うつ病からの脱出ー予防医学の知識を身につけ、自分を守ろう 1ー

今日からは予防医学の知識を身に付けるというタイトルで、どうすれば予防医学の知識が身につくかを勉強して行きたいと思います。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

心の病の原因に目を向けよう
 そもそも、どうして私たちは心の病になるのでしょう。
 たとえば、うつ病の極端な症状があらわれる前には、その陰になんらかの原因や症状が必ずあるものです。心が発するそのようなサイン(「何かいつもと違うな?」というようなもの)を、まわりの人が見逃さないように注意を払う必要があります。
 私たち現代人は日々、さまざまなストレスにさらされていますが、それが病気の原因になる場合が多いのです。
 これらのストレスが、時間の変化とともに総合的なストレスとなって長期間続くと、心身ともに疲れきってしまい、うつ病を発症することも多いのです。
 いまや日常的に使われる「ストレス」という言葉を医学の領域で最初に用いたのは、カナダの生理学者ハンス・セリエです。しかし、セリエ博士は、「ストレスは人生のスパイス」とも表現しており、必ずしも悪いものではないとしています。
 つまり、ストレスは人生において、ときには刺激となりプラスになることも多いわけです。しかしスパイスが強すぎると心身に大きなダメージを与えてしまいますから、適度に保つことが重要です。
 私たちの人生は目標がないと味気ないものになりますが、どう考えても達成不可能な目標を設定してしまうと、心身ともに疲れてしまうでしょう。このことは受験もそうですし、就職や職場においても、また、結婚やマイホームの購入などでも同じことがいえます。
 日常的になってしまったためにあまり気にしていないことが、心の病の原因になっているのです。寝不足や徹夜、毎日といっていいほどのコンビニ弁当、インスタント食品やジュースのとりすぎによる糖分過多、そしてこれまで述べてきたように、さまざまな薬剤の服用などもそうです。
 心の病の本当の原因を探るためには、日常の生活習慣を見直すことが求められます。

脳のエネルギー不足が心の病を引き起こす
 日本には現在、うつ病の患者さんが推定で100万人以上いるとされていますが、これは誤った数字だと思います。というのも、精神科や心療内科を訪れる患者さんの数は、1病院当たり平均50〜100人超といわれているからです。
 もともと日本は小さな島国で、昔から他人の目や噂を気にする国民性があり、何事に対 しても生真面目に一生懸命取り組む傾向があります。自動車が来なくても赤信号を守り、朝の通勤ラッシュでも整然と並んで乗車します。
 会社でも上司の理不尽な要求に耐えるなど、何事においても感情を抑えて我慢してしまう気質がうつ病になりやすいのです。
 ストレスは脳に乳酸がたまった状態だといわれますが、それは同時に脳のエネルギーが一時的に不足した状態でもあり、情動をうまくコントロールできなくなってしまうのです。
 自動車はいったんガス欠しても、再びガソリンを注入すればすぐに走り出します。しか し、もしオイル切れになってしまったらどうでしょう? 動かなくなるだけではなく、メカニズムそのものがダメになってしまいます。
 うつ病をはじめとする精神障害のほとんどは、脳内の潤滑油となるべき神経伝達物質(情報伝達物質=脳内ホルモン)が不足して起きる症状なのです。
 そしてそれは、何度も繰り返しますが、薬では決して元に戻らないのです。また、心理療法や認知行動療法だけでも治りません。不足している脳内ホルモンを補給し、傷ついた脳の神経組織を修復してあげる必要があります。
 向精神薬を使用すると、一時的には症状が改善したように見えますが、それは神経質で敏感になっている組織を鈍感にし、麻痺させただけであって、神経組織の情報伝達の詰まりや、傷ついた箇所が修復できたわけではないのです。

「神経」の太さが精神疾患に関連する
 そもそも精神疾患というのは、神経が細い、こまやかなタイプの人が発症しやすい病気といえます。ここでいう「神経」とは私たちの全身に張り巡らされている神経組織、そのなかでも特に重要な脳神経組織のことです。「神経が細い」「神経が太い」などとよくいいますが、これは医学的な事実に基づいた言葉なのです。
 脳の神経組織のなかには神経伝達物質と呼ばれるホルモンが流れており、その量とバラ ンスを保ちながら必要な情報をやりとりするという、生体活動に欠かせない役割を担っています。
この神経組織の太さは人によって異なりますが、基本的には遺伝によって決定されます。太ければ情報はゆったり流れるためおおらかに、細ければ情報が行き詰まったり、流れにくくなるので繊細で過敏な反応を起こします。「神経組織の太さが基本的な性格を決める」といってもいいでしょう。
 たとえば、誰かに「バカ」といわれたときの受け止め方は、人によって異なるでしょう。脳神経組織の太い人は笑って受け流しますし、細い人は過敏に反応して落ち込んだり怒ったりします。
 私はこれまで、たくさんの精神疾患の患者さんと接してきましたが、真面目で繊細な人 が比較的多いです。そのなかでも、自分の感情を抑え込んでしまう人と、素直で正直すぎるために感情を出しすぎてしまう人の2タイプがあります。
 しかし、脳の神経組織の細い人が全員、精神疾患になるというわけではありません。なる人とそうでない人がいるのはなぜでしょう?

異常、抜粋終わり

心の病の原因は、

・過剰なストレスに対処できない

・食生活に問題があり、脳の栄養が足りなくなる

・くびのコリが原因で脳の血流が悪くなり、結果、脳の栄養障害が起こる

といったことが考えられます。

原因が1つだけだったり、あるいは複合だったりしますが、

きちんと対処すれば回復可能です。

多くの人はストレスが原因と思いがちですが、

脳の栄養障害が原因も多く見受けられます。

これらの対処方法としては、

ストレスの対処方法を身に付ける。

これは考え方や受け取り方を変えるやり方や、

自然があふれる場所で癒されたり、

運動をして汗を流したり、

いろいろ工夫次第でいろんな方法があります。

食事に問題があるなら、

食事の勉強をして、栄養バランスを見直す。

ただし、今のカロリー栄養学はデタラメなので、

参考にしないでください。

あれは食品業界が食べ物をたくさん売るために流されたもので、

あの通りにすると病気になってしまいます。

陰陽のバランスを考えた、養生法の食事療法を参考にされるといいと思います。

首コリが原因の場合は自分でこっている場所を軽くマッサージすることです。

ただしあまり強く揉まないで、さするような感じて軽く揉むようにしてください。

長くても10分ほどで十分です。

1回のマッサージではコリが取れないので、

焦らず毎日コリが取れるまで続けてください。

以上が基本的な予防方法です。

うつ病からの脱出ーこんなにも怖い薬のもたらす負の作用 9ー

今日は認知症についてです。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

高齢者をむしばむ認知症の薬
100歳以上の高齢者が5万人を超える(その80パーセント以上が寝たきりという現実はありますが)超高齢化社会の日本。ここで大きな問題となっているのが認知症です。
認知症には、
①老化によって脳細胞が減少し、脳細胞中のレシチン濃度(30パーセント)が半分の15パーセント以下になり、脳が萎縮していく「アルツハイマー型」
②脳の血管障害から起こる「脳血管性」
③パーキンソン病や感染症など、ほかの病気が原因で引き起こされるもの
の3種類があります。認知症の約60パーセントは「アルツハイマー型」で、世界中で
新薬の研究が進められています。
最近では、「痴呆の進行を抑え、神経細胞が死んでいくのを抑える」という薬・アリセプトを用いた治療が主流のようです。しかし、これはあくまで進行を抑えるもので、改善するものではありません。
しかも、ある期間服用すると効果が見られないばかりか、幻覚症状、興奮、口唇のふるえ、手のふるえなどの副作用がたくさん報告されています。
また、ほかの薬同様、服用を中止すると以前よりもっと病気が進行してしまいます。それがなぜ「特効薬」としてもてはやされているのか、私には理解できません。副作用があらわれたり、服用によって症状が助長されていくことは、向精神薬の薬害となんの変わりもないでしょう。

高血圧なのに精神科にまわされるって、どういうこと?
高齢者はただでさえ代謝が遅いため、子どもなどに比べて薬が抜けにくいのです。また向精神薬の副作用は眠気や頭がぼんやりするだけではなく、筋肉を弛緩させます。そうすると、もともと筋肉のない高齢者は立てなくなったり、歩けなくなったりするわけです。
結果としてQOLが低下し、それまで元気だった人が寝たきりになったり、動かないことで骨がもろくなって骨折しやすくなります。
精神病院に行くとわかりますが、高齢者の歩き方は普通の病院の患者さんよりヨロヨロしています。高齢者が訴える「眠れない」「頭が痛い」「ボーつとする」などの症状は、精神科の症状が亢進したせい、悪化したからだと思いがちですが、薬の副作用であるケースが多いのです。
当クリニックでは、患者さんが処方された薬の副作用の一覧を見せて説明します。
通常、薬局で処方された薬についている紙には、副作用については長くて数行しか書かれていません。これは製薬会社が病院の医師向けにつくったものですが、実は副作用だけ でA4用紙1、2枚になるほどの量です。
 高齢者の場合、骨粗鬆症や高血圧、心筋梗塞、狭心症などの薬の副作用で認知症に似た症状があらわれているのに、精神科医にかかると「はい、認知症です」といわれ、それまで飲んでいる薬に向精神薬が追加されてしまいます。そのため、ますます体の動きも脳のはたらきも異常になってくるのです。
本当は高血圧の薬の副作用で精神疾患に見えるだけなのに、「これは精神科のほうにまわすしかない」と判断し、「これは内科の薬のせいではないから精神科に行きなさい」といわれて精神科に送られ、そこで向精神薬が追加されます。その向精神薬の副作用で眠れなくなったら「不眠ですね」ということで、今度は睡眠薬が出されるというケースがあります。
このように最終的には、精神科にまわされてしまうことが多いというのが現状です。脳 のCTとかMRIを撮っても、脳がやせている以外に何も異常がないからです。腫瘍ができているとか血管が詰まっているなどではないため、精神科にまわされてしまうのです。
当クリニックは、そうした症状は薬の副作用ということがわかっているため、まず減薬を考えますが、たいていの医師はそういう発想をしません。
なかには、いきなり減薬をして症状を悪化させてしまうケースもあり、ただ減薬すればいいというものではありません。私たちがおすすめしているのは現在服用中の薬と服用量はそのままで、それと併行して約3週間から1カ月、症状にもよりますが、毛髪分析によって不足していると思われる神経伝達物質のアセチルコリン、GABA、トリプトファンやDHA/EPA、ビタミン類、ミネラル、アミノ酸、アスタキサンチン等を摂取することです。
そして、約3週間から1カ月後に服用中の薬を約3分の1くらいカットし、それからさらに約3週間から1カ月様子を見ます。改善が見られたら、さらに3分の1をカットし、また様子を見ます。最後に、改善が見られたら残りの3分の1をカットする - つまり完全脱薬です。
ただし、症歴、服薬量や服薬回数、症状、日常の食生活などによって減薬方法、減薬期間が一律ではありません。したがって、完全に脱薬するまでに1年くらいかかる人もいます。
自分勝手に減薬や脱薬をすると、大変危険です。信頼のできる精神科医に必ず相談して実践してください。

症例4 認知症の男性(60代後半)のケース
【来院前】
記憶力が低下し、日づけをよく間違える。一方的に話をする。自営業で、自分の商売に関することや自分の好きなことについてはとめどなく話すが、こちらが聞いたことに対する反応やレスポンスはなく、会話のキャッチボールができない。ほかの病院で認知症と診断されたため、妻と来院。
【服用していた薬】 アリセプト、高血圧だったため血圧降下剤を3種類
【当クリニックのアドバイス】
相続に関する心配事などがあったというのも原因のひとつだが、認知症を促したのは血圧降下剤の服用と考えられた(血圧降下剤の副作用には認知症、パーキンソン病になる可能性がある)。そのため、アリセプトをやめ、血圧降下剤は1種類に減薬。
【当クリニックの食事・細胞(膜)栄養療法】
自給自足で畑仕事をしており、もともと食事は和食中心だったので、さらにバランスよくとれるメニューを提案。また、甘いものが好きで、よく和菓子を食べていたのをやめてもらう。
遠方だったため、当クリニックからサプリメントを郵送。
【当クリニックが処方したサプリメント】K・リゾレシチン、糖鎖、DHA/EPA、 K・リゾレシチン、ビタミンB複合体
【その後の経過】
3週間後に二度目の来院。この時点で、前回のようなどんよりした目ではなく、焦点の合ったしっかりした目つきになっていた。読めなかった新聞も読めるようになり、頭がしっかりはたらくようになっていた。
さらに、降下剤をやめたにもかかわらず、血圧は正常値で安定していた。自営業で体を動かしていたのと、自給自足の生活で畑仕事などをしていたこともよかった。
1年後、ほかの病院で検査したところ認知症が治ったことがわかり、いまでもサプリメントを飲み続けている。

以上、抜粋終わり

認知症が増えている原因について、

最近複数の情報源から、

どうも多剤服用による薬の副作用が関係しているような気がします。

もちろん他にも原因はあると思いますが、

特にお年寄りの方は、自分が飲んでいる薬について、

無頓着な方が多いので、

気がつかないのではないかと思います。

アルミニウムが含まれている薬は結構あるようなので、

一度ご自分が服用している薬に何が入っているのか、

確認することをお勧めします。

映画『大地の花咲き~洞爺・佐々木ファーム”喜び”すべてを繋ぐ~』

妻が観たい映画があるというので、

調べてみると、

十三の第七藝術劇場というところで上映しており、

ちょうど水曜日の夕方から十三でマラソン練習するので、

時間的にも午後の上映で時間が合ったので、

わたしも内容的に興味を持ったので、

久しぶりに映画館に見に行きました。

北海道で自然農法で野菜を育てている方のドキュメンタリー映画で、

現在までの経緯を映画化したものでした。

ユーチューブで予告編がありますのでご覧下さい。

経営者の葛藤や人生観に共感するところが多々有り、

うるうるとくる素晴らしい内容でした。

まだ上映されてますので、

興味を持った方は、

是非、ご鑑賞ください。

デイの遠足

毎週木曜日の午前に家の近くのデイサービスに鍼灸治療に行かせていただいているのですが、

今週は春と秋の年2回あるうちの秋の遠足でした。

まず、参加は車でポートタワーホテルに移動し、

ホテルで昼食をしました。

バイキングでした。

ホテルにしたらリーズナブルな価格の上に、

種類は多く、味も大変美味しかったです。

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昼食後、すぐ南側にある遊覧船乗り場に移動し、

ファンタジー号とかいう船に載り、

湾内を遊覧しました。

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自分個人では乗らないだろうと思うような遊覧だったので、

珍しく感じたのと、

海からの景色が最高でした。

本当に充実した1日をデイのスタッフや利用者さんと一緒に過ごさせていただき、

感激な日でした。

うつ病からの脱出ーこんなにも怖い薬のもたらす負の作用 8ー

今日は統合失調症の例です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

症例3 統合失調症の男性(20代後半)のケース
【来院前】
友人が1人もおらず、独り言が多く、右目にチックの症状がある。高校生のときに統合失調症を発症、自分の感情がコントロールできなくなって家のなかで暴れ回り、外にも聞こえるような大声を上げることもあった。
そのような行動を自分自身で冷静に認識していながらも、抑えることができなかった。学校の授業にもついていけなくなり、過去にいわれて傷つけられた言葉が幻聴となって聞こえてくるようになった。
寝つきが悪く、悪夢を見ることもあり、早朝に目が覚めてしまうため、睡眠不足の毎日が続く。病院へ行くと措置入院(精神科保健指定医の判断で行われる強制入院)となり、そこで薬物治療を受ける。退院後も薬物療法は続いていた。
やがて高校を中退、数年間の薬物治療ののち、彼自身の希望により薬を断つことができた。しかし、依然ひどい幻聴と独り言、気分の激しい浮き沈みなど薬の離脱症状が続いていた。当クリニックには2週間に一度のペースで来院。
【服用していた薬】リスパダール、ジプレキサ、コントミンなど
【当クリニックのアドバイス】
神経組織を修復するK・リゾレシチンなどのサプリメントの摂取、自律神経系を整ぇるためにウオーキングなどの有酸素運動を毎日するようにすすめる。
イライラしたときは、まず水を飲み、それからバナナを食べるように指導。
【当クリニックの食事・細胞(膜)栄養療法】
①1日に10杯飲んでいたコーヒーと紅茶を、麦茶やミネラルウオーターなどに変える。
②食の白砂糖を使った甘い菓子やスナック菓子を避け、バナナなどの果物をとる。
③できる限り和食にして、発芽玄米や野菜を多くとる。
④牛乳の代わりに豆乳を飲む。
【当クリニックが処方したサプリメント】K・リゾレシチン、糖鎖、ビタミンB複合体、DHA/EPA、ノーフラッシュナイアシン(ビタミンB3)、GABA、CoQ10、亜鉛
【その後の経過】
細胞(膜)栄費療法を開始すると同時に、気分転換のため1日30分〜1時間程度の散歩を開始。途中、数回のプラセンタ点適も行ったところ、2カ月後には悪夢を見なくなり、熟睡できるようになった。しかし幻聴はまだ聞こえていた。
5カ月後、表情がかなり明るくなり、感情もコントロールできるようなって、大声を出したり暴れなくなった。幻聴はときどきあるものの、ほとんど気にならなくなる。
以前は「友だちが1人もいない」といっていたが、カウンセリングではとても楽しそうに「先週、友だちとお酒を飲みに行きました」と語るようになった。
細胞(膜)栄養療法を始めて1年4カ月ほどが経過したころ、配送会社にアルバイトとして採用され、週3回、仕分けの仕事に従事。
元来の優しく真面目な性格が職場では重宝がられ、人づきあいが苦手でずっと友だちができなかった彼だが、職場でたくさんの友人に囲まれるようになった。
その後、カウンセリングの必要もなくなり、サプリメントを数種類に減らしながら継続中。現在ではボランティア活動に積極的に参加し、全国を駆け回っている。さらには経営コンサルティングの勉強を始め、英会話学校にも通い、世界中で活躍するという夢に向かって歩き続けている。

彼はもともと甘い食べ物が好きで、チョコレート、大福、ケーキ、クッキーなどを毎日常食し、コーヒーを1日10杯ほど飲んでいました。
白砂糖を過剰摂取すると「低血糖症」(血糖値が極端に下がり、精神的に不安定となってイライラしたり怒りっぽくなる)によって、精神に悪影響を与えます。
また、白砂糖を代謝するためにたくさんのビタミンBlが消耗されます。ビタミンBlは、神経系と精神の過剰な興奮状態を穏やかにするはたらきがあります。十分にビタミンBlを 摂取していないのに甘い葉子やジュース、スナック菓子をとり続けていると、落ち着かず、興奮性が増し、ケンカ早くなったり、意味もなく暴れたり大声を出したりするようになります。
カフエインは、内分泌系にはたらきかけて肝臓に蓄えられたブドウ糖を放出させるため、一時は思考がはっきりしたように感じます。しかし、一方では内分泌系(副腎)を著しく疲労させるため、結局ストレス耐性を弱めてしまうのです。
そのため、コーヒーなどカフェインの多く含まれた食品を日常的にとっている人はストレスをためやすく、神経質で精神的に不安定になりやすい傾向があります。
カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、コーラやココア、チョコレートなどにも多く含まれています。これらが好きな人は適量をはるかに超え、知らず知らずのうちにカフェイン過多になりやすいので注意しましょう。
また、カフェインはビタミンBlを大量に消費することでも知られています。さらに、ストレスに対抗してくれる貴重な栄養素であるビタミンC、亜鉛なども奪ってしまいます。
今回の症例は、甘いものやコーヒーを控え、サプリメントで栄養補給をしたことで精神状態が劇的に改善しました。つまり、食べ物のとり方に症状の原因があり、幻聴や衝動行動が起きたと考えられます。
しかし、病院では食事に関する指導はなく、ひたすら向精神薬を処方していました。そのため、根本的な原因が解決されないまま、脳の神経細胞が薬と食習慣によってさらに傷を負ってしまったのでしょう。
彼のように、誤った投薬をされている患者さんは少なくありません。薬を処方した医者は「一生薬を飲んでいれば普通の生活ができます」といったそうです。
いわれたとおりに薬を飲んでいるあいだも恐ろしい幻聴は消えることはなく、副作用に苦しみ、勉強もできないのですから、とても普通の生活とはいえないでしょう。
薬を飲み続ける限り、副作用はつきものです。しかも、多剤多量の服薬は肝機能やその他の臓器にも悪い影響を与えるのです。

以上、抜粋終わり

この症例も原因は食事にありました。

精神疾患の根底にある原因は、ほとんど食事にあります。

甘い物の食べ過ぎににより、低血糖症を引き起こしているのです。

しかし、本人だけでなく、医者もその事実に気づかないため、

精神疾患にされてしまうのです。

うつ病と診断されるのか、

統合失調症と診断されるのかは、

その医者の判断による違いだけなのです。

だから何度でも提案しますが、

まず、日常の食事の内容を見直すことから始めてください。

マラソン定期練習会

いつも鍼灸の勉強会が第3日曜日にあるのですが、

その勉強会のあった週の水曜日の毎月午後、

マラソン同好会のような感じの有志による練習会をしています。

参加者全員マラソン大会が近いので、

一昨日の練習会は調整練習となりました。

目の見えない先生の伴走を務めてくださる方も一緒に参加くださり、

総勢7名となりました。

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1時間半ほど練習したあと、

いつものように温泉に浸かり、

汗をながしたあと、

懇親会をして解散しました。

いつもながら充実した時間を過ごして満足でした。

コスモス畑

昨日畑に水をやりに行った時に撮った写真です。

畑の隣がコスモス畑になってます。

綺麗ですね。

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うつ病からの脱出ーこんなにも怖い薬のもたらす負の作用 7ー

今日はうつ病の症例です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

症例2 うつ病の女性(10代後半・高校生)のケース
【来院前】
 彼女は幼いころからストレスを受けやすい子どもだったという。毎日たくさんの酒を飲み、タバコを吸う父親を快く思っていなかったため親しみがもてず、同居している父方の祖母に対しても同様の思いだった。動揺しやすい性格で、月経前にはイライラと不安に襲われ、ひどい生理痛に毎回耐えていた。
 高校2年生のとき、とうとう電車に乗ることが怖くなり、不登校に。抱えているストレスを発散するためか、無意識に過食に走る。やがてテレビを観ることさえ面倒くさくなり、ついにはリストカットをしたため、病院で薬物療法を行うことになった。
薬物療法を始めてから、夜中の過食はなくなったものの、激しい頭痛、めまい、腹痛、気持ちの大きな浮き沈み、吐き気、臭いへの過剰反応、うつ、強烈な眠気などの副作用に苦しむ。また、祖母の独り言にも過剰に反応し、独り言が始まるとイライラ して自分で抑えようとしても、どうしようもなく怒りがこみあげてくる。
【服用していた薬】 デブロメール (50mg)、デパケン(100mg)、ワイパックス(0・5mg)
【当クリニックのアドバイス】
 彼女が当院で細胞(膜)栄養療法を始めた時点で、すでに不眠はなく、過食も収まっていたため、すぐに減薬をスタート(しかし睡眠時間帯は深夜3時〜正午までと生活のリズムの崩れがあった)。
 食事の改善+サプリメント摂取をきちんと実践したうえで、まず服用していたデブロメールをやめる。その代わりにサプリメントを摂取したが、1週間後のカウンセリングでは、気分や体調に変化はなかった。
【当クリニックの食事・細胞(膜)栄蕾療法】
①甘いもの(チョコレート、クッキー)、白砂糖を控える。
②洋食を和食にして、玄米だけではなく野菜や海藻、魚をおかずにする。
 おやつなどでどうしても甘いものが食べたいときには、バナナやふかしたさつまいも、クルミなど無添加のナッツや小魚を食べるようにアドバイス(バナナには睡眠を促すトリプトファンが豊富なため不眠症にもよい)。
 また、ジュースは糖分の多い100%還元ジュースではなく、酵素の含まれているストレートジュースに切り替える。甘いものは砂糖ではなく、糖鎖の多いメープルシロップ(楓の樹液を濃縮したもの)やオリゴ糖などに変えるようにする。
【当クリニックが処方したサプリメント】K・リゾレシチン、ビタミンB複合体、ナイアシンアミド、DHA/EPA、月見草オイル
【その後の経過】
 さらに1週間ほど経つと、急激な体調の変化が見られるようになった。まず、頭痛とめまいが消え、テレビを観られるようになり、電車に乗れるようになった。家事を手伝うこともできるようになり、自分でも調子がいいことに気づき、昼まで起きられなかったのに朝8時には起きられるようになった。
 そこで、デパケンを抜き、さらにその10日後にワイパックスを抜く。
 家族との会話ではまだイライラすることがときどきあるものの、確実にうつ症状は軽くなり、頭痛はほとんど起こらなくなっていた。
 結局、わずか1カ月足らずで3種類の向精神薬とその副作用から解放された。精神症状が軽くなるのと同時に、頭痛と生理痛もほとんどなくなり、少しずつ机に向かえるようになった。
 冬休み明けの登校日には学校へ行くことに。不安な気持ちで当日を迎えたものの、何度もためらいながらも教室に入ることができた。クラスメイトがみんなやさしく彼女を迎え入れてくれたため、友だちと一緒に過ごす楽しさを実感する。
 それからもストレスを感じると腹痛を起こすことがあったが、そんなときはDVD を観ながら踊っているうちに治ってしまうなど、ストレスと上手に付き合う方法を覚えた。
 薬をやめてからは集中力がかなり増し、勉強が楽しくなったという。親の期待する大学ではなく、自分が夢をかなえるための大学への入学をめざし、現在勉強中。

 思春期を迎えるころに軽いうつなどを発症するケースは、珍しくありません。第二次性徴期にはホルモンの分泌が大きく変わり、自律神経に影響を及ぼしやすくなるためです。
 症例の彼女は月経の際に激しい痛みをともなうことから、性ホルモンバランスを崩しやすい状態にあったことがわかります。
 脳の視床下部は、女性ホルモンを分泌させる司令塔の役割がありますが、同時に自律神経や感情をもコントロールしています。そのため、卵巣の未発達や機能低下などにより、ホルモン分泌が正常にいかない場合、視床下部は混乱して自律神経や感情をうまく制御できなくなります。これは、思春期や更年期に精神疾患を発症する原因のひとつと考えられています。
 この症例では、第4章で詳しく紹介するK・リゾレシチンと月見草オイルで、ホルモンの分泌をあるべきレベルに調整しつつ、食事療法とその他のサプリメントで精神を安定させていき、そのうえで服薬を少しずつ減らしていきました。
 病院へ行って「うつだ」と訴えると、簡単に安定剤などを処方してもらえますが、安定剤ではうつの本来の原因を取り除いたことにはならず、彼女のように副作用に苦しむことになるかもしれません。その副作用を抑えるための投薬がさらに増えることにもなりうるのです。
 幸い、彼女は3種類の薬を短期間服用しただけで「薬は治らない」と判断し、細胞(膜)栄養療法に切り替えた結果、1カ月で薬から解放されました。しかし、薬の服用が長期にわたったり、種類が増えるほど、回復には時間がかかる傾向があります。
 薬に頼るのではなく、人間がもともともっている治癒力を引き出すためには、すぐにでも細胞(膜)栄養療法による治療を始めたほうがいいでしょう。

甘いものやカフェインの過剰摂取には要注意
 甘いものは疲れたときに食べると気持ちを落ち着かせてくれるように感じますし、仕事に行き詰まったときのコーヒーは気分をリフレッシュしてくれるように感じます。適量の甘いものは、足りなくなったブドウ糖を脳や筋肉に補給してくれるため、気持ちが落ち着き、すっきりするのです。また、コーヒーに含まれるカフェインは、アドレナリン分泌を促すためのエネルギー代謝ややる気か促進されます。
 しかし、これらは少量ずつ上手にとる必要があります。甘いものもコーヒーも、ほどほどの量にしておかないと、マイナスの作用を及ぼすことがあるのです。

以上、抜粋終わり

うつ病の方はだいたい食事内容に問題がある方が多いようです。

特に甘いものが好きで、

毎日甘いお菓子を食べていたり。

だから食事の内容を改めるだけで、

かなり症状が改善してきます。

今日明日というように、

今変えたから、すぐに劇的に変わるというようなことはありませんが、

しかし、1週間単位でみていけば、

必ず変わってきます。

ただでできる治療ですから、

騙されたと思って、

是非食事内容を勉強して、

正しい食べ方をしてください。

うつ病からの脱出ーこんなにも怖い薬のもたらす負の作用 6ー

今日は精神疾患の症例や食品添加物の問題、多剤併用についての話です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

症例l ADHD(注意欠陥多動性障害)の女児(6歳)のケース
【来院前】
 小学校に入学したばかりですぐ登校拒否に。それでもムリヤリ登校させているうちにノイローゼ状態となり、精神科の診察を受け、2種類の向精神薬を処方される。
 服用開始間もなく、あまりの副作用に苦しみ、薬をやめる。住まいが遠方だったため、当クリニックのカウンセリングを電話(要予約)とメールで受ける。
【服用していた薬】 ストラテラ、コンサータ
【当クリニックのアドバイス】
 日常的な食事や、どんなおやつを食べているかなどを具体的に尋ねると、甘いものやジュースなど好きなものだけを食べていることがわかった。野菜も卵も食べないというので、バランスのとれたメニューにすることを提案。
 同時に、いままで女児に対して親は注意することが多かったがそれをやめ、登校などができたときははめてあげる、スキンシップをするなどで精神的な安定感を与えるようにする。さらにK・リゾレシチン(詳しくは第5章)などサプリメントをとることで偏食が収まるので、摂取をすすめる。
【当クリニックの食事・細胞(膜)栄養療法】
サプリメントをとり始めると、いままで食べられなかった野菜サラダや卵かけごほんなどが食べられるようになった。ジュースや甘いものを排除し、和食中心のメニューに切り替える。児童だったため、野菜炒めやトマトときゅうりのサラダなど、食べられるメニューにするように指導。毛髪検査(郵送してもらった)により、足りない栄養素をサプリメントでとることにする。
【当クリニックが処方したサプリメント】K・リゾレシチン(2包を1日3回)、糖鎖(朝 l包、夜l包)、マルチビタミン・ミネラル(朝1粒、夜1粒)、GABA、トリプトファン、ペプチド
【その後の経過】
 サプリメントのK・リゾレシチンの摂取を開始(1日1個)すると、食べ始めたとたんにキレることがなくなる。それでも登校しょうとはせず、集中力もなく、わがままし放題の状態が続く。
 K.リゾレシチンを始めてから2週間経過すると、目つき、顔つきが別人のようになり、食事もおいしそうにたくさん食べるようになった。たまにキレることはあるものの、以前のようにむちゃくちゃに暴れることはなくなったという報告を母親から受ける。
 3週間後には元気で登校するようになり、食事も好き嫌いなくなんでも食べるようになった。「書く字まできれいになった」と母親は喜んでいた。
 大人であれば回復まで半年から1年かかるのだが、当クリニックにかかる前に薬をやめていたのと、子どもは回復が早いため1カ月しかかからなかった。

食品添加物には注意が必要
 子どもたちに対する薬物投与と同じようなことが、実は日常的に行われています。それが食品添加物です。スナック菓子やファストフードなどを毎日のように食べることで、薬物投与と同じような結果になってしまうケースがあります。
 イギリスのサザンプトン総合病院のジョン・ワーナー博士は、277人の未就学児童を対象にした研究により、人工着色料や防腐剤などの食品添加物を含む食事を摂取すると、ADHD (注意欠陥多動性障害)が大幅に増加するという報告をしています。
 また、アメリカで凶悪犯罪を犯した少年たちの多くが、冷凍ディナーやファストフード、ジャンクフードなどを大量に食べていたことも、毛髪検査によって明らかにされました(日本では、死刑になった連続幼女誘拐殺人事件の犯人が、毎日インスタントラーメンやスナック菓子を食べていたことは有名です)。
 天然のものであれば腐って当然なのに、いつまで経っても腐らない -。このことひとつとっても「不自然」なものを、子どもたちは食べているといえます。
 現代社会の食生活において、食品添加物を避けて通ることはたいへん難しいでしょう。しかし、なるべく質のよい食材を選ぶ努力をすることはできます。
 子どもたちを薬害から守るのと同様、食品添加物にも注意が必要なのです。

ホルモンバランスが崩れやすい思春期に避けたい多剤併用
 ホルモンが活発になる思春期に薬を使うと、鎮痛剤のようなはたらきで女性の場合、月経の痛みが緩和します。しかし、多剤併用すると、場合によっては月経のリズム、ホルモンのリズムが不規則になるため、体が弱っていきます。副作用に対する抵抗力も乱れるでしょう。
 また、精神科の薬は血糖値が上がり太る傾向があるため、それを気にして拒食症になったり、ダイエットを始めるのも思春期です。
 薬のせいで脂質異常になったり、コレステロールの代謝もおかしくなってしまうので、それまでスリムでかわいらしかった女の子も、薬を飲んでいるうちに半年後には見違えるほど太ってしまうこともあります。思春期は特に見た目が気になる年齢ですから、太ったことがいやで、あるいは太ったことでいじめられて不登校になる子どもたちも少なくありません。
 さらに、薬を飲むと副作用で眠くなりますから、眠気をとるためにコーヒーやお茶などを飲みます。そうすると全身のミネラルの代謝が異常になり、亜鉛不足を起こすようになります。それが味覚障害を引き起こし、たとえば出汁の味などがわからなくなってくるため、和食をまずいと感じるようになります。
 そうなると、家で母親がつくるバランスのとれた食事より、味の濃いパスタやハンバー グ、焼き肉などを求めるようになります。濃い味を求める子どもは、手軽に手に入る香辛料の効いたスナック菓子や菓子パンばかり食べ始め、それで「太るから」といってますます家の食事を拒否するようになるという悪循環になります。

以上、抜粋終わり

精神疾患の患者に限らず、

現代人はほとんどの人の食事や間食に問題があります。

農薬まみれの野菜、

飼育過程で大量に投入される抗生物質やホルモン剤で育てられた肉や魚、

添加物が入った加工食品、

砂糖が入ったお菓子、

害のない食べものを探すことが困難な状況です。

このような食べものを毎日食べていたらいずれ病気になってしまいます。

特に、成長期の子どもは反応がはやいため、おかしくなってもあたりまえです。

自分の家族の安全を守るためには、情報が大切です。

テレビはスポンサーの関係で本当のことは報道されませんから、

インターネットや著書などから自分自身が真実だと思える情報を探してください。

それが我が身を守ることや家族を守ることになります。