うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 5ー

今日は第5弾です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

心の病は排泄物でわかる
 精神科の医師はまず脳を第一に考えます。医学部でも「精神病は脳の病気であって、他の部分は原因ではない」というふうに習います。ところが当クリニックの細胞(膜)栄養療法は、「第二の脳」である腸を重要視しています。なぜなら、精神疾患の人は、基本的に腸の環境がよくないことがわかったからです。
 子どものころから家庭で和食中心の手づくり料理を食べている、という人が心を病んで診察に来るというケースは少ないといっていいでしょう。精神疾患を抱えている人の多くが、子どものころからの食生活によって、腸内環境がかなり悪くなっています。
腸内環境が悪く、消化吸収が悪い人は、たとえば野菜炒めなど野菜たっぷりの料理を食べても、多くが便として排出されてしまい、脳が栄養不足状態に陥ってしまいます。ですから、最初に腸内環境をよくして、消化吸収能力を高めた状態で正しい栄養をとり入れ、その結果、脳に栄養がまわるという治療法が細胞(膜)栄養療法なのです。
 精神障害の人は普通、「頭が痛い」「幻聴が聞こえる」など、頭(脳)の症状を訴えるため、医師は腸に原因があるとは考えません。患者さんは「便秘しています」「1週間大便が出ていません」と訴えますが、彼らの便秘の原因は精神科の薬を長年飲んでいることが原因の場合が多くあります。にもかかわらず、便秘を訴えると便秘薬を処方され、今度は便秘薬がないと排便できない状態になってしまうこともあります。
 健康な便は黄色でバナナのような色をしているのですが、腸が健康でない人の便は臭いも非常にきつく、真っ黒で石のようです。
 患者さんに尋ねると、症状が出る前に、子どものころから便秘がちであったとか、うさぎのように小さくて真っ黒な便が当たり前だったといいます。つまり、精神科医にかかる前から、腸がおかしかったのです。そして、薬のせいでますます状態を悪化させてしまったのです。
 繰り返しますが、「脳腸相関」といわれるくらい、脳と腸には密接なかかわりがあるのです。まずは腸内環境を整えることが、精神疾患を克服する第一歩といえるでしょう。

認知症はそれまでの食生活と関係がある
 人は誰でも年をとっていきます。それにともなって脳細胞は減少し、脳全体も萎縮していくことは否めません。しかし、だからといって全員が認知症になるというわけではないのです。この差はどこにあるのでしょうか?
 現代の脳科学では、記憶の中枢は側頭葉にあると考えられています。そのなかの海馬の異常が痴呆の因子を握っている、ということが最近の研究で明らかになりました。
 老化によるもの忘れはもちろん、アルツハイマー型認知症患者の脳を断層撮影してみると、例外なく海馬の神経細胞が著しく萎縮していることも確認されています。
 この萎縮が進行するのは、①脳に乳酸が溜まる。②脳内のリン脂質(レシチン)が半分以下になってしまうからです。そしてこれらの現象は、その人がそれまで続けてきた食生活と大きな関係があるのです。
 たとえば、薬物や食品添加物などの化学物質、タバコの煙、アルコールなどは脳のバリア(血液脳関門)の役割を果たす細胞を突破して直接脳に入り込み、細胞を破壊していくと前に述べました。
 これらの影響で脳内の乳酸が蓄積し、脳の栄養素であるリン脂質(レシチン)が減っていくわけです。ですから、脳の乳酸の蓄積をとめ、レシチン成分を増やせば海馬の萎縮は食い止められて、認知症は改善するということになります。
 しかし、先にあげた薬などには当然そのような効果はなく、摂取するほどますます海馬を傷つけ、症状を進行させてしまいます。
 海馬の萎縮を改善し、認知症を治すことは現代医学では不可能とされていますが、本当にそうでしょうか?以前は「一度死んだ脳細胞は二度と再生しない」と考えられていましたが、脳内を活性化させれば細胞は再生し、増えることもわかってきました。つまり、認知症は不治の病ではないのです。

以上、抜粋終わり

アトピーもそうですが、だいたい腸内環境が栄養状態に関係しています。

腸内環境が良ければ、栄養の吸収も良く、

自然治癒力も高い状態を維持できます。

しかし現代人は、

肉食や添加物まみれの食品を摂取しているため、

多くの方は、

腸内環境が良い状態とは言えません。

特に女性に多い便秘なども、

腸内環境が悪いため、

排便機能が悪いのです。

健康な体を作るには、

まず腸内環境を整えなければなりません。

それにはデトックスが必要です。

デトックスには断食が最適です。

まずは無理のない断食から始めることをお勧めします。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 4ー

今日は第4弾です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋います。

たんばく質は魚でとろう
現代人は炭水化物は比較的ちゃんととっていますが、たんばく質が足りません。また、同じたんばく質でも豆腐やみそ汁など大豆系のものはとっていても、魚はなかなか食べないようです。
たんばく質が足りないと、脳は「栄養が不足している」と判断するため、たいてい甘いものに走ってしまいます。手近にある食べものといえば、スナック菓子やチョコレートなど、つい甘いものに手が伸びてしまうのです。
その人のストレスの度合いや体質にもよりますが、たんばく質は男性なら1日70〜80グラム、女性なら60〜70グラム、なるべく肉より魚でとるようにすすめています。1日に、だいたい体重と同じ数字のグラム数(体重50キロならたんばく質50グラム)をとるようにしてください。
肉でも、豚のバラ肉やひき肉はけっこう脂が多いため、たとえばハンバーグが好きという人は余計な脂をとりすぎてしまいます。ですから、どうしてもひき肉が食べたいときは、鳥の胸肉のひき肉に豆腐などを混ぜた豆腐ハンバーグをすすめています。
こういった良質のたんばく質を含んだ食事は、細胞(膜)栄養療法の根幹ともいえます。なぜなら、細胞膜は50パーセントがたんばく質、40〜50がリン脂質(レシチン)でできているからです。
しかし、たんばく皆を理想量摂取するのはなかなか難しいため、サプリメントで補う必要があるのです。
足りない栄養素はサプリメントで補給するということは、多くのクリニックでもやっています。当クリニックの細胞(膜)栄養療法の特徴は、食事指導のほかに細胞膜を強化するということでK・リゾレシチンをすすめていることです。
そうすることによって細胞膜が活性化し、回復が早くなるのです。
ですから、ほかのクリニックで1年かかって治るものが、当クリニックでは半年で回復するというケースがあります。

「第二の脳」といわれる腸に着目
私たちは、栄養である食べ物を口からとり入れますが、その食べ物は胃腸によって消化されます。腸といえば、食べ物を消化するだけ、と思っている人が少なくありませんが、腸には私たちの健康のカギを握る重要な役割があるのです。

消化・・・腸の役割としてよく知られているのが、胃とともに食物を分解し、吸収する機能です。栄養素のほとんどは腸で吸収されていま
すから、腸が機能しないと人は生きていくことができないのです。
免疫防御・・・腸には多くの免疫細胞が集まっていて、外から侵入してくる有害な物質を追い出す免疫防御の機能を果たしています。この機
能がしっかりはたらいている限り、さまざまな病気を防御できます。腸の免疫防御機能がはたらいてこそ、自然治癒力を高く保
てます。
解毒・・・免疫防御は、広い意味では解毒といえるでしょう。解毒の機能を果たす器官といえば肝臓ですが、肝臓の負担を軽減させているの
が腸です。私たちの口をとおして外から入ってくる有害物質は、まず腸が免疫防御機能でブロックします。そのブロックしきれな
かったものだけが肝臓に送られ、解毒されるわけです。
つまり、腸が正常に免疫防御の機能を果たせなければ、肝臓にたくさんの有毒物質が送 られて多大な負担がかかり、最悪の場合
、病気になってしまいます。肝臓の病気は心臓や呼吸器の病気を誘発しますから、腸が免疫防御・解毒の役割を果たすことで、
さまざまな病気を防いでいるといっていいでしょう。
セロトニンの生成・・・腸は、先述したセロトニンを生成することができます。このセロトニンが脳に送られることで、人は幸せを感じてい
るのです。

これらのことを、腸は脳の指令なしに自分の判断で行っています。状況に応じて解毒作用をしたり、肝臓や膵臓などほかの器官に指令を出し、適切な処理法を決定するのです。
これは、脳以外の臓器では非常に珍しく、全身麻酔をかけられても、脊髄損傷で脳死状態になっても、腸が正常にはたらき続けるのはそのためなのです。腸にトラブルや病気があると、この独自の判断能力に支障をきたし、当然、体内システムにも影響します。ですから腸は、「第二の脳」と呼ばれ、「脳腸相関」という言葉があるほど、脳と腸は密接な関係があるのです。
しかも、研究が進むにつれ、脳内の神経伝達物質「セロトニン」が、腸にもあることがわかってきました。なんと全体の約90パーセントものセロトニンが、腸内に集中しているというのです。
正しい食生活をし、腸が適切に機能していれば、セロトニンが不足することはありません。ですから、腸の免疫機能を高めるためにも、腸内環境を整えることの大切さがわかります。このような腸の免疫機能を促進させるのが、120兆を超える腸内細菌ですが、抗生物質などの薬は、これら腸内細菌にダメージを与えてしまいます。
このことから考えでも、薬を飲むことのデメリットがうかがえます。「脳腸相関」ですから、細胞(膜)栄養療法で日ごろから正しい食生活を心がけることが、腸に、ひいては脳にもよい影響をもたらすのです。

以上、抜粋終わり

栄養の取り方にはいろいろな方法があるので、

自分で調べて、

一番良いと思う方法を選んで実践してください。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 3ー

今日も同テーマの第3弾です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

具たくさんの一人鍋 - 簡単にできるところから始めよう
 当クリニックでは、まず砂糖のとりすぎをやめ、和食を中心にした手づくりのものを食べるようにすすめています。
 また、手の込んだものではなく、一人暮らしの男性でもできるような食事を提案しています。いまはたいていのキッチンに魚を焼くグリルなどが設置されていますが、一人暮らしなどでは掃除が大変なためあまり使わない人も多いようです。
 そういう場合、あたためたフライパンにオリーブ油を薄く引いて魚を置き、塩を振って鍋のふたをかぶせると簡単に蒸し焼きができ、あまり手間をかけずに魚が食べられます。
病 気を抱えている家族がいると、みんな疲れ果てているため料理などつくる気力もなく、コンビニなどで買ってきた食品が多くなりがちです。ですから、まずK・リゾレシチンなどのサプリメントでちゃんとしたものを食べられるように体を立て直しながら、手づくりのものを食べるように指導します。
 重い症状の患者さんは、たいてい家族と同居していますから、家族にこのようなアドバイスをするケースが多いのです。
 一人暮らしで病気になってしまった場合、手づくりの料理は難しいかもしれません。そこで、私どもでは「できるところから」「できる範囲で」食生活を改善するようなアドバイスをしています。「ごほんは炊けますか? ごほんとみそ汁ができれば大丈夫ですよ」と、炊飯器で発芽玄米入りのごほんを炊き、具たくさんのみそ汁をつくるようすすめています。
 おかずであれば、一人用の鍋にできるだけ野菜を入れて食べるようなものがいいでしょう。小さな鍋に水を入れて、キャベツでもなんでも葉野菜をちぎって入れて、豆腐を加えた簡単なものでいいのです。当クリニックで、サプリメントのみならず、天然だしなどをおすすめしているのは、そのためでもあります。

イライラしたらバナナを食べよう
 当クリニックでは多くの患者さんたちにバナナをおすすめしています。安くてすぐ食べられる「甘いもの」だからです。バナナにはマグネシウム、セロトニン、カリウム、カルシウム、鉄分、マンガン、銅、カロテン、ビタミンC、パントテン酸、葉酸、ビタミンB群、トリプトファンなどが含まれており、栄養満点です。
 ですから、「イライラしたらバナナを食べなさい。50分で治まりますから」とアドバイスしています。テレビでテニスの試合の合間や、マラソンでは給水所に置いてある小さいバナナを食べながら走っているのを見たことがある人もいるでしょう。そのくらいバナナは優秀な果物なのです。バナナ以外でトリプトファンの多い食材として、かつお、しいたげ、こんぶ、いりこ(煮干し)、ナッツがあげられます。頭文字をとって「かしこいな」と覚えてください。
 繰り返しますが、イライラしたら、まず水を飲み、それからバナナを食べれば治まっていきます。それプラス、レシチンやビタミンB群のサプリメントをとれば理想的です。
 甘いものをとるのならフルーツ、女性であればガレットをすすめています。豆乳で溶いたそば粉(そばアレルギーなら米粉)をオリーブオイルで焼いたものにバナナなどを包んでメープルシロップをかければ簡単につくれます。

高齢者はたんばく質不足になりやすい
 若者はパスタなど洋食を好みますが、高齢者は「とにかくなんでもいいから食べればいい」と考えがちです。たとえば、「ごはんとつくだ煮とみそ汁で毎日過ごしています」といったケースで、和食はいいのですが、バランスを欠いています。昼などもコンビニのおにぎりですませるなど、相対的に炭水化物が多く、たんばく質が不足している人が少なくありません。たんばく質をとるには、納豆、豆腐は半丁から一丁、卵、魚。これを毎日食べるのが理想です。肉であれば赤身にして脂身を控えたほうがいいでしょう。
 特に、揚げものは控え目に。コンビニやスーパーの総菜コーナーでは烏の唐揚げや天ぷ らなど揚げものが多く、つい手を伸ばしてしまいがちですが、たんばく質不足に陥りやすいので注意が必要です。
食事にお金をかけなくなり、「野菜とみそ汁だけ食べていればいい」と考えてしまう高齢者もいるようです。海藻をほとんど食べず、たんばく質もとらないでいると、栄養のバランスが偏り、その人の一番弱いところに病気として出てきます。

以上、抜粋終わり

毎日の食事のこととなるとほんと大変です。

私もほぼ毎日食事を作っているので、

献立を考えるのが大変です。

それにスーパーの食品は添加物だらけですから、 

食材選びも大変です。

野菜は農薬の問題があり、

肉は飼育家庭で大量に抗生剤、ホルモン剤が盛られるので、危険ですし、

魚は場所によっては放射能問題がからんできます。

だから何を食べないかという選択が必要になってきます。

それと併せていかにデトックスするかも重要です。

どうのように栄養を取るかは自分できちんと調べて、

どの食材を選ぶのかをきちんと選択してください。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 2ー

今日は昨日の続きです。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

体にいいものを「まずい」と感じる現代人
 現代人は、子どものころから添加物の多いものを食べているため、亜鉛不足で味覚障害の人が増えています。そういう人は、和食などきちんとした手づくり料理を「まずい」と感じてしまう傾向があります。刺激が強く、味の濃い食べ物に馴れてしまっているからです。
 つまり、健康的な食べ物を「まずい」と感じ、添加物の多い外食メニューやスナック菓子を「おいしい」と感じてしまうのです。
 そんな味覚異常を元に戻すためには、亜鉛のサプリや牡蛎、はまぐりを食べることをおすすめしています。
 予防医学を念頭に、病気になりにくい体、病気になってもすぐに回復する体、健康を維持する体にしたいなら、少しでも細胞にいいものを食べるよう心がけましょう。

細胞(膜)が活性化する簡単レシピ
【納豆+みそあるいは塩麹】
市販されている納豆のパックについているタレを、みそや塩麹に替えてみましょう。また、すりごまやねぎを加えるとさらに理想的です。
【無調整豆乳+すりごま+きな粉+バナナのジュース】
甘味がほしいときは、白砂糖ではなくオリゴ糖やメープルシロップを足しましょう。
【納豆チャーハン】
発芽玄米を混ぜたごはんで、納豆や刻んだパプリカ、ねぎなどを加え、オリーブオイルで炒めて塩、コショウ、しょうゆで味つけします。
【アボカドと納豆の月見ごほん】
ごほんの上にアボカド(約1センチ角)、納豆、卵、きざみのりを盛りつけます。
【イタリアン冷ややっこ】
豆腐の上に刻んだトマト、アボガドをのせて、レモンとしょうゆ、オリーブオイルで味
付けします。きざみのりや鰹節をトッピングしても可。
【海鮮と納豆の月見ごはん】
ごほんの上に赤身魚やしらす、納豆、卵、きざみのりをトッピングします。アボガドと納豆の月見ごほんのように、アボカドを合わせても可。

薬物療法より細胞(膜)栄養療法
 私たちが元気を取り戻すための鍵を握るのは食事。人間の自然治癒力は、日々の栄養摂取から生まれてきます。バランスのよい食生活、サプリメントを含め細胞(膜)が活性化されるような食べ物をとることが、病気を遠ざける第一歩といえるでしょう。そこで当クリニックでは、独自の細胞(膜)栄養療法により、一人ひとりに適した療法を提案しています。
 薬ではなく、細胞(膜)栄養療法による治療のため、やはりある程度の時間が必要となます。具体的には、「3〜4カ月」以内に納得できる結果があらわれることを目標にしていますが、その理由は赤血球の寿命が120日=4カ月だからです。
 血液がすべて入れ替わるまで続けると、人間の心も体も血液とともに徐々に改善していきます。

「体によくないもの」をまずやめる
 薬をやめたという人でも、ジュースやコーラ、カフェインの多いコーヒー、スナック菓子や甘いお菓子、カップめんなどレトルト食品を常食していると、体調は改善できません。
 特に、砂糖のとり方には注意が必要です。砂糖は脳内に吸収されるスピードが速いため、急激に血糖値が上がります(炭水化物の糖質はゆっくり吸収される)。
しかし、体はそれに対応しようと急いでインスリンを放出し、血糖値を下げようとします。インスリンを大量に分泌した結果、今度は逆に血糖値が下がって低血糖になってしまいます。急に下がりすぎた血糖を正常値まで上げるためにアドレナリンというホルモンが分泌されますが、アドレナリンは分解されるとアドレノクロムという有害物質になり、頭痛を引き起こしたり、キレやすくなってしまうことがあります。
「砂糖を大量に摂取-血糖値が一気に上昇-血糖値を下げるためインスリンを放出-一気に血糖値が下がる」というわけです。
 低血糖になると、脳に栄養が回らなくなるため、頭がぼんやりする・落ち着きがなくなる・集中力なくなる・無気力になる、といった状態になります。その状態から脱しようとするためにアドレナリンが分泌され、気分が高揚して攻撃的になったり、食欲が異常に出てきたりします。
 さらに、砂糖は体液を酸性に変えるため、それを中和しょうとして体内でカルシウムをはじめとするミネラルが奪われてしまいます。砂糖をとりすぎると、体の組織や細胞に蓄えられたカルシウムでは足りず、骨や歯のカルシウムで補い、体のバランスをとろうとします。そのとき、カルシウムの流出で結石ができやすくなります。つまり、砂糖を体内から排出させるために体が破壊されていくわけです。
 また、砂糖は消費するときにビタミンB群が必要とされます。イライラやストレスのため、ただでさえ不足しているビタミンB群ですが、砂糖によってさらに消費されてしまうのです。
 ですから、当クリニックでは砂糖の代わりにオリゴ糖やメープルシロップをすずめているのです。フレッシュジュースでものたりなければ、オリゴ糖やメープルシロップを混ぜ ればいいでしょう。蜂蜜も廉価なものは砂糖が入っているので、よく見て選ぶことをおすすめします。成分表を見て「ぶどう糖蜜」と書いてあるものは砂糖と同じですから、避けたほうがいいでしょう。
 また、砂糖は嗜好品ですから、どうしてもとりたいという場合は1日6グラムを基準にしてください。

以上、抜粋終わり

外食やコンビニ弁当などが多い人は濃い味に慣れていまうので、

和食のような薄い味だとあっさりしすぎて物足りなく感じてしまいます。

しかし、これは一種の中毒症状です。

なにが中毒なのかというと、

精製された塩や砂糖、うま味調味料などは、

また欲しくなるという麻薬のような中毒性があるからです。

だからまたあの店のジャンクフードや料理が食べたくなるということが起こるのです。

しかし、これらの中毒性のある濃い味のもの食べなくなると、

本来の味覚が戻ってきます。

すると、薄味でもしっかりと味を感じることができるようになり、

本来の素材の味を楽しめるようになります。

そうなると健康的な体を取り戻すことになり、

精神状態が安定し、

心も元気になります。

早く本来の機能を取り戻すには、

上記のように、

何を食べないようにするかを明確にしなければなりません。

すぐに止めるのが負担であれば、

徐々に減らしていけば良いでしょう。

とにかくストレスなく行うことが大切です。

あなたなりの工夫で行えばよいのです。

健康な心と体を手に入れたいのであれば、

まずは決断し、

できることから少しずつ始めることです。

続けるコツは、

~でなければならない、

という考えはさけ、

だったらいいなあ、

という良くなるイメージをしながら

できることを一つずつ、

毎日積み重ねて行くことです。

楽しめるように、

楽しいことを考えながら行動しましょうね。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 1ー

今日から健康な心と体を手に入れるためにはどういう食事が望ましいのかを見ていきます。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋います。

予防医学の基本は食事、それも「和食」
 予防医学が、薬に頼らない治療の第一歩だということが第4章でおわかりいただけたかと思います。そこで本章では、予防医学の基本である食事について述べることにします。
細胞(膜)栄養療法で食生活を正しく改善し、健康な体を手に入れましょう。
 これまで述べてきたように、病気にならない体、あるいは心身の病気を撃退する体へと体質改善するための基本が食事です。そこで、予防医学的にはどのような食事がよいかというと、それはズバリ「和食」です。これは皮肉なことに、アメリカで実証されたことなのです。
 1971年、当時のニクソン大統領は、「2000年までにアメリカ国民のがんによる死亡率を半減させる」という目標を立てました。その流れでアメリカ上院に設置された「栄養問題特別委員会」は、1977年に5000ページを超える「マクガバン・レポート」を発表しました。
 その結果を簡単にいえば、「生活習慣病は食原病である。肉を大量に食べ、野菜や果物を少ししか食べなくなった現代アメリカ人の食生活では、健康維持に必要なビタミンやミネラルなどが不足し、その結果 がんや心臓病などが増加した」というものです。
 それ以来、アメリカ国民の大半は食生活を多少見直すようになったのですが、このレポートのなかで「理想的な健康食」として注目されたのが、「日本の伝統食」でした。
 日本人が長年食べてきた米や麦などの穀類、豆腐や納豆などの大豆食品、魚介類、海藻類、みそやしょうゆ、ぬか漬けなどの発酵食品、そしてさまざまな野菜や果物には、豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維、アミノ酸などの栄養素がたくさん含まれています。
 私たちの命を支えてくれている栄養素は大きく分けて6種類あります。
 五大栄養素+水、ということです。栄養素は、一つひとつが専門の仕事を受けもち、協力しながら機能しており、ひとつが欠けてもうまく機能しません。だからこそ、そのバランスのとれた日本食はすぐれているのです。「和食:日本人の伝統的な食文化」はユネスコの「無形文化遺産」として認められています。
 そんな和食を三食きっちり食べるのが、最も理想的でしょう。忙しい現代人は、つい朝食を抜いてしまいがちですが、朝食はこれから始まる1日の活力源、エネルギーになるものですから、少量でも食べる習慣をつけましょう。

細胞膜を活性化する食材「まごわやさしい」
 五大栄養素+水とともに、食事に毎日とり入れたいのが、「まごわやさしい」です。
ま・・・・「まめ」。納豆、豆腐、みそ汁、豆乳、きな粉など。たんばく質、マグネシウム、レシチンが豊富。
ご・・・・「ごま」。どんな料理にも、ごまをひと振りする。レシチン、抗酸化栄養素が豊富。
わ・・・・「わかめ」。こんぶ、めかぶ、もずくなどの海藻類。カルシウム、鉄分、ミネラルが豊富。
や・・・・「やさい」。にんじん、ごぼう、れんこんなどの根菜。抗酸化栄養素、ビタミン、 食物繊維が豊富。1日350グラム以上の摂取を
     心がけ、3分の1以上は緑黄色野菜が理想。
さ・・・・「さかな」。いわし、さんま、さば、あじなどの青魚。神経細胞を活性化する。
し・・・・「しいたけ」。えのき、しめじ、まいたけなど。ビタミンBl、ビタミンDが豊富。
い・・・・「いも」。さつまいも、長いも、里いもなど。食物繊維、ビタミンB、ビタミンDが豊富。
 これらを基本として、さらに毎日食べたい食材は次のとおりです。
・卵(1日にだいたい1〜2個)
・発酵食品(納豆、みそ、ぬか漬け、麹など)
・種実類(すりごま、アーモンド、くるみなど)
 食事は、できるだけ主食・主菜・副菜・汁物の揃った献立を意識しましょう。それによって栄養バランスが整うだけでなく、栄養素同士の相乗効果も期待できます。
 たとえば、主食であれば発芽玄米を混ぜて炊いたごほんがいいでしょう。主菜は魚や卵、大豆などにしてたんばく質をとり、副菜では野菜や海藻、きのこ、大豆などでビタミン・ミネラル・食物繊維をとりましょう。そして汁物は発酵食品であるみそと、野菜やきのこなどを使った具たくさんのみそ汁が理想的です。
 また、食卓にはすりごまやアーモンドを常備しましょう。ごまやアーモンドなど種実類 には、細胞膜の酸化を防いでくれるビタミンEなどの抗酸化栄養素が豊富に含まれている上、日常の食事にとり入れやすい食材です。
 ごまは、皮がついたままだと成分の吸収を妨げてしまうので、すりごまがおすすめです。アーモンドはそのままでもおいしいですが、刻んでサラダや納豆に和えてもいいでしょう。
 サラダには市販のドレッシングではなく、亜麻仁油に塩・こしょうを合わせ、酸味がほしいときは酢やレモン汁を合わせて味付けしましょう。特に、緑黄色野菜に含まれる脂溶性栄養素は、オイルと合わせることで吸収効率が高まります。
 さらに、卵にはレシチンが豊富に含まれているため、当クリニックでは卵をおすすめしています(コレステロール値が高い人は1日1個程度がいいでしょう)。
 ちなみに、レシチンの語源はギリシャ語で卵の黄身「レキトス」からきています。
 理想的な1日の食事例を前ページで紹介しました。
しかし、忙しいなかであまり理想を追求してしまっては、かえってストレスになってしまうでしょう。ひとつの参考にしてください。まずはパンと牛乳中心の食事をやめて和食にするなど、できるところから始めましょう。

以上、抜粋終わり

上記のアメリカ政府の調査レポート、

マクガバン・レポートで日本食が体に一番良いという結果が出てますが、

残念ながら、日本人はほどんど知りません。

何故なら日本のマスコミがこの重大な発表を黙殺し、

報道しなかったからです。

しかし最近の世界的な日本食ブームでもわかる通り、

本当に日本食は健康に良い食事なのです。

しかし、残念ながら、現代の日本人は、

食事スタイルが欧米化したことや、

生活が忙しい、

スーパーやコンビニの普及で手軽に弁当などの食べ物が手に入る、

インスタント食品の普及、

お菓子の普及、

などなど、簡単に食べれるのものがすぐに手に入るようになりました。

こうした環境変化の影響で、

本来のきちんとした日本食を食べる機会がだんだんと減っています。

便利になったのは良いことなのですが、

しかし逆に体に悪いものばかりが増えてしまって、

便利と引き換えに、

私たちは体に悪いものを日常的に摂取することが増えてしまいました。

こうした社会情勢が病気を増やしてしまった原因の背景にあります。

そのことを踏まえた上で、

便利を取るのか、

手間はかかるが体に良いものをとるのかを選択しなければなりません。

もし、体に良いものをとることを選択するのであれば、

上記の食事内容を参考にしてください。

ただし、一点だけ、上記の内容で私は違う意見があります。

それは毎日3食、食事をとるというところです。

食事の量に関して言えば、

私は少なければ少ないほど体に良い考えています。

それは、現代人は昔ほど、肉体労働などで、カロリーを消費していないので、

カロリー過多になっています。

ただし、栄養過多とは違います。

カロリー過多とは、つまり食べ過ぎです。

食べる量が多いので、摂取カロリーが多くなってしまうのです。

しかしカロリーは多いのですが、

栄養が取れているかというと、

それは食べているものの内容によります。

それは最近の食事内容が炭水化物が多く、

糖質過多になりがちだからです。

また野菜も昔に比べて、

土壌環境の影響で、

栄養素の含有量が減っています。

そのことを厚生労働省は知っているため、

サプリメントの摂取を認めたわけです。

だから栄養の取り方については、

かなり勉強が必要となります。

3食食べ過ぎというのは、

午前中は排泄時間帯なので、

この時間帯に食べると、

胃腸に消化のために血流が集中し、

きちんとした排泄機能を損なってしまうためです。

だから私は2食が望ましいと考えています。

私自身も現在は2食の生活をしています。

食べなければ死んでしまうというのは、

どうも誰かによるマインドコントロールのようで、

現在不食で生活している方、

また1日1食の方が増えているそうです。

その方達の話では食べない方が、

胃腸に体の機能をとられないため、

脳がすっきりして、

体が軽く、

快適だそうです。

私も目指すところは不食です。

食べない方が体に良いというのは、

また後日、機会を改めてお話したいと思います。

うつ病からの脱出ー予防医学の知識を身につけ、自分を守ろう 4ー

今日はこのテーマの最後です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

薬に頼らず、自分の健康は自分で守る!
 ここまで、「軽い気持ちで、薬に頼ってはいけない」ということを述べてきました。
 しかし、「薬がなくなったらどうやって病気を治し、健康を守ればいいのかわからない」という人もいるでしょう。
 その方法は「予防医学」であり、その基本となるのが食べ物です。つまり、免疫力を高めて病気になりにくい体にするのも、病気になってしまった体を修復してくれるのも食べ物、もっと具体的にいえば食べ物に含まれている「栄養素」なのです。
「栄養素」といえば栄養学の分野になりますが、栄養学的見地からいえば、健康維持に関する基本的な栄養素は「五大栄養素」です。たんばく質、脂肪、炭水化物、ビタミン類、ミネラル類をバランスよく摂取することが、予防医学の基本といえます。
 しかし、こうしたことに着目し、指導してくれる医師はほとんどいません。「薬を出せばいい」という医師が多いということもありますが、現在の医学部では栄養学の授業や講義が選択科目として4時間あるかないか程度ということも理由のひとつでしょう。
 多くの医師は食べ物でできている私たちの体を、栄養学的見地から指導したり、治療したりする知識をもち合わせていないのです。そのような役割は「管理栄養士」ということになりますが、こちらもカロリー計算や食物に含まれる成分、各栄養素の体への影響などはしっかり勉強しますが、複数の栄養素の組み合わせとそのはたらき、食べ合わせなどについてはあまり学びません。

漢方薬はよく勉強して使う
 栄養学などをほとんど学んでいないにもかかわらず、間違った予防医学を私たちに植えつける医師は少なくありません。
 たとえば漢方薬です。健康維持のためのサプリメント代わりとして、また「化学物質でつくられた薬よりいいから」と医師にいわれて、漢方薬を飲んだことがある人もいるかも しれません。たしかに、化学物質を精製してつくられた薬物よりはいいかもしれませんが、これも使い方次第なのです。
 漢方薬も所詮は「薬」ですから、多少毒性はあります。また、「生薬」の類も漢方からつくられているものが多いのですが、これも「薬」には変わりありません。なかには強い副作用があるものもあります。「ニンジン」から抽出される生薬には、ステロイドホルモンのような作用や、中枢神経興奮剤のような作用が認められており、長く服用すると高血圧、発疹、下痢などの副作用が出ることもあります。
 漢方も人まかせにするのではなく、自分でしっかり勉強したうえで服用することが、健康を維持することになるのです。
 医療費が膨れ上がりすぎている現在、自分の健康は自分で守り、病気にならない体をつくっていくことは何よりも重要でしょう。そしてそのサポートを、予防医学の見地から行うのが、これからの医師の務めだと思っています。

以上、抜粋終わり

自分の身体は自分で守るのは基本中の基本ですね。

だから予防医学の知識が必要になるのです。

予防医学を勉強する上で、現代栄養学が取り入れないこと。

これは前回も言いましたが、まったく役に立ちません。

これが弊害になっていると言っても過言ではないくらいです。

体を温める食べものと冷やす食べものどちらも大事なので、

状況に応じてバランスよく食べることです。

それとクイックカーボとなる食べものは避けることです。

あと漢方の話ですが、

現代の医者は西洋医学的に漢方を解釈するので、

本来の力を発揮できません。

漢方は東洋医学ですから、

東洋医学的な検診や病理に基づいて調合や処方をしなければ効きません。

しかしそんなことが出来る方は、ごくごく少数です。

素人がちょっと勉強したくらいで使えるようになるようなものではないのです。

これは鍼灸も同じで東洋医学的治療を施すには脈診や腹診といった検査を習得するのは何年もかかり、

東洋医学は臨床経験がなければとても行えるものではないのです。

簡単にできるのは西洋医学的に解釈した対処療法的に行うからです。

たとえばツボ療法も同じで、

ツボを使えばそのツボが持つ特性である程度回復に役立ちますが、

本当はその前に経絡を調整することが必要で、

それによって自然治癒力を高め、

更にツボの効果をあげることができるのです。

しかし経絡を調整できるのはプロの経絡治療家しかできません。

漢方も同じで、プロにしか正しいその方にあった処方をすることはできません。

以上の理由で、きちんとした東洋医学的漢方の処方や鍼灸治療を望む場合は、

一度プロの方の治療を受けた上で、その方に東洋医学的な自己管理法、

自己予防法の指導を仰ぐことをお勧めします。

うつ病からの脱出ー予防医学の知識を身につけ、自分を守ろう 3ー

今日も予防医学についてですが、特に栄養の取り方についてです。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

細胞には薬ではなく栄養を
いまさらかもしれませんが、私は「薬は不要だ」といっているわけではありません。使い方をちゃんと考えてほしいのです。薬とは、症状を緩和させる、あるいは抑制させるものであり、病気の原因を取り除くものではありません。一生、薬を飲み続けなければならないという状態は、病気が治っていないということです。
結局のところ、病気の原因を取り除くには、やはり私たちの体をつくる細胞のための栄養をとることに尽きます。統合失調症やうつ病の方、パニック障害や認知症の患者さんも、当クリニックの治療でかなりのレベルまで改善しました。もちろん、すべての患者さんに対して100パーセントの効果があるとはいいません。しかし、驚くほどの結果が細胞(膜)栄養療法で得られているのも、まざれもない事実です。
「病気を治すのは薬だ」という考えを、まず改めていただいて、なおかつ玉石混渚のサプリメントについても正しい理解を広めていきたいと考えています。
「健康」とは、心も体も健康であること - ただそれだけです。
心、つまり脳になりますが、脳にトラブルを抱えてしまうと、体の具合も悪くなりやすいものです。体全体をコントロールしているのは脳ですから、体も心も充足させ、健やかな毎日をすごすには、やはりバランスのとれた栄養を体にとり入れることが基本中の基本といえるでしょう。
私自身も当院の厳選された品質の良いサプリメントをとっていますが、おいしいものをバランスよく食べることも大好きです。
ただし、食事は一緒に食べる相手を間違えてはいけません。嫌いな人と食事をすると、せっかくの料理もおいしくありません。おいしく、楽しいと感じられる食事をとってください。

たんばく質をとるなら、魚介類や大豆
昭和の中期くらいまでに比べ、子どもたちの身長は伸び、脚も長くスタイルがよくなりました。それで健康的になったかといえば、そうではありません。幼稚園や小学校低学年でも、3分の1の子どもたちが運動や勉強のあとに「疲れた」を連発します。
十分な食べ物がなかった戦後世代の人は、学校から帰ると家の手伝いをし、ひまを見つ けては遊んでいたそうですが、それでも子どもが「疲れた」といっていた記憶はないと多くの人が語ります。
夜遅くまでテレビを観たり、ゲームをやったりして、朝なかなか起きられず、朝食はパンを牛乳で流し込む、という現代っ子が多いかと思われます。
昼は昼でパン食が中心の学校給食、家庭ではついつい子どもの好きなメニューを中心にし、栄養バランスがとれていない食事になっていることが多いのではないでしょうか。
「朝起きられない」「学校に行けない」「情動のコントロールができない」という子どもたちは、たんばく質が不足している可能性があります。だからもっと肉を食べろという医師もいますが、同じたんばく質をとるなら、魚介類や大豆などの植物性をとるべきでしょう。そのほうが日本人の体には消化しやすく、体質に合っているからです。
先にあげた子どもたちの症状は、リン脂質不足とビタミン・ミネラル不足も考えられま す。このような子どもたちには、DHA/EPAを含んだ魚(特に青魚)や亜麻仁油なども効果があります。これらには必須の脂肪酸であるオメガ3が含まれていますが、これは6〜12歳くらいの子どもの体内では合成されないため、食べ物で摂取する必要があります。
これらとともに、同じ必須脂肪酸であるオメガ6が含まれている大豆、くるみ、ごま油、ひまわり油などをとって、オメガ3とのバランスをとることも大切です。

細胞は薬ではなく、栄養を求めている
「毒は毒をもって制する」とはよくいったもので、まさに薬によって悪い症状は抑制できます。しかしそれはあくまで対症療法で、病気の症状を一時的に抑えたり緩和することはできても、体質を改善したり、傷ついた細胞を修復したり回復させることはできません。
 世界的に著名な細胞生物学者のブルース・リブトン博士は、その著書『細胞の真実』のなかで、次のような実験について書いています。
 ヒト血管内皮細胞のクローンをつくり、その培養液に薬物を入れると、クローン細胞はその毒から我れ先に逃げ出したというのです。一方、培養液に栄養素を入れると、クローン細胞はその栄養素に引き寄せられて戻ってきたといいます。これは、細胞の成長および増殖反応といえるでしょう。
 この実験の意味するところは、仮に人間が病気になったとき、その細胞が求めているのは異物である薬ではなく、栄養であるということです。
 これらの実験で、細胞は薬剤と栄養に対してまったく逆の反応を示していることがわかります。ところが、私たちの体の細胞のほとんどは、この実験のようにーつひとつが独立して行動しているわけではなく、互いにしっかり蜜着しています。ですから、有害な化学物質が入ってきても逃げることができず、悲鳴を上げて救いを求めます。それが薬剤に対する正常細胞の拒否反応であり、副作用というかたちであらわれる苦痛なのです。
 薬は、細胞の健康維持には決してプラスにはなりません。細胞を活性化させ、体質を改善し、健康を維持できるのは栄養なのです。

以上、抜粋終わり

細胞は食事から摂取した栄養でできているので、

栄養を取るなら食事からというのは当たり前ですね。

ましてや薬は栄養にならないのは当然です。

タンパク質はよく肉でないとダメだという人が多いですが、

日本人の腸の構造を考えれば肉以外の魚や大豆が良いと言えます。

しかし肉がいけないということではありません。

魚や大豆の方が適しているということです。

以上を踏まえた上で、自分に適した食事をしてください。

うつ病からの脱出ー予防医学の知識を身につけ、自分を守ろう 2ー

今日も同じテーマです。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

脳の神経組織を太らせよう
 うつ病や統合失調症になる人は、脳内の神経組織が細いだけではなく、正常に機能していないのです。その大きな原因のひとつが、本書にもたびたび出てきたシナプスです。シナプスとはギリシャ語で「連結」という意味で、脳の神経細胞同士が互いに情報をやりとりするために欠かせない「つなぎ目」です。このシナプスが多いか少ないかで、脳の神経組織の機能がわかります。
 健康な人の神経線経はふっくらしており、シナプスから神経伝達物質がたくさん流れますが、薬の服用などで神経線経が傷つくと細くなり、情報が流れにくくなっていきます。
 たとえば、ゴミがたくさん溜まった川は幅が狭まり流れが悪くなりますが、同様に、老廃物の溜まった血管も幅が狭くなり硬化して血液が流れにくくなります。そしてそれは、向精神薬によっても引き起こされてしまいます。
 ただでさえ細い神経が、薬によってさらに細くなるとシナプスの数も減り、正しい情報が流れなくなってホルモンの分泌もバランス悪くなってしまいます。そのままさらに薬を服用し続けると、情報が神経組織からはみ出します。これが、神経の細い人を犯罪や自殺に走らせてしまうメカニズムなのです。
 神経の細い人は、神経が太い人よりも物事の受け止め方が過敏ですから、恋人がいない、職場で冷遇される、友人がいないといったことなどでクヨクヨしたり落ち込んだり、眠れなくなったりします。
 しかし、だからといってすぐに精神科や心療内科へ行かないでください。これまで述べてきたように、そこで処方される向精神薬が、ますます神経を過敏な状態にしてしまうことが多いからです。
 そして向精神薬を服用し始めると、最初は効いたと思っても、体が徐々に慣れてきて効かなくなり、さらに強い薬に切り替えられてしまうでしょう。
 神経組織の太さは、基本的に遺伝によるものですが、後天的にもある程度太くできます。
それは決して薬物などではありません。体によい食べ物をたくさん摂取し、いままで服用 してきたために体内に蓄積されている薬物を上手に排出(デトックス)することが、神経を太くする方法なのです。
 こうして神経を太くすれば、もって生まれた性格遺伝子のよい面があらわれ始め、精神疾患とは無縁の人生を送ることができるでしょう。

薬が脳の神経を弱くする
 私たちの脳内の神経組織が、さまざまなストレスによって傷を負ったり、やせ細ってしまうと神経情報が十分に伝達できなかったり、情報の切り換えスイッチであるシナプスの数が少なすぎて情報処理ができずにパニック症状を起こしたり、事件を起こしたりすることは、先述したとおりです。ここでもう少し、そのメカニズムを見てみましょう。
 神経伝達物質(アセチルコリンをはじめとする情報伝達ホルモン)がシナプスに十分に 取り込めず、栄養の受け皿である受容体(レセプター)に情報を蓄積できなくなると、神経症状があらわれてきます。それが心の病の原因です。
 たとえば、健康的な神経組織(図「正常な神経細胞」)なら、神経線経もふっくらしていて、シナプスの数もシナプス内の神経伝達物質も十分にあるため、情報伝達に支障が出ることはありません。
 しかし、神経組織が細くてやせ衰えていると(図「異常な神経細胞」)、情報伝達の過程で情報が途絶えたり、目的地である受信基地まで届かなくなってしまいます。情報が目的地まで届かないと、イライラしたり怒ったりするなど、パニック症状を引き起こします。シナプスの数も少ないですから、情報を処理したり切り替えたりする能力が低下してしまうのです。
 そうすると、集中力を欠く、イライラする、怒る、ボーつとする、急に落ち込む、幻視や幻聴に襲われるなどして、日常的に落ち着いた生活ができにくくなります。
 情報が滞って前に進めなければ脇にはみ出しますが、そうするとわけがわからなくなって突然暴れ出したり、人を傷つけてしまうのです。それが逆に、内にこもってしまうとひきこもりや不登校、出社拒否になってしまいます。さらにそれが激しくなり、生きることの価値観を失うと、最悪のケースでは自殺を選んでしまいます。
 そんな状態でさらに薬を服用すると、副作用でどんどんひどくなるということは、ここまでお読みいただいた読者の方にはもうおわかりかと思います。
 当クリニックでは、このような状態の患者さんの神経伝達物質を調整し、健康な神経組 織に戻すために、食生活改善のアドバイスを行うことと並行して、K・リゾレシチンや糖鎖栄養素などを摂取してもらうのです。

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以上抜粋終わり

脳の神経線維をしっかりさせるのは、

日々の食事です。

間違っても薬ではありません。

治療過程でサプリメントに頼るのもいいですが、

あくまで治療の時だけにしてください。

でないと一生頼ることになり、

自立できなくなります。

そのために、しっかりと正しい食事を勉強してください。

畑の草むしり

しばらく畑をほっておくと、

草がぼうぼうに生えてきます。

今こんな感じです。

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昨日4時間くらいかけて、草むしりしましたが、

まだまだです。

当面草むしりに手間がかかりそうです。