状態を維持できます。
しかし現代人は、
肉食や添加物まみれの食品を摂取しているため、
多くの方は、
腸内環境が良い状態とは言えません。
特に女性に多い便秘なども、
腸内環境が悪いため、
排便機能が悪いのです。
健康な体を作るには、
まず腸内環境を整えなければなりません。
それにはデトックスが必要です。
デトックスには断食が最適です。
まずは無理のない断食から始めることをお勧めします。