うつ病からの脱出ー精神科は、やりたり放題! 5ー

今日は第5弾です。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

なぜ精神病院でこれほどの人が死ぬのか
 今の日本において最も身近で問題視されているのが、精神薬の大量療法による被害と精神薬そのものの副作用である。
 ある人権団体のデータによれば、アメリカ全体において精神病院に入院後死亡した患者の数は、1776年以降に戦死した人間の数より多いとされる。実際その中の多数に、精神薬の大量療法による死亡者が含まれているのは間違いなかろう。
 日本では精神病院の入院者数が13万人を超えると説明したが、そのうち死亡退院していく数は一カ月で1515人という厚生労働省の「精神保健福祉資料調査」のデータがある(2009年6月30日現在)。
 なぜ精神病院でこれほど人が死んでいくのか、疑問に思われないだろうか。
 精神病院では老人よりも若い人や中堅層の患者さんが多い。つまり体の病気で死ぬ確率は低いと推測される。これは多くが薬物による中毒死や、理不尽な治療などによって死亡者が出ていることに他ならない。
 精神薬の多剤大量療法による副作用で最もむごいものは、もちろん副作用死である。そんなものは多くないはずだ、などと思わないでほしい。
 以下に私が鑑定書を提出した、精神病院入院後に死亡した方の処方データを紹介する。

【精神病院入院後、死亡したケースの処方データ】(処方量は一日当たり)
・トロペロン (点滴)          8~24mg
・トロペロン (内服)          25mg
・セレネース (抗精神病薬)       30mg
・リスパダール (抗精神病薬)      6~9mg
・ジプレキサ (抗精神病薬)       20mg
・セロクエル (抗精神病薬)       100mg
・レボトミン (抗精神病薬)       30mg
・テグレトール (抗てんかん薬)     800mg
・ベンザリン (睡眠薬)         10mg
・ヒベルナ(抗ヒスタミン薬)       30mg
・マイスリー (睡眠薬)         10mg

 ここで薬物量を計算する一つの目安として、CP(クロルプロマジン)換算値と呼ばれる数値を使う。一般の方にはわかりづらいかもしれないが、強い精神病の薬には投与量の目安となるようそれぞれに換算値がふってあり、変更するときや増量、減量するときにこの数値を参考とするのである。教科書的には統合失調症であればCP換算値は100~600からを目安とするようされており、重症の場合でも副作用などを考慮し800以下とするよう推奨されている。ちなみにコントミン12.5gという薬を例にとれば、一般の方がこれを飲んだ場合、眠気で困ることは間違いない強さだが、この薬の換算値が12.5である。CP換算値100というとこの薬を一日八錠飲んでいる計算になる。
 統合失調症とは多くの薬を使うものだ、幻覚や妄想を抑えるためにはいたしかたないと、読者がそう思われること自体は普通の発想かもしれない。
 ではこのケースではいったいどれだけの薬が授与されたのであろうか。このケースで入院初日から投与された薬量はじつにCP換算値6300である。これは先ほどのコントミン錠で計算すると一日500錠以上を飲んでいる計算になるのだ。この量は常軌を逸している。
 その結果、どうなるとお考えになるだろうか?
 一日中寝てしまい呼吸も止まりそうだ、と考える人がおられればそれは自然な発想なのだ。しかもこのケースは、極端なケースとしてはすまされない。裁判における証人尋問の中で担当した精神科医は、「私は悪くない。この量の投薬は病院において当然である」と言い切っている。この発言と1515人が亡くなるというデータを見つめれば、日本の精神科で何が起こっているかが理解できる。このようなことは精神病院で日常的に行なわれている出来事なのだ。

都内不審死から続々検出される精神薬
 もう一つ意義深いデータを示そう。このデータは東京都監察医務院が論文にしたものを、精神医療被害者連絡会がまとめたものである。監察医務院というのは不審死の原因を調べるための組織である。
 その中で薬物死にかかわるものを調べてみると図のとおりだ。

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 エタノールが検出されているのはアルコール中毒で亡くなったり、凍死したようなケースをイメージしてもらえばよい。一酸化炭素の検出はストーブの不完全燃焼などによる不審死である。それらを除くと医薬品が全体の多数を占めることが明らかになっている。そして、その医薬品の大半は精神科で使われる薬である。
 ここで重要なポイントは本人が自殺目的で多量服薬したのではない、ということである。精神病院ではなく、外来通院している状況で主治医の精神科処方を守り、決められたように飲んでいたら不審死に至ってしまったということなのである。このことは尋常な話ではない。ある意味、医療殺人なのだ。
 また、精神医療の被害は多量の投薬治療だけではない。電気けいれん療法についても多くの被害談がある。
 たとえば、カルテには残っているが、患者自身はまったく電気けいれん療法を受けた記憶がないなどというのはざらだ。子どものいる患者さんが、子育てや子どもが存在することさえ忘れてしまった事例さえある。家族が精神科医と秘密裏に電気けいれん療法をやり続けて来たという事例もある。軽犯罪を行なってしまった患者が、懲罰ついでに電気けいれん療法を受け亡くなる事例もある。
 たとえば都内で最も有名な精神病院「都立松沢病院」では、本人はもちろん友人も知らないうちに電気けいれん療法が行なわれていた。
 なぜ行なわれたかについて都立松沢病院の医師は「イレウス(腸閉塞)を起こして、これ以上投薬できなくなったから」と語る。
 なぜイレウスが起きたかは少々の薬学知識があれば明らかだ。イレウスは精神薬で最も頻発する副作用であり、何の考えもなく大量に薬を授与した結果の薬害に他ならないのだ。つまり都内で最も有名な精神病院の精神科医は、自らが投与した薬による副作用のために、必要のない電気けいれん療法を施行した。これもまた日常的なことである。

以上、抜粋終わり

上記の実態が本当だとしたら、

実に恐ろしいことですね。

精神疾患の患者さんはこのような環境下に、

今の自分がいるということを認識してください。

その上で自分は治療についてどうするのか?

もう一度考え直す必要があるのではないでしょうか?

うつ病からの脱出ー精神科は、やりたり放題! 4ー

今日は第4弾です。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

心理療法だから良いわけではない
心理療法については一般人の大半が「良いもの」である、という認識を持っているようだ。確かに薬物療法よりは良いかもしれないが、心理療法は精神医学同様、非常に危険が多い。精神分析療法、認知療法、催眠療法などから、現在最も主流な来談者面談療法までさまざまあり、それぞれに歴史があるので、ここでその変遷のすべてを表すのは難しいが、もともと心理学も精神医学同様、優生学的な側面を持っているため、人々の思想に洗脳や差別を加えることに一役買ってきたといえる。
 政治犯や思想犯という存在は、もともと心理学から生み出された代物で、社会にそぐわなければ、どんなに脳が正常であろうと異常者にされてきた。心というものは個々別で必ず違っていて、それが個性や思想であるはずなのに、脳科学的な面を無視して心を規定しているわけだから、差別的になるのも当然である。
 そこまで言わなくても、実際心理カウンセリングを受けてむしろ悪くなった、というケースは跡を絶たない。近年はスピリチュアルカウンセラーなどの存在も増えてきて、詐欺まがいで高額なお金をだまし取っているものも少なくない。心理学だから、カウンセリングだから良だと、決して考えてはならないのである。
 戦後日本の入院精神医療についても、褒められるような流れは皆無に等しい。日本の精神科病院は先進国中最多で、全国の入院患者数は31万人を超える。これは非常に恥ずべきことだがまったく改善の兆しがない。
 また何十年も精神病院に閉じ込められている患者が数万人いて、世界中の人権団体から非難されている。その患者の大半は主だった精神症状もなく、おとなしいだけだったり、人付き合いが苦手なだけの人である。
 精神病院では人権を無視される扱いが多く、家族との面会も許されず、薬は大量に飲まされ、スタッフに少しでも反抗すれば監獄(=保護室)に入れられる。薬を飲むことを拒絶することはできない。男性スタッフが患者を羽交い絞めにして薬を飲ませることが常態化しているのである。一日中ベッドに拘束され、患者が懇願しても拘束が解かれることはない。

ある患者の入院体験
 私のところに通院中の、ある患者さんが書いた入院体験を記載しておこう。
「(入院させられて薬を大量に授与され)殺したい気持ちは今でも消えない。同じ目に、いやもっとひどい目にあわせてやりたい。私はモルモットじゃない。隔離室というところはすごいところだ。壁は爪で書かれたわけのわからない文字、ひっかきあと、血だらけ。水分は一日に二回しか与えられない。トイレも流せない。汚く薄い布団が一枚敷いてあり着替えもできない。刑務所のようだと思った。体調が悪く呼んでもだれも来てくれない。暴れれば全身縛り付けられる。大声を出せばさるぐつわのようなものをされる。一日中壁やドアを蹴る音、叫び声、うめき声でいっぱいだ。そんなこんなで病院とは一切かかわりたくなく自分ですべての薬をやめた。薬を飲むのが怖くなったからだ。そしたら離脱症状が出て寝たきりになってしまった。一応他の病院に行ったが相手にされなかった。そういえば昔飛び降りをして三カ月車いすになったこともある。何回救急車に乗ったかわからない。今は薬がほとんどなくなり飛び降りも自殺企図もなくなった。しかし入院のトラウマは残ったままだ」
 ちなみにこの病院は某県において最も権威あり、病床数も多い精神病院である。
 このように総論からみても、精神科医療という存在が、医療としてまともな行為を行なっているとは到底いえない現況なのである。
 そしてそのことは多くの精神科医以外の医師が認識していることであり、精神科医だけが裸の王様のように、自分たちのやっていることは正しいと主張してきた。
 しかしもう限界である。精神科医が行なった数々の拷問的治療行為、特に多剤大量薬物療法、電気けいれん療法、違法的な強制入院による被害に対し、2011年から数年の間に、爆発的に訴訟行為が広まっていくであろう。
 なぜなら世界では先行して精神科への訴訟が増えているからである。特に多剤薬物療法については、今後集団訴訟となる可能性が高いかもしれない。

以上、抜粋終わり

心理療法に関しては、

対処療法ですので、

カウンセリングを受けたから、

完全に良くなるということはありません。

あくまで問題としている部分に関してアプローチしているわけですから、

その部分はクリアになるかもしれませんが、

しかし、それは全体の一部分を良くしているのであって、

完全に治しているわけではないのです。

そのことを理解した上で、

上手に使うといいと思います。

入院体験は恐ろしい話ですね。

こんなことが行われていると知ったら、

あなたはそれでも病院に行きますか?

わたしたちは精神科の実態について、

もっと深く知る必要があります。

共に勉強して行きましょう!

うつ病からの脱出ー精神科は、やりたり放題! 3ー

今日は第3弾です。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

安全な精神薬はあり得ない
 薬についても100〜数十年前までは現代のような複数の精神薬は存在しなかった。
 そのため何が使われていたかといえば、酒(アルコール)、アヘン、モルヒネ、ヘロイン、コカインのような物質である。
そしてその後に現代で使われるような薬物が順次登場してきたわけだが、それはその薬物が安全であることを示すものでは決してない。挙げたような覚醒剤や麻薬よりは「若干」副作用や依存性がましである、もしくは副作用がわかりにくいというだけにすぎない。そのために医療用薬物として取り上げられたわけであり、現代の最新精神薬に至るまで、決して安全な精神薬など一つもないということを、われわれは理解せねばならない。
 ヘロインはバイエル社が1893年に開発し、LSDはノバルティス社の研究員が合成し、MDMAはメルク社が合成し、コカインは三共製薬によって1920年代に精製され闇市場に売りさばかれていたのである。覚醒剤は日本人とドイツ人が精製したそうだが、武田薬品が戦前に商品化している。
 世界でもっとも有名な医学雑誌の一つ「The Lancet」に掲載された2003年の論文で、20の薬物について0〜3の範囲で身体依存・精神依存・多幸感の平均スコア尺度を示したものがある。これを見るとタバコやアルコールの依存度もさることながら、違法ドラッグと比べても向精神薬の依存性は非常に強いことが読み取れる。
 
 薬理学的機序(メカニズム)においても、覚醒剤や麻薬と向精神薬の共通性は次のとおり、一目瞭然である。
【向精神薬】
・抗うつ薬はセロトニンの取り込みを阻害する=セロトニンを増やす。
・抗精神病薬はドーパミンの活動を抑える。セロトニンにも作用する。
・抗パーキンソン病薬はドーパミンを増やしたり刺激する。
・抗不安薬はベンゾ結合部に作用し、ノルアドレナリンやドーパミンを抑制。
【麻薬・覚醒剤】
・MDMAはセロトニンの再取り込みを阻害する。細胞内セロトニンを高める。
・LSDは脳内のセロトニンシステムに働きかける。
・覚醒剤はドーパミンを放出し取り込みを阻害する。
・コカインはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリントランスポーターを阻害。

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 この薬物治療における弊害については、各項で具体的症例も含めて述べていきたい。

薬が効かない実例
 私のクリニックに転院してきた方たちの研究データも紹介したい。これは第一回薬害を考えるシンポジウム(2010年2月20日)で発表した内容である。
 このデータを見ると、精神薬はすべての種類が抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、抗パーキンソン病薬、気分調節薬の六種類であるにもかかわらず、7剤以上出されているケースが18%以上あり、約70%が3~4剤以上投薬されていることがわかる。そして薬剤性過鎮静といって、薬剤の副作用のため気力が低下し、ほとんど寝ているような状況の患者が、40%以上にのぼる。
 具体名まで挙げることは差し控えたいが、実はこのような過鎮静をもたらしている病院の多くは大病院であり、有名な権威的病院であった。その多くは大学病院であったり、国立病院であったり、都立病院であったりしたのである。
 そして当院に転院した219例のうち、約三分の二にあたる134例の患者さんがほぼ断薬に成功し、症状も改善した。減薬断薬の方法については第5章を参考にしていただきたい。また逆に薬を増やしても減らしても何の変化もない患者さんが17%近く存在した。
 このことは薬物療法の無意味さを象徴すると同時に、この群が病気ではなく性格的側面が強いことを示唆している。
 減薬して悪化した人というのは、いわゆる禁断症状が出た人たちで、病気の再発とか病気そのものと思われる人は少ない。なぜその症状を病気の再発とはとらえず禁断症状ととらえるのか、疑問をお持ちの読者もおられるだろう。その基本的な見極めは最初の最初に精神科にかかったときの症状を参考とする。
 たとえば最初に何かが理由で気分が落ち込み、食欲が低下しだとすればそれが症状である。しかし精神科に通院した大半の患者は、そのまま症状が良くなったという経過をほとんどたどらない。薬を飲むと逆に悪くなったというケースが多くを占め、仮に良くなったとしても一時的であって、結局悪くなるといった経過をたどることが多い。
 そうすると最初は食欲低下が主症状だったはずなのに、治療を受ける経過でどんどん症状が変化し、動けない、寝たきり、仕事もできない、動悸・息切れ、さらにひどいものだと暴行、自殺企図、自殺念慮、幻聴、幻視、記憶力低下、性格変化などさまざまな症状が起こってくる。
 途中で投薬を変更されたときに急速に悪化し、病名が重いもの(たとえば統合失調症や躁うつ病など)に変わることもまれではない。
 これらはそもそも病気が悪くなったわけではなく、薬による医原病なのである。
 このことを精神科医はもちろんのこと、ほとんどの患者は理解していないので注意する必要がある。なぜならすぐに精神科医に説得されてしまうからである。
 なぜ私が禁断症状と断言できるかといえば、悪化した症状が、減薬してから後に、最初の症状とはかけ離れて悪い症状として出現するということからである。
 最初に強い幻覚や昏迷があるのなら病気の再発ということもあり得るが、実は最初からそのような症状を呈する例は少ないのである。必ずそのような強い症状を呈する前に精神科を受診しており、精神科を受診してから悪くなるというのが一般的なパターンだ。
 この意味において改善しなかった12例は、家族がこのことを理解できずあきらめて入院させたケースと考えていただければよく、20例は断薬にこだわりすぎて悪化するより、単剤精神薬の投与はやむを得ずと考えられ、落ち着いたと思っていただければよいだろう。
 結論としてはこのような結果を生み出す精神医学が、まともであるとはとても言い難いということに尽きる。

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以上、抜粋終わり

上記文章をお読みになって、

どう感じられるだろうか?

もう一度あなたの飲む薬が、

本当にあなたにとって必要なのか?

病気に対して効果あるのだろうか?

ご自身で検討してください。

うつ病からの脱出ー精神科は、やりたり放題! 2ー

今日は第二弾です。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

アメリカ精神医学界・大御所の反省
 さらにこの原稿を書いている途中で以下のような話が舞い込んできた。
 世界中で大規模な健康被害を広げてきた現代型精神医療に対し、アメリカ心理学会がその暴走を止めるべく、国際規模の抗議活動に乗り出しているというものだ。
 精神疾患に科学的な裏付けはなく、政治的でありマーケティングに基づくものであり、広げられた病気に対応する新薬が次々と開発され、その承認とタイミングを合わせ積極的に疾病啓発をするという病気喧伝(disease-mongering)という手法が、一般的になったことに対しての抗議である。
「DSM」の改訂において、さらに病気の定義や種類を拡大しようとしているアメリカ精神医学会に対して、アメリカ心理学会第三二部会会長が2011年10月22日、公開質問状を公表し、「生物学的精神医学(脳内化学物質のアンバランス=薬物中心治療)には科学的根拠はなく、短期的には有効性が認められるものの、長期的には害を及ぼすものであることが近年ますます明らかになってきた」として精神医療そのものに抜本的な改革を求めているのだ。
 実は、この抗議活動の先頭に名を連ねているのが、診断書を作ってきた第三版編纂者のロバード・スピッツァー博士、及び第四版編纂者、前述のアレン・フランセス博士である。つまり、かつての責任者が完全に反省・批判の立場に転じているということになる。アメリカの診断書を作る大御所までが、精神疾患や精神医学を否定するようになってきているということなのだ。
 この提言は現代の精神医学が起こした被害状況を考えれば、遅きに失したといえるかも しれないが、それでも心理学という大規模学会が公式な見解として精神医学を否定することには、大きな意味があると私は考える。それが世界の現状であって、日本はこの分野においても何十年も遅れているのが現実である。
 これらの反対や良心的意見を無視して、日本の精神医学界は単なる薬物ということにとどまらず、日本流行りの多量薬物療法を普及させてきたわけである。
 具体的な話については後述するが、まずは精神医学という存在がまともたりえない、という前提からスタートしない限り、どのような真実にも気づくことはできないのが現在の状況であり、この本を書く動機でもあるだろう。

効果のない拷問治療・電気けいれん療法
 現代的治療の弊害についてはあとで触れるが200年以上前から行なわれていた精神医学の治療は、現代人には理解しがたい拷問的な治療が多かった。
 現在まで続いている拷問的な治療の代表が、電気けいれん療法である。電気けいれん療法は第二次世界大戦前にイタリアで発明され、精神分裂病(現在でいう統合失調症)に用いられるとされていた。
 特に前頭葉へ通電することで治療しようとするものだが、効果に対する科学的裏付けは現代においても明らかになっていない。興奮性が消失したり、記憶が一部なくなるなどの効果があるとされている。しかしそのあまりに非人間的な治療は非難の対象となっており、いまだ論争がやむことはない。そもそもの統合失調症のいい加減さについても第3章の「統合失調症」の項を参考にしていただきたい。
 実際のところ私が会ってきた患者さんたちの中には、電気けいれん療法を経験してきた方が何人もいる。しかし一人たりとも電気けいれん療法によって改善したことを語る人はいなかった。
 何をもって改善したととらえるかも不鮮明なこの治療が、医学と呼べるとは私には思えない。
 精神医学とは医師の主観により決定されてしまう医学だからである。この電気けいれん療法に関しても治ったという判断は、医師や家族に不都合な行動をとらなくなったということであって、本人の治癒感覚は関係ないのである。これは大いに異常なことである。
 本人の感覚が重んじられないことを、精神医学では「本人に病識がない」などとして片付けるが、本来患者と呼ばれる人間がどう感じ、どうとらえているかが重視されねばならないのは言うまでもない。
 たとえば極端な話として(精神科では極端ではないが)、親がわが子に対する虐待を続けていて、成人したわが子が親に暴力をふるい返したと仮定しよう。ほかの人間に対しての暴力は一切ない。この場合、本人からみれば、生存を保つために、そして仕返しのためにその暴力行為を行なっており、(それは善い行ないではないかもしれないが)精神病にはあたらないのである。
 しかし精神科ではこの患者を精神病として扱うことになる。決して虐待してきた親は精神病とは扱われないのだ。
 その結果、多量の投薬がなされ、場合によって電気けいれん療法が行なわれることになるが、これは虐待を重ねていた親が自らの罪を隠し、自分にとって不都合な行動を起こす患者を、さらに侵害するための手段となりうる。このことは決してまれな例ではない。
 実際これらの治療は政治犯などの矯正に用いられ、死者が多数出ながらも続けられたことが報告されている。
 だからこそ精神的な治療と呼ばれるものは、その程度がいかなるものであれ、本人の感覚を抜きにして決定することは許されない。これは基本的人権の確立でもあり、最低限の医学倫理の実現でもある。
 しかし、その建前は無視され、今でも電気けいれん療法は日本中の精神病院において続けられているのが現実である。
 また、すでに廃れてしまったが、近年まで行なわれていた拷問的治療に脳手術がある。
 脳手術は同じく大戦前を起源とし、前頭葉切除術が多く用いられロボトミーなどと呼ばれた。ロボトミーの語源はロボットのようにするという意味ではなく、ロベクトミー(葉切除)からきているとされる。前頭葉は学習、言語、社会性、また人間性全体などを司る部分であり、手術により前頭葉を取り除くことで、おとなしくさせようという治療法だ。
 しかしこの治療もまた、本人のために行なわれているというより、邪魔者を消し去りたいがために脳を摘出しているというほうが正解であった。

以上、抜粋終わり

アメリカや欧州では精神医療を見直し、

代替医療に力を入れています。

しかし日本は依然として、

権威と利権がある者に牛耳られ、

見直されることがありません。

だからこそ、

我々市民側がしっかりとした情報を掴み、

学ばなければなりません。

今はインターネットという情報化社会になり、

便利になりました。

どんなに情報を隠蔽しようとしても、

必ず漏洩します。

せっかくインターネットという素晴らしいアイテムがあるのですから、

それを賢く使いましょう。

そして何が正しいかを常に自分で掴んでおく必要があります。

それが現代の賢く健康に生きる秘訣です。

うつ病からの脱出ー精神科は、やりたり放題! 1ー

今日から精神科の実態について見ていきたいと思います。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

精神医学はなぜ生まれたか?
 皆さんは精神医学の発祥がいつごろかご存知だろうか?
 精神という存在について考察してきた過去の偉人はたくさんいても、精神を医学と結びつける考えは近代まで存在しなかった。教科書的には1818年とされていて今から約200年前である。
 他の医学と比べて歴史が浅いのは、他の病気と違って精神の動向が個性や宗教、哲学と結びつけて考えられたからであり、「病気である」という認識が存在しなかったからに他ならない。
 その精神病者の処遇については、古代においても現代においても大きな違いはない。
 要するに大多数一般の目から見て異質であり、社会的に好ましくないものを規定し、隔離するというのが考え方の基本として存在してきた。その呼び名が狂人であったり変人であったり天才であったりしたものが、「精神病者」に変わったにすぎない。
 つまり精神医学であろうと心理学であろうと、その発祥と起源をたどれば優生学という概念にたどりつく。
 自分は「変」ではなく、他の人間は「変」である、なので「自分のほうが優れている」という考え方が根本にあり、逆に言えば「なぜ彼らは劣っているのか」ということを学問として規定したいがために発生したという点において、精神医学は他の医学とはまったく違う動機性を持っている。
 そしてすべては根本的に優生学の考え方をもとに進められてきた。精神医学のさまざまな歴史は歴史書に譲るが、それらの目的は人を救うという点ではなく、人を矯正、洗脳し、問題行動を示すすべてのものを排除しようとするものであった。
 そうやって精神医学はあらゆる問題に利用、応用されてきたのである。民族差別しかり、人種差別しかり、集落的差別しかり、政治犯や反逆者に対する扱いしかりである。
 それは現代精神医学においても変わらず、措置入院しかり、医療保護入院しかり、大量の薬物投与しかり、保護室による拘束しかり、電気けいれん療法しかり、患者会や家族会の構成しかりである。

非科学としての精神医学
 精神医学はその精神症状を「脳の異常」としてとらえようとするため、今ふうにいえば理系的に考えようとする分野であるらしい。
 それに対して心理学は脳というより「心理的動向」を基調として物事を考えていくため、ある意味文系的といえるらしい。
 脳や遺伝子という問題よりも、個性としてアプローチする心理学のほうが、一般人には受け入れられやすいのは事実だが、本来そのどちらかが優れているとかいう問題ではなく、双方の視点から人間の探求に向かうことがなければならない。
 しかし残念ながらその協調は、現代においてもほとんどみられないのが実情だ。
 そもそも「脳の異常」というが、精神医学においていまだに疾患の原因は科学的にわかっていない。薬物の効果についても同様である。
 今ある疾患理論、薬物理論というのはすべて2012年現在でも仮説である。証明されたり因果関係を導けるものが何一つないのだ。それはつまり精神医学、精神疾患のすべてが主観であり、医師の人格にゆだねられているという危うさの裏返しでもある。
 それにもかかわらずこの分野が、科学であるはずの「医学」として普及してきたことは、一種の驚きであるといえる。非常に非科学的なはずの精神医学が、あたかも科学的であるかのように扱われることによって、さまざまな被害の温床となってきたのである。

その日の気分で決まった「診断基準」
 科学といえないからこそ、精神科の診断基準はとてもいい加減である。
 たとえば「DSM」というアメリカの精神科診断基準に関しては、製薬会社と癒着の深い精神科医が、多数決やその日の気分で診断基準を決めた、というエピソードが残っているくらいである。「DSM」は現在まで第四版が発行されており、2013年に発表する第五版の編纂作業がアメリカ精神医学会によって進められている。
「DSM(第四版)」で編集の議長を務めたアレン・フランセス医学博士は、出版予定の「DSM(第五版)」について反省を込めて以下のように述べている。
「『DSM(第五版)』は(中略)とんでもない処方にもつながりかねない未検証の新た診断の導入である。こうしたレッテルを貼られた(しかも多くの場合、誤ったレッテルが貼られているのだが)子どもたちに、抗精神病薬が何らかの利益をもたらすという証拠は、どこにも存在しない。だからと言って、抗精神病薬が不必要かつ不用意に使われることはないのかと言えば、決してそうではない。それが大いに懸念される。
(中略)それは、いったん『DSM』の新しいカテゴリーとして公式なものにされてしまえば、あとは診断が独自の道を歩み始めるということである。そこに乱用される可能性がある限り(可能性があるのは明らかである)、それは乱用されるものである。つけ込む隙が少しでもあれば、そこに抗精神病薬の過剰使用が知らぬ間にこっそりと割り込んでくる。それは経験から明らかである」
 こんな癒着の深い精神科業界であるから、当然製薬会社と精神医療が儲かるように診断基準を設定してきたのである。
 これが教科書であるのだからまっとうな医療など成立するはずがない。
 そしてそれ以上に恐ろしいエピソードとして、薬が先に開発されて、その薬を売るために都合のいい精神疾患が作りだされているという現実があるのだ。
 たとえば、社会不安障害、気分変調症、軽度・中度発達障害、大人の発達障害、現代のうつ病などはその典型であろう。

以上、抜粋終わり

精神医学の成り立ちですが、

残念ながら現在に至るまで、

まだ科学的根拠は解明されていません。

すべて仮設です。

仮設で治療を行っているのですから、

効果を期待するのには無理があるのではないでしょうか?

私は真実を伝えているつもりですが、

上記が本当かどうかはご自分でも調べて必ず確認してくださいね。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 9ー

今日はこのテーマの最後です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

栄養素が欠けたときにあらわれがちな精神症状
最後に、主な栄養素と、それが欠乏したときにあらわれがちな症状を次のページにあげておきます。心当たりのある症状の方は、サプリメントなどで不足した栄養素を補ってください。

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これが、おすすめサプリメント
最後に、あなたの健康維持に効果のあるサプリメント、また、実際の病気に効果的なサプリメントをあげておきます。

●とりあえず健康だが予防医学的見地からさらに健康を維持したい
成分の種類と含有量や栄養バランスのとれた複合タイプのK・リゾレシチン、マルチビタミン・ミネラル、良質のたんばく質
●美容やダイエット
レシチン系食品、プロテイン(またはペプチド)、複合タイプのマルチビタミン・ミネラル、キムネマシルベスタなど
●頭のはたらきをよくしたい、記憶力・集中力を上げたい
K・リゾレシチン、マルチビタミン・ミネラル、プロテイン、マグネシウム、カルシウム
●老化防止、免疫力を高めたい
K・リゾレシチン、シイタケやアガリスクなど菌糸体食品、キチンキトサン、糖鎖、プロポリス、マルチビタミン・ミネラル、
K・リゾレシチン、水素などのSOD様食品
●精力を高めたい
ペプチド、ビタミンE、亜鉛、K・リゾレシチン、セレニウム
●筋力をつけたい
プロテイン(またはペプチド)、K・リゾレシチン、マルチビタミン・ミネラル
●よく眠りたい
 K・リゾレシチン、GABA、メラトニン、トリプトファン、カルシウム、ビタミンB群
●糖尿病予防・治療
 キムネマシルベスタ、糖鎖、K・リゾレシチン、桑の葉エキス、ペクチン、クローム、亜鉛、カルシウム、カリウム、βグルカンなど
●高コレステロール・高血圧症
 K・リゾレシチン、ビタミンB群
●脳卒中の予防・治療
 K・リゾレシチン、DHA/EPA、糖鎖、乳酸菌生産物質、ビタミンC・E・B群、βグルカン
●低血圧
 K・リゾレシチン、ビタミンC・E・B群、植物性プロテイン、カルシウム、鉄分
●心腺病
 K・リゾレシチン、糖鎖、ビタミンC・E・B群、植物性プロテイン、マグネシウム、βグルカン
●白内障
 K・リゾレシチン、糖鎖、ビタミンA・C・E・B群、植物性プロテイン、カルシウム、マグネシウム、カリウム
●緑内障
 K・リゾレシチン、ビタミンA・C・E・B群、植物性プロテイン、ミネラル
●胃潰瘍・十ニ指腸潰瘍
 K・リゾレシチン、ビタミンA・C・E・B辞、カルシウム、植物性プロテイン、マルチビタミン、βグルカン
●肝臓障害
 シイタケやアガリスクなど菌糸体食品、糖鎖、乳酸菌生成物質、K・リゾレシチン、ビタミンA・C・E・B群、動・植物性プロテイン、
 鉄分、βグルカン
●腎臓障害
 ビタミンA・C・E・B群、マグネシウム、カルシウム、糖鎖、K・リゾレシチン、プロテイン、塩化カリウム、βグルカン
●痛風
 ビタミンC・E・B群、ペクチン、重炭酸カリウム、K・リゾレシチン、βグルカン
●関節炎・関節リウマチ
 ビタミンC・E・B群、プロテイン、K・リゾレシチン、グルコサミンコンドロイチン、βグルカン
●喘息
 ビタミンA・E・B群、カルシウム、プロテイン、K・リゾレシチン
●膀胱炎
 糖鎖、ビタミンA・C・B、マルチミネラル、プロテイン、K・リゾレシチン
●自律神経失調症
 K・リゾレシチン、ビタミンC・E・B群、カルシウム、プロテイン、大豆イソフラボン、糖鎖、COQ10
●月経障害
 K・リゾレシチン、ビタミンE・B群、βグルカン
●食欲減退
 乳酸菌生成物質、ビタミンA・C・B群、ビオテン、リン酸、ナトリウム、パントテン酸、マルチビタミン・ミネラル、K・リゾレシチン、
 糖鎖、βグルカン
●がん予防・治療
 シイタケやアガリスク・マイタケ・ハナビラタケなど菌糸体食品、糖鎖、セレニウム、亜鉛、キチンキトサン、プロポリス、
 ビタミンC・E、SOD様食品、K・リゾレシチン、βグルカン

以上、抜粋終わり

たくさんのサプリメントが紹介されていますが、

くれぐれも自分で善し悪しを判断の上で、

試してくださいね。

私もサプリメントはいくつか試したことがありますが、

良いと思ったのは、

玄米酵素ハイ・ゲンキ

まるかんの青汁酢、未来の青汁 ウルトラパニウツ元気、歩き元気ギックリ楽らく

などはお勧めサプリです。

ハイ・ゲンキは知り合いのアトピーの人も摂取して、

アトピーが綺麗になっていました。

パニウツ元気は飲んでいる間、

脳が爽快でした。

歩く元気は飲んでると、

膝の痛みが取れました。

それぞれ摂取すると月5千円以上掛かりますが、

その値打ちはあると思います。

サプリメントはいろいろありますが、

自分が試して効果があると思われたものが一番良いので、

その辺はご自分でご判断くださいね。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 8ー

今日は第8弾です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

予防医学の味方・サプリメントの有効なとり方
普段の食事で細胞が喜ぶような食べ物を口にするのが理想ですが、なかなか難しいのが現実でしょう。そこで当クリニックでは、栄養補助食品、サプリメントをおすすめしています。
サプリメントは日常の食生活で十分に摂取できない栄養素や、ストレスや病気で消耗したビタミンやミネラルなどを補給できるからです。
しかし日本では、サプリメントの地位はまだまだ低いようです。医師が患者さんにサプリメントをすすめても保険点数の対象になりませんし、下手に販売すれば自由診療の一部とみなされ、保険診療を行う病院としてはペナルティを受ける可能性もあります。ですから、どんなにいいサプリメントであっても勧めない医師も多いのです。また、「しょせん効果はない」と最初から切り捨てている医師もいます。
アメリカでも、以前はサプリメントの摂取に反対する医師がほとんどでした。それが、 先述した「マグガバン・レポート」が発表されて以来、徐々に見直され始め、2002年の米国医師会ジャーナルの機関紙「IAMAL では「すべてのアメリカの成人男女は、慢性病予防にマルチビタミンなどのサプリメントを1日1回以上とったほうがよい」と発表。それ以来、アメリカ人の約75パーセントがなんらかのサプリメントをとるようになったそうです。
人それぞれ生活習慣も体質も違いますから、「売れているから」「話題になっているから」という理由でサプリメントを選ぶのはよくありません。「病気を予防できるか」「自分の病気を改善できるか、できないか」ということをよく考えてサプリメントを選び、自分に合った摂取の仕方をしなければ効果は期待できないでしょう。
当クリニックでは栄養学的見地、予防医学的見地からサプリメントの研究を行っており、薬を使わずにさまざまな症状の患者さんを治療しています。その経験からまとめた、目的別サプリメントの選び方は下のとおりです。
このように、目的をはっきりさせれば、自分がどんなサプリメントを摂取すればいいかの参考になるでしょう。

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現代人に必要な栄養補助食品とは
上記の表を見ると、ビタミンとミネラル、レシチンやプロテインが多いことに気づくでしょう。予防医学的見地からいえば、現代の日本人に必要な栄養補助食品は、ビタミン、ミネラル、レシチンに集約されるからです。
 細胞膜の組織の中で触媒のはたらきを担っているレシチンは、さまざまな代謝機能をコ ントロールするために必要な栄養素なのです。しかも、ほかのサプリメントと一緒にとることによって、その吸収効果を高める相互作用があります。
ビタミンやミネラルは、合わせて約40種類ありますが、たったひとつが欠乏しても必ずなんらかの症状があらわれます。ですから、自分の体に最も必要なものは何か、何が不足しているかを見極める必要があります。
 しかし、その自覚症状に気づく人はほとんどいませんし、6000種類以上のサプリメントから自分に合ったものを選ぶのは至難の業でしょう。
 そこで、数十種類のビタミンとミネラルがバランスよく摂取できるマルチビタミン・ミネラルをおすすめしているのです。通常「マルチビタミン・ミネラル」と呼ばれるものには、20種類以上のビタミン、ミネラルがバランスよく含められているもののことです。EとCの2種類だけでは「マルチ」とはいえません。このマルチビタミン・ミネラルに高たんばく食品やレシチンを加えれば、基礎栄養食品としては完ぺきです。
 このマルチビタミン・ミネラルとレシチンは、畑でいえば微生物豊富ないい土壌をつくる基礎肥料といえるでしょう。

以上、抜粋終わり

何度も言いますが、

最近は野菜の栄養価が年々下がってきています。

これは戦後に行ってきた、

農薬農法による弊害です。

このため昔と同じように野菜を摂取していても、

栄養価が低いために、

栄養障害が起こるようになってしまいました。

それを厚生労働省は知っているので、

サプリメントの販売を許可したわけです。

これは以前にも書きました。

つまり、野菜から栄養を補給する場合、

現在は栄養価の高い無農薬野菜を探して摂取するか、

足りない分をサプリメントで補うかという選択が必要なわけです。

現在はインターネットの普及で、

無農薬野菜も簡単にネットで購入できますので、

どっちを選択するかはご自分の考えた次第です。

でもできることなら、

サプリメントよりも新鮮な野菜から摂取することをお勧めします。

何故ならサプリメントはずっと取り続けないといけませんが、

これが結構高価になるからです。

お金に余裕のある方なら良いのですが、

良いサプリメントは5千円以上しますので、

病気で早く治したい場合は一時期使われるのは良いと思いますが、

ずっと続けると金銭的負担になると思います。

いずれにしても、

自分が良いと思う判断で行ってください。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 7ー

今日は第7弾です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

K・リゾレシチンの有効性は立証されている
 私たちは普通、純度の高いものほど有効性が高く、体にもよい、と考えがちですが、そうではありません。精度や純度を高めると、それだけ薬物(化学物質)に近づいてしまいます。
 レシチンも本当は大豆そのものでとったほうがいいのですが、それには毎日大豆をバケツ1杯分もとらなければなりません。これは生理的にも物理的にも不可能でしょう。ですから、従来のレシチンより、体内に吸収しやすい低分子にしたリゾレシチンにさらに複合栄養素を融合させたK・リゾレシチンのほうが有効性が高くなったのです。
 K・リゾレシチンをとると、血液脳関門を透過して脳には10〜15分で届き、数時間にわたって脳が落ち着いているときにあらわれる脳波・アルファー波が増えることもわかりました。これは産業医科大学医学部の菅野久信名誉教授の臨床実験によって立証されています。
 また、米国マサチユセッツ工科大学の特別研究チームによって、脳内ホルモンのドーパミンもK・リゾレシチン摂取後10〜15分でレセプターにしっかり集績されていたことが確認されています。更に同大学による生体反応試験においても各種のホルモンの分泌と生成が確認されています。
 それだけではありません。鈴鹿医療科学大学大学院の研究グループが行ったK・リゾレシチンの実験においても、K・リゾレシチンをとると、脳内ホルモンの調整役で脳を落ち着かせるセロトニンや、脳に幸福感を与えるβエンドルフィンなどが増えることが確認されました。
 レシチン以外にも、患者さんの神経伝達組織を修復して健康な神経組織に戻し、組織の傷を癒すにはいくつかのビタミンやミネラル、神経伝達物質の原料となるペプチド、DHA/EPAやその他の栄養素も必要となります。
 良質な食事をとると同時に、効果的なサプリメントを活用するのが、細胞(膜)栄養療法です。ただし、私たちが主張している細胞(膜)栄養療法というのは、なんでもサプリメントを活用すればいいというものではなく、すべての栄養の受け皿であり、代謝機能の根幹をなしている細胞膜のリン脂質(レシチン)を摂取してこそ、初めて確かな有効性が期待できるというものです。
 本章の最後に、私がおすすめするサプリメントをご紹介しますので参考にしてください。

徐々に受け入れ態勢を整えていく
 体の細胞膜の約50パーセントを構成する必須の栄養素レシチンを食べて「体に合わない」という人や、下痢をしたり食欲がなくなってしまう人がたまにいます。しかしそれは、体に受け入れ態勢ができていないというだけのことです。
 受け入れ態勢ができていないときに起こるそのような反応を、一般には「好転反応」「瞑眩反応」などといいますが、私たちは「反応現象」と呼んでいます。たとえば、カラカラに乾燥した砂漠に毎日雨が降れば草が生えくるでしょう。しかし3、4日集中的に豪雨が降れば洪水になります。「反応現象」とは、この洪水のようなものです。
 つまり、カラカラ状態のところに雨水が過剰に入っておこる洪水が「反応現象」といえます。
レシチンの話に戻れば、普段から栄養のバランスをとって、体にいいものをとっていれば反応現象は出ません。
 レシチンを食べてなんとなく違和感のある人には、少しずつ慣らしていくことをおすすめしています。慣らしていくうちに細胞が受け入れやすくなり、症状が改善されます。
 副作用とは、体が受けつけないから起こる反応で、健康食品を食べて出る反応現象とはまったく異なるものです。

食生活を見直し、認知症を予防する
 高血圧症や狭心症の薬を飲んでも、脳のシナプスはやせてしまいます。しかしそれはC TとかMRIで診てもわからないため、原因をよく追究せず安易に精神科にまわしてしまうケースがあります。
 ここで気をつけたいのは、食事療法やサプリメントをとることでシナプスが太くなれば、誰でも認知症が治るのかといえば、残念ながらそうではありません。治るかどうかは、普段の生活習慣や食生活、薬の服用量にもよります。
 また、まわりの家族次第ともいえます。「年寄りだけ別メニューの食事療法が面倒くさい」という家庭はけっこう多く、自分たちと同じようにパンや牛乳、加工食品の多い食生活では治るものも治らないでしょう。
QOLを維持したまま年を重ねたいのであれば、やはりきちんとした食生活を心がけるしかありません。しかもこれからは、超高齢化社会が待っています。
 一人ひとりが自分の健康に気をつけ、薬に頼らないことが、膨大な医療費を抑えることにもなるのです。

以上、抜粋終わり

K・リゾレシチンをネットで調べてみましたが、

だいたい9,000円前後といったところでしょうか。

ものはかなり良さそうです。

レシチンだけだとピンキリで、

安いものだと千円以下の物もあります。

私はK・リゾレシチンというサプリメントは摂取したことがないので、

良いも悪いも何とも言えませんが、

試してみたいと考えています。

もし飲んでする方で、

お勧めだと思われる方は、

紹介してくださいね。

うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 6ー

今日は第6弾です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

症例6 認知症の男性(80代後半)のケース
【来院前】
「夫が病院でアルツハイマーと診断された」という妻からの電話。半年薬を飲んでいるのに改善しないという。毛髪検査をするため毛髪を送ってもらう(遠方のため)。兄弟の名前や昨日食べたもの、日づけがわからないなど、もの忘れがはなはだしい。
【服用していた薬】 アリセプト
【当クリニックのアドバイス】
アリセプトをやめ、以前から夫婦でとっていたミドリムシ(マルチビタミン、ミネラルにDHA/EPAが加わったようなサプリメント)とともに、サプリメントを3種類増やす。年金生活のため、治療にあまりお金をかけることができないとのこと。
【当クリニックの食事・細胞(膜)栄萎療法】
和食中心のメニューにし、特にネバネバ食品(納豆、山いも、おくらなど)をとることを提案。
【当クリニックが処方したサプリメント】K・リゾレシチン、糖鎖、オメガ3(DH A/EPAでもよかったが、高齢者のため液体に)
【その後の経過】
3カ月後に「記憶がすごくよくなった」と妻から電話。受け答えを多くするような会話を心がけた妻の対応もよかった。

薬より脳細胞が喜ぶ食べ物を
 つまり、脳細胞に適切な栄養素を与えてあげればいいわけです。栄養素として必須なの が、大豆食品などに含まれているリン脂質(レシチン)です。欧米では頭脳食品(IQ食品)、または天然のトランキライザー(精神安定剤)として知られています。
 これを毎日摂取していれば、脳細胞のはたらきが活発になり、集中力や記憶力が増大していくのです。
脳内(間脳)でつくられるアセチルコリンという神経伝達物質は、レシチンのなかに含まれている「コリン」を元につくられます。これによって脳神経細胞のはたらきが活発になります。
 神経細胞の脱落や死滅が、細胞間の信号を伝えるアセチルコリンと深い関係にあること はすでに定説です。また、認知症の場合、このアセチルコリンの分泌量が特に低くなっていることもわかっていますから、これを増やせば症状の改善も可能でしょう。
 認知症などの高齢者に向精神薬などの薬を与えても、ますます症状が悪くなるばかりです。繰り返しますが、私たちの細胞は薬物ではなく食べ物でできていますので、薬ではなく、適切な栄養素をとるべきなのです。

心の病には頭脳食品(IQ食品)・レシチンを!
 私どものクリニックでは、食事指導だけではなく、ほとんどの患者さんに「K・リゾレシチン」を処方しています。K・リゾレシチンとは、レシチンに複合栄養素を融合させたものですが、ここでちょっと脳の栄養素ともいえるレシチンについて考えてみましょう。
「レシチン」と呼ばれるものは商業名で、学名はリン脂質です。
 第2章でも触れた、このリン脂質・レシチンは大豆食品 に含まれ、欧米では頭脳食品(IQ食品)、天然のトランキライザー(精神安定剤)として知られています。
 レシチンは動植物界に広く存在しています。動物では脳・骨髄・心臓・肺・肝臓・腎臓や血管、卵黄に多く、植物では大豆をはじめとする穀類に多く含まれています。
 レシチンは人間の体内では、細胞内のミトコンドリアや小胞体、核膜、リソゾーム、細胞質膜にそれぞれ40〜50パーセント、血液壁などには90パーセントもあるといわれています。この細胞膜内のレシチンの役割は下の表のとおりです。

レシチンの役割
電子伝達機能、情報伝達機能、エネルギー生成機能、栄養代謝、ホルモン代謝、脂質代謝、糖質代謝、薬物代謝、水分代謝、細胞内呼吸代謝、膜界面における透過性の活性化。

 レシチンは、日本でも70年以上前から高脂血症の医薬品として販売されていましたが、サプリメントとしては、1973年に当クリニックの会長・神津健一が厚生省(現厚生労働省) に健康食品として申請し、認可を受けたのが始まりです。
 原料が100パーセント天然の大豆であるため、すでに医薬品として売られているもの(顆粒状)と同じであったが、健康食品として販売することが認可されたのです。
 1990年代には従来のレシチンのほかに、分子量を半分以下に下げた低分子のレシチンが開発され、特殊な乳化剤として化粧品の材料にも使われるようになったのが、リゾ(低分子)レシチンです。しかしコストが高いため、健康食品として応用されるケースはほとんどありませんでした。
 そして1998年、神津会長は栄養価を高め、相乗効果を出すためにいくつかの特殊栄養素とビタミン類を加えたものを開発しました。おいしくて食べやすくするためにグミ状にしたり、ゼリータイプにしたことにより、従来のレシチンより効果があるという評判を得ました。
 それがK(神津)・リゾレシチンです(ちなみに財団法人日健協会による大豆レシチンの定義は「リン脂質を50パーセン以上含有し、大豆由来以外の成分を含有しないもの」ですが、K・リゾレシチンはリン脂質が約10パーセント前後であるにもかかわらず、有効性は逆に高くなったのです)。

以上、抜粋終わり

認知症については、アルミ鍋や服用している薬からも、

アルミニウムが混入しているので、

それが原因ではないかと、

疑われますが、

現在、残念ながら、

私の知るところでは、

認知症を治す方法はまだ見つかっていません。

アルツハイマー型認知症には、

ココナツ油が良いという話もありますが、

まだ勉強不足で、

自信をもってお勧めできません。

経絡治療にしてもほとんどの疾患に対して、

有効な治療法があるのですが、

認知症に対しては、

まだ有効な治療方を知り得ません。

わかり次第、報告したいと思います。

淀川マラソン

11月1日淀川マラソン大会のフルマラソンに参加してきました。

去年から参加しだいたので、今回は2回目です。

いつも金メダリストの高橋尚子さんがゲストで来られています。

高橋さんはサービス精神旺盛で、

一生懸命走っている選手を応援しています。

去年は3回ハイタッチをする機会がありました。

今年は1回だけでしたが、

高橋さんとハイタッチをすることができました。

走っていて空を見上げると、

なんと、日輪が出てました。

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なんか天上界から応援してもらっているようで、

大変嬉しかったです。

結果は無事完走。

記録はイマイチでしたが、

去年よりは良かったです。

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妻もハーフマラソンに初参加してましたが、

彼女も無事完走しました。

終わったあとは、温泉に入って汗を流し、

その後一緒に参加した仲間と居酒屋で祝杯をあげました。

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次は11月29日の加古川マラソンです。

こちらもフルマラソンにエントリーしてますので、

ちょっとでも淀川マラソンよりも良い記録を出せるように頑張ります。