うつ病からの脱出ー薬の矛盾ー

新年あけましておめでとうございます。

今日から新たな1年の幕開けとなりました。

本年も私が真実だと思う情報をお伝えしていきたいと思います。

どうか今年も皆さまのご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

去年からうつ病からの脱出として、

うつ病の外部環境に関わる重要事項をお伝えしてきました。

それはこれらのことを知っておかないと、

患者自身が振り回され、

苦しむことになると思ったからです。

まだしばらくこのような内容が続きますが、

どうかお付き合いください。

今日は薬の矛盾ということでお伝えします。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

糖尿病の患者さんに ブドウ糖を渡す不思議

健康診断で血糖値が高いと、すぐに指導が入ります。糖尿病の恐れがあるというのです。糖尿病とは、インシュリンという、ブドウ糖をエネルギーとして細胞内に取り込むためのホルモンが、膵臓からうまく分泌されなくなる病気です。そのため、血液中のブドウ糖濃度が高くなってしまいます。糖尿病は失明、下肢切断や透析などさまざまな影響を引き起こす可能性が高いので、注意が必要な病気です。

糖尿病の患者さんの中には、インシュリン注射を日常的に打っている方がいます。これは、自分の膵臓から分泌されるはずのインシュリンが足りないので食事をすると血糖値が急激に上がってしまうため、インシュリンを打って血糖値を下げるのです。

 

インシュリン注射で倒れる

しかし、このインシュリン注射で、倒れる人がいます。

一つは、低血糖になりすぎるからです。薬というのは残念ながら「うまい具合に調節」ができません。そのため、インシュリンを打つことで、必要以上に血糖値が下がり、低血糖で倒れてしまう人がいるのです。自分自身で分泌するインシュリンであれば、このようなことは決してありません。そのため、薬剤師は、「低血糖に気をつけてくださいね」と言って、ブドウ糖をお渡しするのです。血糖値の上昇を抑えるために、インシュリンを打っているのに、糖分を渡すなんて!それ自体がおかしなことですよね。

二つ目には、なぜご自身がインシュリン注射を打っているのか、わかっていない方が多いのです。インシュリンで治療中の中村さんは「食事の前にインシュリンを打って、食べずにいたら倒れて」救急車で運ばれてしまったそうです。食事で上がった血糖値を下げるために打つのがインシュリンですから、打った後に食事をしないと、低血糖になってしまいます。インシュリンを「熱があるから解熱剤」というように考えていると、命を危険に曝すことにもなりかねません。

もしかしたら、医師や薬剤師の指導が足りないのかもしれませんが、ご自身も漫然と使うのではなく、薬の作用をしっかり理解していただきたいと思います。

 

現在の治療がベストという証拠はない

糖尿病の治療に関しては、現在次のような調査結果も出始めています。

 

・薬剤やインシュリンで無理に血糖値をコントロールすると死亡率が上がる

・持続的に高血糖であるよりも、血糖変動を繰り返す方が危険

 

現在の治療がベストという証拠は実はまだ出ていないのです。

実際に、高い血糖値でも問題なく過ごせる体質の方もいます。むしろインシュリンを打つことで、「その人にとっての低血糖」を起こす可能性もあるのです。人はさまざま。一つの基準値では測ることはできません。また、糖尿病の一番の原因はストレスともいわれています。インシュリンを打つことは正しくても、それがストレスとなりかえって糖尿病を悪化させるということもあるため注意が必要です。

 

骨粗鬆症はつくられた病気

「骨粗鬆症」という「病気」は、昔はありませんでした。20年ほど前に突然出てきた疾病です。

女性は閉経を迎えると、女性ホルモンのエストロゲンが減ることで、骨量の低下が起こります。ですから、多くの女性が年齢とともに骨密度が減るのは仕方のないことです。骨密度が低くなっていても直接的なダメージはないのですが、「転倒をしたときに骨折しやすくなる」という理由で多くの方に薬が処方されています。

吉田さんは骨組髭症の薬をもう2年も飲み続けているのですが、骨密度の変化はないといいます。でも、担当の先生が「薬を飲んでいるから低下していないんだよ」と言うので飲み続けているとのこと。「薬を飲んでいるから悪くなっていない」という言い方は、骨粗鬆症の患者に限らず、医師の常套句です。このままでは、一生飲み続けることになります。しかも骨粗繋症の薬はかなり怖いものなのです。

 

副作用が骨折!?

「転倒したときの骨折を防ぐ」ために飲むはずの薬の副作用の欄に驚くようなことが書いてあります。骨粗鬆症の薬「フォサマック」の副作用の欄には「けいれん、しびれ」など 「症状が出たら転んで骨折してしまいそう」というものだけでなく、「顎骨壊死・顎骨髄炎」など飲むだけで骨が壊死したり、さらには「大腿骨転下子及び近位大腿骨骨幹部の非定型骨折」。なんと「骨折」と明記されているのです。

私は、薬を飲むことよりも、転倒しないことの方が大事だと思っています。骨密度を数パーセントアップしたところで、ひどい転び方をしたら結果は同じ。転倒を防ぐには、下半身とりわけふくらはぎの筋肉を鍛えることが重要です。大切なのは、骨密度を上げることだけでなく、日々の運動を通して転倒しない身体をつくることです。骨密度を上げるためには、身体に振動を与えることが大切です。負荷の少ない運動で何歳からでも鍛えることができます。

以上、抜粋終わり

糖尿病の方は当たり前ですが、甘い物が大好きです。

そのため甘い物を大量に食べる傾向があり、

糖質中毒になっています。

しかし多くの人は自分が中毒になっている自覚はありません。

なぜなら糖分は毒とは思っていないからです。

野菜や果物の中に入っている自然な糖分は問題ないのですが、

精製された砂糖や人工甘味料などのたぐいは、

急激に血糖値を上げるため、

実は非常に体に悪いです。

しかし砂糖にかかわることは、

多くの食品業界にかかわることなので、

厚い政・管・財の癒着で隠蔽されているため、

公表されることはありません。

ゆえに何も知らない国民は、

その味覚の虜になっているため、

事実に気づくことはありません。

こうしてゆるゆると体を壊していき、

病気へとなっていくわけです。

それはほかの病気も大なり小なり同じ構造があります。

食品でじわじわと体を壊し、

病院で更に薬でじわじわと体を壊し、

最後は墓場まで持っていくという仕組みがあるのです。

これは完全に産業構造として仕組まれた構造なのです。

なので、我々は早くそのことに気づき、

この構造から脱出しなければなりません。

それが自分の健康を守ることになるのです。

うつ病からの脱出ーコレステロールについて考えるー

今日はコレステロールについて考えたいと思います。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

コレステロール値は一番暖味な基準です。

高くても低くても自覚症状がないからです。ですから、大抵の方は健康診断でコレステロール値が高いと言われても、「え、そうだったんだ」という感じです。体調が悪いから気がつくわけではないのです。

でも、その際に「血管が詰まる」「血液ドロドロ」「脂質異常症」などと言われると、ひどく不安になります。コレステロール値は自分では測れませんし、体調として感じることもできないので、不安だからまじめに薬を飲んでしまうのです。

2007年4月に日本動脈硬化学会がガイドラインの改訂を行い、診断名を「高脂血症」から「脂質異常症」に変更しました。

脂質異常症は、現在は次のような基準で測られています。

 

LDLコレステロールが140㎎/dL以上「高LDLコレステロール血症」

HDLコレステロールが40mg/dL未満「低HDLコレステロール血症」

中性脂肪が150㎎/dL以上「高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症)」

現在では「総コレステロール値」はあくまでも参考値としての記載となり、診断基準から外されています。この「日本動脈硬化学会」の3つの数字が健康診断の結果などにも用いられるのですが、基準が増えたことでよりわかりにくくなっているように思えます。

 

薬の発売に合わせて下がった基準値

1980年代中盤までは、95%以上の人が、総コレステロール値240〜250㎎/dL以下で健康だったという理由で、これを基準値としていました。

ところが、「メパロチン」というコレステロール値を下げる薬が発売されると同時に1987年日本動脈硬化学会により、総コレステロール値220㎎/dL、トリグリセライド値150㎎/dL、HDLコレステロール値40㎎/dLという基準値が提唱されたのです。

さらに1991年に日本動脈硬化学会より、LDLコレステロール値が重要であることも強調されました。そして2002年に、総コレステロール値220㎎/dLに相当するLDLコレステロール値として、140㎎/dLが追加されました。

総コレステロール値は1999年に240㎎/dLへの改定直前までいったものの、「220㎎/dLが普及しているので、数値を変更することで医療現場に混乱が起きる」という日本動脈硬化学会の改定反対派の主張が通り見送りとなりました。

2007年、「高脂血症の診断基準」を「脂質異常症の診断基準」とし、動脈硬化性疾患リスクの高い診断基準としてLDLコレステロール値140㎎/dL採用し、総コレステロ-ル値については、むしろ診断基準から外されたのです。

このように、コレステロールの基準値自体が、薬の発売や、学会の主張によって左右されているのです。

 

抗コレステロール薬の 副作用は「がん」

多くの人が従来の基準にそって飲み始めた抗コレステロール薬ですが、長期に服用することで「がん」になるリスクが高まることがわかってきました。先ほどの降圧剤と同じように因果関係の証明は難しいのですが、無用な薬を長期間飲まされていれば免疫機能が破壊されることは間違いありません。それががんにつながってもなんら不思議ではありません。

 

妊娠・出産に不可欠なコレステロール

「低い方がいい」と思われているコレステロールですが、女性には大切な成分です。例えば排卵に必要な女性ホルモンのエストロゲンも、妊娠のために子宮内膜を厚くする機能をもつプロゲステロンも、コレステロールを原料とします。むやみに下げた方がいいというわけではないのです。

 

閉経後の女性がターゲット

女性は閉経後、エストロゲンの減少により、コレステロール値が自然と高くなります。しかし、心筋梗塞や脳梗塞の発症率は男性より低いのです。にもかかわらず、総コレステロール値をみてみると、異常とされる基準値(220㎎/dL)を上回る人は60代では2人に1人となってしまいます(平成22年国民健康・栄養調査)。

女性にとって、コレステロールは大切な要素です。だからこそ、その値が高くても病気の発症率は低いわけです。それをむやみに薬で下げてよいのかどうか、今一度考える必要があるのではないでしょうか。

以上、抜粋終わり

コレステロールは低い方が良いというのは薬を売るための方便です。

実はコレステロール値が低いと免疫力が下がり、

逆に病気になりやすくなってしまうのです。

このあたりのところは、

後日改めて詳しくお伝えしたいと思います。

血圧にしても、

メタボの話にしても、

医者と製薬会社が儲けのために仕組んだものです。

我々はその詐欺的行為に引っかからないためにも、

しっかりと体のことを勉強し、

正しい知識をみにつけていれば大丈夫です。

 

追伸:今年最後となりました。

今年このブログを読んでいただいた方に心から感謝申し上げます。

来年も私なりにお役に立てるよう書き続けて行きますので、どうかご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

良いお年をお迎えください。

木船太郎

うつ病からの脱出ー血圧を本当に下げる必要があるの?-

今日は血圧について考えてみたいと思います。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

高血圧の治療で認知症の恐怖

降圧剤を長期に服用すると認知症のリスクが高まるらしい、ということがわかってきました。10年、20年と飲み続けている降圧剤の副作用を、他の薬や生活習慣といった条件を除いて証明することはできないものの、認知症と診断された方々の中には、降圧剤を飲んでいる人が多いのです。

 

キリンの血圧は高い

血圧の話をするときに、私はいつもキリンを思い出します。首の長いキリンの血圧は、 上が平均260㎜Hg、下が160㎜Hg。頭の上まで血液を巡らせるためには、それだけの血圧が必要だということです。これは人間でも同じ。例えば156㎝の私と、190㎝の人では、必要な血圧も違うのに、2人とも基準は130㎜Hg未満です。

背の高い人は、身体に血を巡らせるために高い血圧が必要なはず。降圧剤で130〜140㎜Hgレベルとしていると、頭まで血液が到達しなくなることも考えられます。慢性的に酸素と栄養が脳に十分届かない状態となれば、認知症の危険も増してしまいます。

 

血圧にも個性がある

血圧を本当に下げる必要があるのでしょうか。性別、年齢、身長、そして血管年齢(67ページ)。それらすべてが反映されて血圧は決まります。つまり「血圧にも個性がある」のです。健康に過ごせているのであれば高くたってかまわない。130㎜Hg未満、140㎜Hg未満という基準に合わせる必要などありません。このような「基準値」がつくられるのは、ここに産業が生まれるから。声の高さや身長は薬で変えられないので、どうこう言われることはありません。しかし、薬で血管を緩め、血圧を下げることはできます。ですからそのための薬がつくられ、それに合わせた基準値がつくられるわけです。そもそも、10年20年かかって上がった血圧を、一気に引き下げる方が恐ろしいとは思いませんか?

 

血管年齢が若返れば、 高血圧は怖くない

年齢は残念ながら変えることはできませんが、血管年齢なら変えられます。

歳をとると、肌だけでなく血管のハリも失われ、血管という「ゴムチューブ」の弾力性も低下してしまいます。

よく、「降圧剤は一生のおつきあい」と言われますが、そうではない、というのは実感としてあります。血管というのは、3層の膜でできています。真ん中は平滑筋といわれる筋肉で、血管の伸縮性を保っています。加齢、ストレス、暴飲暴食などによって血管は劣化していきますが、平滑筋は筋肉ですから何歳になっても鍛えることができるのです。

では、どうしたら鍛えることができるのでしょうか。すごいテクニックはいりません。食事と運動に気を配る。それだけです。私自身、40歳の頃の血管年齢は恥ずかしながら59歳でした。それが55歳で血管年齢26歳にまで変化したのです。

食事と運動で血管は若返る

50歳の血管を持った私と、26歳の血管を持つ私で何が違うのか。主に3つあります。

 

・立ち方、姿勢、歩き方を変える

・玄米、味噌汁、漬け物を毎日食べる

・薬を飲まない

 

運動をすると血管の筋肉まで鍛えることができます。筋肉があれば、基礎代謝が高くなり、熱を生み出してくれます。代謝がいいということは、身体のターンオーバー(細胞や組織が新しく再生すること)もよくなるということ。例えば肌のターンオーバーは28日といわれていますが、肌だけでなく血管も骨も筋肉も、常に新しい細胞に入れ替えられ、再生しているのです。内臓も同じです。例えば心臓が動くのは筋肉のおかげですから、ターンオーバーの大切さがわかります。この再生能力は体温が高い方がよいのです。ですから運動は欠かせません。

 

お米は、稲作と共に歩んできた私たち日本人の体質に合った主食。しかも玄米は、認知症予防効果も期待されるGABAやビタミンB群、鉄分、食物繊維など精米過程で失われてしまう栄養素が豊富です。わが家では玄米を水に漬け、さらに発芽玄米にしてからいただきます。発芽するということは、その玄米が生きている証拠です。

さらにたまに精米したときに出た米ぬかを再利用して、自家製のぬか漬けをつくっています。玄米とぬか漬けはよく噛むことにもつながります。

大豆タンパクがとれる、日本伝統の発酵食品である味噌汁も欠かせません。

日本の気候風土に合ったものを、なるべく自然な状態で感謝しながらいただくこと。これが私の食事の基本です。

そして薬をやめたこと。それまで常に服用していた頭痛薬をやめたことで、血の巡りは格段によくなりました。これらを通じて生活の質が変わったために、私の血管もそれに応じて若返ってくれたのだと思います。

以上、抜粋終わり

血圧に対しては上記の通りであるので、

薬を飲む必要があるかどうかは、

良く見極めなければならない。

もし血圧が高くても、

生活に支障がないのであれば、

それが今のあなたの身体にとって、

ベストな状態と言える。

体は常にベストな状態を保つべく、

たとえあなたが寝ていても、

懸命に働いてくれているのである。

その自分の身体を信じる必要がある。

だから自分の身体を信じて、

余計なことをしないように気を付けなければならない。

それには正しい知識を学ぶ必要がある。

常にあなたが前向きに必要な情報を集めていれば、

自然と正しい情報が集まってくるので、

自分の未来を信じることが一番大事なのかもしれない。

うつ病からの脱出ー高コレステロール、高血圧、 メタボ……暖味な基準値ー

今日は健康を維持するのに必要とされる、

コレステロールや血圧などの基準値について考えます。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

高コレステロール、高血圧、 メタボ……暖味な基準値

残念なことに、多くの方が健康診断によって病気にさせられています。健康診断を契機に服薬を始めているのです。

例えばコレステロール値。これは高くても低くても自覚症状はありません。ところが、健康診断で、「コレステロール値が高いから、薬を飲みましょう」と判定されると、血管が詰まっては大変だと、疑うことなく服薬を始めてしまいます。

健康診断には、血圧、コレステロール、空腹時血糖など、項目ごとに「基準値」があります。この基準値に収まれば「適正」、少しでもはみ出していると「要注意」に、さらに外れていれば「要治療」と判定されます。「要治療」となれば、投薬スタートです。

でも、この基準値、ちょっと見ただけでも「?」と思う部分があります。例えばメタボリックシンドロームを判定する「腹囲」。「男性85㎝以上、女性90cm以上」の基準でばっさり切られてしまいます。男性なら20歳であれ60歳であれ同じ基準。身長が160mでも、180mでも同じ基準なのです。女性なら産前も産後も同じ基準…。この数値を決めている人は、産後にお腹を戻すのがどれだけ大変なのかご存じないのかもしれません。

 

基準値論争が起きている

一事が万事疑問の多い基準値。それぞれの学会が独自の基準値を出し、自分と違う基準値を出している学会を攻撃しています。マスコミにも取り上げられたのは「コレステロール論争」。2010年9月、「日本脂質栄養学会」が「コレステロール値は高いほど長生き」と、現在主流の「日本動脈硬化学会」が決めた基準値に真っ向から反対したことで話題となりました。そして2014年には、血圧の基準値が大きな注目を集めました。「日本高血圧学会」の130㎜Hgいう基準値に対して、「日本人間ドック学会」が147㎜Hgという数字を出したからです。このように決まってもいない基準値。それに応じて薬を飲むなんて、なんだかばかばかしいと思いませんか?

 

高血圧の薬はやめられる

高血圧の薬(降圧剤、血圧降下剤)は、多くの人がやめられます。そもそも飲み始めたきっかけはなんでしょうか?やはり健康診断ですか。血圧をどのくらいまで下げるかという目標の数値を「降圧目標」といいますが、厚生労働省の基準では、「収縮期血圧(最高血圧)/拡張期血圧(最低血圧)」がそれぞれ、

若者・中年者 130/85mHg未満

高齢者 140/90㎜Hg未満

 

となっています。心臓がぎゅっと締まり血液が押し出されるときの最も高い血圧が「収縮期血圧(最高血圧)」、心臓が拡張したときの最も低い血圧が「拡張期血圧(最低血圧)」です。

そもそも、長い間、高血圧の基準値は、

年齢+90㎜Hg

でした。ですから60歳であれば、150㎜Hg、80歳であれば170㎜Hgで問題なかったわけです。また、1981年の高血圧の基準は180㎜Hg。現在よりも50㎜Hgも高かったのです。

 

健康な高齢者が降圧剤で不健康に

現在の130㎜Hg~140㎜Hg未満という基準値は、昔の「年齢+90㎜Hg」で考えれば40〜50歳。ですから、元気な高齢者は、中年者の基準に合わせるべく、降圧剤を飲まされることになります。

血管はわかりやすくいうと、ゴムチューブのようなものです。若い頃はそれ自体に弾力性があるので、血圧が低くても血液は全身を巡ります。しかし、長いこと使用するとゴムチューブ自体の弾力性が落ちてしまうので、身体は「圧力をかけて」血液を全身に巡らせようとします。血圧という圧力が年齢とともに高くなっていくのはそのためです。

ですから、降圧剤を飲むことで、大勢の高齢者は血の巡りが悪くなります。薬を飲み始めたために「明らかに調子が悪い」「朝起きられない」「だるくなった」などの症状が出ていたら、降圧剤が自分に必要ないという身体のサインかもしれません。

「年齢+90㎜Hg」に戻そう

そう考えると、私は「年齢+90㎜Hg」という基準は正しかったと思います。それに130㎜Hgにしたために、脳出血、心筋梗塞や狭心症の患者数が大幅に低下したということはありません。基準値を下げて救急車の出動が減ったわけではないのです。

以上、抜粋終わり

この基準値とは、

単純に製薬会社が薬を売るために作られた基準です。

ですので、健康維持とは関係ありません。

逆に健康を害します。

体温が徐々に下がり、

免疫力が下がり、

やがて病気になりやすい体となっていきます。

そしてまた製薬会社が薬で儲けるという仕組みが作られているのです。

そのことは今たくさん情報が出ているので、

本を読むなり、

インターネットで調べるなりして、

勉強すればわかります。

自分を守るためには正しい情報をつかむ必要があります。

どうかそこは生きるために大事ですので、

自分を守るために、

怠らないでください。

うつ病からの脱出ー生活習慣病は薬では治らない?ー

今日は生活習慣病は薬で治るのかということを考えます。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

生活習慣病は薬では治らない

生活習慣病は薬では治りません。薬は効いているかもしれませんが、病気は治りません。これはどういうことでしょうか。

生活習慣病とはその名の通り、生活習慣によって引き起こされた病気です。ですから、薬によって症状を「抑える」ことはできても、病気そのものを治すことはできません。生活習慣病を治すためには、生活そのものを変えるしかありません。そもそも、薬の作用は「抑える」ことですから、薬によって生活習慣病が完治することはないのです。

 

生活を変えたくないから薬を飲む

薬を飲んでいる方とお話をすると、ある一定数の方が、意識している、していないにかかわらず、今の生活を続けたいがために薬を飲んでいるということがわかります。

「肥満のために血圧が高い。心臓に悪い」と原因がわかっているのであれば、肥満を解消するために何ができるかを考えるしかありません。食事を変える、運動をするなど、薬を飲む前にできることはたくさんあります。

「忙しくてとてもそんなことはできない」という話もよく出てきます。でも、ライフスタイルを変えられないほど忙しい人など、そうそういるものではありません。そういう人に限って毎晩飲んで帰ったりしているのですから。

忙しくても健康な人は、時間や習慣を上手にコントロールしているものです。ある大企業の役員の方は、部下がエレベーターやエスカレーターを使っても、自分だけは階段を使っています。そうやって、日々の生活の中で運動の時間をつくり出しているのです。また、運動の時間がとれないからと、お酒をきっぱりやめた方もいます。

「そこまでして健康になりたくない」というお話もよく聞きます。そういう方は、生活を変えるために「ジムに通わなきゃ」などと考えていたりするものです。私は「そこまでしなくていいですよ」とお伝えしています。階段を上がる、一駅前で降りて歩く。健康に意識を向け、無理なく楽しく続けられることを見つけられればいいのです。

 

生活習慣病患者は大切なお客様

病院や製薬会社にとって、生活習慣病の方々は、大切な顧客です。というのは、処方される薬の9割は、がんも含めた生活習慣病の薬だからです(がんについては第3章)。製薬会社は、皆さんが日々服用する生活習慣病の薬で成り立っているわけです。

 

恵まれているから気がつかない

日本では基本的に子どもの医療費は無料ですし、大人は3割、さらに高給になれば自己負担は少なくなります。ご自身が年間どのくらい医療費に使っているかを答えられない人も多いと思います。

さらに、「高額療養費」という制度によって、支払いの上限が決められています。

例えば、人工透析であれば実際には年におよそ500万円ほどの医療費がかかります。それが10年なら、5000万円。20年だったら1億です。透析をしている方でも、数千万円を使っているという意識のある方は少数派だと思います。

現在、寝たぎりで長期間透析をしている人はたくさんいます。実際にそういう患者さんがたくさんいれば、病院も経営面の心配がなくなります。透析病院には医師免許がある人が1人いればいいという緩い条件もそれに拍車をかけています。

私が薬剤師をやめたのは

薬剤師をしていた頃、生活習慣病の方々にお薬を渡すときに「このお薬とは一生のおつきあいになりますよ」とお伝えしてきました。でも、だんだんとそのことが心苦しくなってきたのです。もし、薬が病気を治すものであるなら、患者さんたちは一生飲み続ける必要などないからです。病気を治せない薬を渡し続けていていいのか、という疑問は日増しに私の中で大きくなっていきました。そして、「慢性疾患においては、薬は単に症状を抑えるだけのもの」という確信を得て、私は薬剤師をやめ、皆さんに薬の本当の姿をお伝えする活動を始めたのです。

以上、抜粋終わり

生活習慣病はここでも書かれていた通り、

生活習慣を変えない限り治りません。

原因がそこにあるからです。

しかしほとんどの方は今の自分を変える気はありません。

めんどくさい、

しんどい思いはしたくない、

などなど、理由は様々かもしれませんが、

とにかく変わりたくないのです。

これは人間がもつ本能的な自己防御反応でもありますが、

しかし原因がそこにある以上、

変えないことには治らないのです。

病気は今の生活スタイルでは問題だよ、

とメッセージを症状として送っているわけですから、

それを受け止めて、

何が問題化を見直し、

正さなければ治りません。

病気が治ったとき、

生活習慣からきている問題が、

解決したことを意味します。

そこが一番その人の学びとしても大事なとこなのですが、

人は往々にして、

安易な方を選んでしまうので、

薬に頼り、

現状を維持しようとします。

ところが薬は問題を解決してくれるわけではないので、

だんだんと時間とともに問題を先送りにすればするほど、

問題が深刻化してくるわけです。

つまり症状がひどくなるわけです。

すると治る方向とは反対方向に行ってるわけですから、

たとえ気が付いて修正しても、

今度は治るのに時間がかかってしまうことになります。

これが慢性化、

つまり慢性疾患に発展している原因なのです。

慢性疾患はすぐには治りません。

時間がかかって悪くなったものが、

すぐに元通りになることはありません。

しかし薬ですぐに症状を消すことに慣れてしまった多くの人たちは、

そのことを理解していません。

世の中そんな簡単にできることはないのです。

何をするにしても、

常に努力と根気が必要なのです。

すべては自分次第なのです。

そのことをもう一度自覚し、

病気と向かい合い、

自分はどういう選択をするのか、

自分に問い、

そして行動してください。

それが自分を救う唯一の方法です。

うつ病からの脱出ー薬はなくても大丈夫?ー

今日は薬はなくても大丈夫というテーマで勉強します。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

薬は「なくて大丈夫」

どの病気に関してもそうですが、薬を飲んだ自分と、飲まなかった自分を比べることはできません。インフルエンザワクチンであれば、「打ったときの自分」と「打たなかったときの自分」を比較することはできません。

例えば、血圧の薬を飲み続けて80歳まで生きたおじいさんには「薬のおかげで、血管切れずに長生きできたよね」という見方がされますが、もしかすると飲んでいなくても同じように生きられた可能性もあるのです。薬を飲まずに免疫力を維持することで、もっと長く生きられたかもしれません。

インフルエンザの予防も同じです。注射を打ってもインフルエンザになってしまった方がよく言うのが「だから軽く済んだ」ということです。「打ったことを後悔したくない」という気持ちがそう言わせるのだと思いますが、本当に軽かったのでしょうか? それは誰にもわからないはずです。その時に「注射を打たずにインフルエンザになった自分」との比較はできないからです。

 

薬が手に入らなくなったらどうする

薬を飲んだときと飲まないとき、予防注射をしたときとしないとき。自分は1人しかいないので、その状態を比べることはできません。周りの人は勝手なことも言うでしょう。ですから、薬を飲むか、飲まないかは、自分で決めてください。どういう選択をしてもその結果を引き受けるのは、結局自分なのですから。

そして、「今飲んでいる薬が手に入らなくなったら、どうするか」ということを、常に考えておきましょう。実際に災害などで薬が手に入らなくなることもありえます。薬がなくてもやっていけるのか。それはどのような方法なのか。このように考えることは、自分の身体をより深く知ることにもつながりますし、断薬への第一歩にもなります。一番安心なのは薬が手元にあることではなくて、薬がなくても大丈夫なことなのです。

以上、抜粋終わり

薬を飲むということはある意味依存でもあります。

それはほとんどの方が、

薬が治してくれると思っているからです。

しかし何度も言うように、

薬が病気を治すのではありません。

治すのはあなた自身の自然治癒力なのです。

薬は単に症状を抑えることしかできないのです。

それに副作用も加わってきます。

だから急性病に対しては、

短期的にその症状の苦痛から解放されるために、

使用するのは構わないと思います。

しかし長期になれば、

効かないから症状が収まらないのですから、

飲む必要がないのではないでしょうか?

それよりも他の治療法を模索するほうが、

病気を治す賢明な処置だと思います。

一般的にほとんどの方は、

西洋医学以外の治療手段が、

情報が不足しているため、

極めて少ない状況です。

しかし最近は代替医療といわれる分野の治療家が増えていますので、

インターネットを使えば、

すぐに見つかります。

ただ一般の方は、

西洋医学以外は医療だと思わない知識不足に問題があります。

なぜなら他国では、

西洋医学以外の医療、

いわゆるその国の伝統医療を認めている国も、

たくさんあるからです。

それは単に国の政策の問題なのです。

そういう意味では、

我々国民はもっと医療について、

勉強する必要があります。

どんな医療があるのか知るだけで、

選択幅が広がるからです。

そうすると必然的に薬に頼ろうとはしなくなります。

薬しか治らないと思っているから、

薬を飲むのであって、

もし他にも選択肢があると知っていれば、

ほとんどの方は薬を飲もうとは思わないでしょう。

では他の選択肢となる代替医療とは何なのか?

それは例えば、

鍼灸、漢方、整体、マッサージ、カイロプラクティック、アロマテラピー、

ホメオパシーなどなど、

あげればきりがないくらいたくさんあります。

その中で東洋医学である鍼灸や漢方は我が国の伝統医学です。

伝統医学ということは、

臨床の蓄積が豊富にあるということです。

ですので、

ほかの代替医療よりは治る可能性がグンと高くなります。

だから選択肢の一番目には伝統医学を入れてほしいです。

我が国では明治時代に一旦なくなりましたが、

再度鍼灸だけは復活しました。

この時点で漢方の臨床的蓄積はかなりなくなってしまいました。

しかし鍼灸は今も健全に伝わっています。

代表的なのが経絡治療です。

現在の鍼灸師の中で、

経絡治療を行っている鍼灸師は全体の1割未満といわれていて、

極めて少ないですが、

しかし少ないながらも、

その伝統を引き継いでいる鍼灸師はいるのです。

そのような鍼灸師は、

あなたの町に一人や二人はいるかもしれません。

是非その方を探してみてください。

あなたの病気を治す強力な助っ人となるかもしれません。

うつ病からの脱出ープラセボ効果とインフルエンザー

今日はプラセボ効果やインフルエンザについてです。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

プラセボ効果が強い

サプリメントは医薬品ではありませんから、効果・効能を表記することは禁止されています。また、薬ほど効きが強いわけではありません。それなのに「すごく効く」というのには訳があります。効き目の多くは「プラセボ効果」。プラセボとは偽の薬のことです。新薬の臨床試験を行う際に、新薬と見た目や味をそっくりにした「プラセボ」がつくられます。もちろん偽の薬なので効果はありません。しかし「新薬です」と言って渡され、使用した人の中の一定数が「効いた」と答えるのです。この偽薬が実際に効いてしまうことを、プラセボ効果と呼んでいます。

つまり、ご自身が効いていると思い込む気持ちがそうさせているのです。それ自体は悪いことではありませんが、その強い気持ちを、健康的な食事への信頼感に向けた方がずっといいのにと思います。

 

ワクチンは打たなくてもよい

「薬をやめました」という方にお会いしたときに、よく聞く質問があります。「インフルエンザワクチンは打ちましたか?」。多くの方が「はい、打ちましたよ」と答えます。

ワクチンは薬より危険です。ワクチンというのは、「力を弱めたウイルスを接種することで、そのウイルスに対する抗体をあらかじめつくる」という仕組み。ワクチンを接種して軽いインフルエンザになってしまう人もいます。これではなんのためのワクチンかわかりません。

会社では福利厚生の一環として、「全員打ちましょう!」といって実施しているところもあります。証明書の提出を求められる会社もあるようです。打っている方々は「子どもにうつすといけないから」「同僚にうつしたら悪いから」と口々に言うのですが、「もし会社が『予防注射に1人当たり5000円計上したから、これで打っても打たなくてもいいよ』と現金をくれたら?」と聞くと、「え、なら打たない」という答えが。「うつしたらいけない」という正義感はそんなに強いものでもなさそうです。

 

「判定しろ」という圧力

発熱したらしたで、「インフルエンザか調べてこい」と言われます。でも「判定のために」病院に通うことで(しばしば初日にはインフルエンザウイルスが検出されずに、翌日も病院に出向くことになります)、ウイルスをひどく増殖させている人が多いのです。発病して一番つらいときに外出するのですから、当然です。そして、病院への道すがら、病院の待合室で、家でと、ウイルスを周りにまき散らすことになります。

せっかく判定してもらい、タミフルなどのインフルエンザ薬をもらっても、この薬は「ウイルスの増殖を防ぐ」だけで、ウイルス自体は殺してくれません。必死で病院に行ったのに、もらった薬がウイルスを殺してくれないなんて……。これなら家で寝ていた方がまし、と思いませんか。そうなのです。インフルエンザの一番の対処法は「薬を飲まずに家で寝ていること」。こんな当たり前のこと、誰も教えてくれませんでしたよね。

 

インフルエンザも自然治癒する

毎年大騒ぎをするインフルエンザですが、インフルエンザを特別視すること自体、おかしなことではないでしょうか。風邪もインフルエンザも自然治癒する感染症です。確かにインフルエンザは高熱が出て辛い状態になりますし、感染力も強いです。こじらせると重篤化することもあります。だからこそしっかりと免疫力を働かせるために安静が必要なのです。世界では「健常者であれは、インフルエンザは自然治癒するウイルス感染症」という考え方が主流です。薬も飲みません。ですから世界中のタミフルの10%が日本にあるという話も聞くほどです。

3日で治るインフルエンザ

私も数年前の暮れ、インフルエンザになりましたが、3日寝ていたら治りました。とにかく水分だけを摂取し、何もせずにずっと寝ていました。食事もとらなかったのは、食べたくなかったからです。食べたくないということは、「エネルギーを消化ではなく回復に使って!」という身体の声だと感じました。高熱が出たときには「熱を出すことで私の免疫力が高まっている」「私の免疫がウイルスと闘ってくれている」とイメージをして過ごしました。インフルエンザのときに熱が出るのは、正しい身体の免疫反応なのです。

「タミフルを飲んで、仕事に穴をあけずに済んだ」という営業の方がいましたが、この方などは、客先でウイルスをまき散らしてきたことになります。でも、ご本人はタミフルがウイルスを殺したと信じているので、罪の意識もありません。

こういったことが日本全国で起きているから、インフルエンザは大流行するのだと思います。感染の拡大を防止するには、正しい知識が必要というのは、インフルエンザでも同じです。

以上、抜粋終わり

薬は結構プラセボ効果がお大きいようです。

つまり人間の心理作用というのは絶大だということですね。

あとワクチンについてですが、

ワクチンは効果を期待できないようです。

これはウィルス研究の権威の方も言ってました。

私の周りでもよく聞く話ですが、

インフルエンザワクチンを打った人の方が、

インフルエンザにかかり、

ワクチンを打っていない人の方が、

インフルエンザにかかっていない。

私もインフルエンザワクチンはながいこと打ってませんが、

全然インフルエンザかかりません。

実はワクチンを打つと抗体を作ると言いながら、

体の自然治癒力は著しく低下するのです。

そのためかえってインフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。

インフルエンザの中身についてご存じですか?

インターネットで調べればどんなものが入っているかわかります。

とても治るような物質が入っているとは思えませんよ。

是非確認してくださいね。

 

うつ病からの脱出ーサプリメントは薬と同じ?-

今日はサプリメントについて考えてみましょう。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

駄菓子屋のお菓子よりも

小さいときに、チョコやジュースをあげないお母さんでも、「シロップの風邪薬」を平気で飲ませます。シロップ剤には「果糖ブドウ糖液糖」というジュースにも使われている甘味料が含まれています。

また子どもが飲みやすいように甘くしたシロップ剤は簡単に腐るので、防腐剤を入れます。そして見た目がいいように「赤色〇号」などで色をつけるのです。着色されたお菓子をいやがるお母さん、薬にもたっぷり使われていますよ! シロップだけでなく、錠剤も同じです。糖衣錠などは、字を見てわかる通り砂糖でコーティングされているのです。甘い物を普段制限されている子が「薬大好き」になるのもわかります。

抗生剤漬けの肉をいやがり、お取り寄せをしているご家庭もありますが、そこまでして避けた抗生剤を、薬で現物摂取しているのには、大きな違和感を覚えます。動物用の抗生剤などありません。人間の薬も家畜が摂取しているものと同じなのです。

 

赤ちゃんに化学式の薬を与えて大丈夫?

「うちの子は薬を飲まない」といって困っているお母さんがいますが、それは子どもとしてとても正しい反応です。薬は身体にとって異物ですから、吐き出すというのは本能的な行動だと思います。ましてや生まれたばかりの子が、化学式でつくられたものをごくごく飲むというのは、見ていても怖いくらいです。

 

サプリメントは薬と同じ

先日こんなことがありました。薬をやめたという方が「もうサプリしか飲んでいません化学合成してつくられたものなら、サプリメントも身体にとって異物であることは変わりありません。異物であれば、先ほど薬の解毒でお話しした作用が(26ぺ-ジ)、身体の中で起きていることは間違いありません。そうなると、「酵素が使われ、体温が下がり、免疫力が下がる」という流れが身体の中でできてしまいます。

健康のためにお金を払って手に入れたサプリで、免疫力が下がってしまってはなんのためのサプリなのかわかりません。「○○100個分のビタミン」「○○の100倍のパワー」などと聞くと、そんなものを身体に入れたらかえって危険なのではないかと思うのですが……。どうしてもサプリメントを購入するときは、自然の恵みからつくられた天然由来成分のものを選んでくださいね。

 

丸のまま食べよう

サプリメントは、特定の成分だけを抽出してつくられた加工品です。

私は、栄養をとるのであれは、自然のものを丸のまま食べるのがよいと感じています。魚であれば丸ごと1匹。野菜も葉っぱから根っこまで。お米も玄米がいいでしょう。丸ごと食べることで、私たちは身体に必要な栄養を過不足なくとることができるのです。

まだ知られていないけれど、人体に必要とされる栄養はたくさんあるはずです。それなのに、中途半端な知識のまま「ビタミンだけ」「食物繊維だけ」などと偏って摂取するのは、果たして本当に身体にいいことなのでしょうか。自然界にある食材をなるべくそのまま食べることで、こういった偏りを減らし、十分な栄養をとることができるのです。

サプリメントを買うお金で、旬のものを買ってみる。いつもよりちょっといい果物を買ってみる。それくらいの贅沢をゆるして、食事を楽しむことができれば、おのずと薬いらず、サプリいらずの生活になるのではないでしょうか。

サプリメントに臨床試験はない

一般に使われる「サプリメント」という言葉は英語のsupplement(補足や追加を意味する言葉)に由来します。しかし、サプリメントについての国内外共通の定義や分類はありません。日本の法律ではサプリメントは食品に分類されています。医薬品の場合は認可には厳しい審査をクリアしなければなりません。一方、健康食品の一種であるサプリメントは食品扱いですので厳しい審査がありません。サプリメントには、錠剤やカプセルなど、まるで医薬品のような形状のものもありますが、日本の健康食品は、保健機能食品を除き、申請や登録を行う必要はありません。取り扱いも厚生労働省ではなく消費者庁です。つまり、サプリメントに臨床試験は必要ないということ。安全性は確認されていないのです。

最近ではインターネットの普及によって、海外のサプリメントも個人輸入も簡単にできるようになりました。規制の緩いサプリメントを個人輸入し服用したことで、死亡したり、重篤な副作用を起こしたりという例はたくさんあります。日本で未承認の成分がまぎれこんでいたりという例もあります。

以上、抜粋終わり

サプリメントはあくまで補助食品です。

なので、きちんとした食事を摂っていることが基本です。

そのうえで足りない栄養を補うものがサプリメントです。

しかし最近は薬の代わりに飲んでいる方が多いようです。

基本きちんとした食事をしていれば、

サプリメントは必要ありません。

足りないと思う栄養素は、

時々摂取すればよいからです。

病気でない限り、

そんなに神経質になる必要はありません。

ですから、日々の食事の方に気を遣ってください。

 

 

 

うつ病からの脱出ー出される薬はみな同じ? 薬は病院からの「お土産」!?ー

今日は薬の扱いについてです。

著書『断薬セラピー』から下記に抜粋します。

出される薬は皆同じ!

整形外科を受診された患者さんに「あれ? 風邪のときに飲んだのと同じなんだけど」と言われたことがあります。風邪でも中耳炎でも怪我でも出される薬は皆同じです。

例えば痛み止めは「消炎鎮痛剤」と呼ばれるもので、これは熱が出たときの解熱剤と同じです。怪我のときに化膿をしないために飲む抗生剤は、風邪のときにも出されています(21ページ)。

皆さん、病院で出される薬は「オーダーメイド」と思っているようですが、各人にぴったりと合うオーダーメイドではありません。先ほどお話ししたように、お医者さんはあまり薬に詳しくありませんから、だいたい同じ薬を出します。

ですから、薬剤師は風邪の季節にはあらかじめ「薬セット」を山ほど用意しておきます。内科の処方も、耳鼻科の処方も、整形外科の処方も同じですからね。そこに、歯科で抜歯した人が来ても大丈夫。同じ薬で済んでしまうのです!

 

市販薬と変わらない?

それなら市販薬とあまり変わらないように思えますね。市販薬は1錠の中にいろいろな成分を入れているので、要らない成分を「抜く」ことができません。例えば市販の風邪薬は「熱、咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛み」などあらゆる症状をターゲットにしていますが、病院の薬なら「咳が出てないから咳止めはなし」といったように抜くことができます。無用なものを飲まないということにおいては意味があるかもしれません。

 

「抗生剤」をやめると「耐性菌」が増える

薬は自分の命に関わるものなのに、飲み方を知らない方が多いようです。例えば抗生剤は出された分量を飲まずにやめてしまうと、今の菌より強い「耐性菌」ができてしまいます。逆に痛み止めなどを延々と飲み続けても「予防」の効果はありません。飲み続けているから痛みが出ないわけではないのです。

薬は病院からの「お土産」!?

こんなに皆さんが薬を飲んでいるのは、病院でたくさん処方されるからです。「たくさん薬を出せば儲かるからだろう」と病院側を悪役にしたてるのは簡単なのですが、それだけではないはずです。確かに薬をたくさん出せば儲かるのは事実ですが、患者さんにも、「薬が欲しくて来ている」という現状があるからです。

 

親切な先生はなんでも出してくれる

薬剤師として薬局で働いていた頃、薬をお渡しするときに患者さんとお話していて感じたのは「いい先生」と言われる先生は、結構な量の薬を処方しているということ。「たくさんお薬くれるし」という言葉もかなり耳にしました。

「今日は、吐き気止めが追加されていますね」と言うと、「先生親切だからら旅行の酔い止めまで出してくれて」とか。湿布が大量に出ているのでちょっと聞いてみると、「孫がサッカーしていてね、あげると喜ぶのよ〜。お正月に遊びに来るから」なんてことも!

病院で出していいのはあくまで「治療薬」で、万が一のための予防薬は3割負担では処方できません。予防薬であれば、本来なら自費診療で10割負担。もちろん孫のためになど論外です……。「万が一」の薬は使われず破棄されることも多いですし、それはすなわち私たちの保険料が簡単にゴミ箱に捨てられているということなのです。

こういったことを目にすると、まずは支払いを10割負担にし、払い戻す制度にした方がいいのではないかと思ってしまいます。

 

無用な薬は飲まないに限る

薬はどうもお土産感覚になっているようです。大病院で長時間待ったあげくに「様子を見ましょう」と言われたら、「なんのために来たんだ!」と怒る方も多いのです。一方、どっさり薬が出たら「行ったかいがあった」と思われるはず。無用な薬は飲まないにこしたことはありませんが、「薬はお土産」の感覚がある限りは難しそうです。

 

健康な食生活も薬で台無し

食生活に気をつけている人は、近年とても増えています。しかし、いい食事をしていても薬を飲んだら台無しです。

特に赤ちゃんや小さい子どもの食事に気を配っているお母さんでも、平気で薬はあげてしまいます。薬だけは例外、もしくは薬に含まれている成分なら安心と思っているのでしょうか。

以上、抜粋終わり

以前、私もまだ医学についての知識がないときは、

病気になったら、

病院に行って、

お薬をもらって、

それを飲んだら病気は治るものだと思ってました。

多分それが普通の感覚なのだと思います。

しかし医学を学び始めてから、

いろんな思い違いに気づきました。

東洋医学を学ぶ過程で、

西洋医学も勉強し、

対処療法や根治療法と言う言葉を知り、

何が対処療法で、

何が根治療法かを学びました。

そしてそれぞれの特性を知り、

どういかせばよいのかも知りました。

根本的に我々は義務教育で病気の治し方を教わったことがないので、

病気は病院に行けばよいものだと教わっています。

だから何の疑いもなくそうしていますが、

しかし政府が行っていることが、

正しいとは限らないのです。

我々は病気を治したいから病院へ行っているはずです。

しかしその病院で行っている治療が、

対処療法で、

病気を治しているのではなく、

症状を抑えているだけの治療なのです。

治しているのは自分自身の自然治癒力です。

その事実をほとんどの方は知らないし、

理解していません。

だから治らない慢性病がはびこっているわけです。

本当に西洋医学が病気を治しているなら、

慢性病など起こらないはずです。

その事実を、

まず国民は認識する必要があります。

そうすれば、病院の利用の仕方も変わるし、

薬の利用の仕方もわかるはずです。

お土産感覚ということなくなるでしょう。

まずは正確な情報をインプットすることが、

第一歩ですね。

 

 

 

うつ病からの脱出ー新薬投与は人体実験?医師は薬のことを知らない?-

今日は新薬投与について勉強してみましょう。

著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。

新薬投与は人体実験

「新しい薬を出そうか?」とお医者さんに言われると、「私のためにありがたい」と喜んでしまう人が多いようですが、新薬投与とはつまり人体実験です。

長い期間体内にとり続けたときにどうなるかわからない。もちろん臨床試験(治験)は経ていますが、本当の意味で、現場で使われるのは初めてなわけです。

 

飲み合わせがわからない

「添付文書」と呼ばれる薬の説明書を見ると、「禁忌」という欄があるのに気付きます。ここには、どの薬とあわせて飲むと、死亡したり、重篤な症状を引き起こしたりするかが載っています。こういった副作用は治験の段階でわかったものもありますが、それがすべてではありません。実際に現場で使い始めて、「この薬と一緒に飲んだら、だめだった」ということがわかってくることも多いのです。

薬の種類は1万8000種にものぼるといわれています。その組み合わせは無限大。つまり相互作用も無限大というわけです。そしてその人の感受性、肝臓の具合、体調などによっても、薬の作用は変化します。

新薬の場合は特に、どんな人が飲むとだめなのか、どんな薬とあわせて飲むとだめなのか、まだ何もわかっていないのです。

薬局に勤めていると、そういった「おふれ」がよく回ってきます。「ああ、この薬で死亡が7例も出たんだ」「へえ、水虫薬との併用がだめなのか!」など。製薬会社側が思いもよらない組み合わせで患者さんは薬を使っているんだなと、よく感じたものです。

新薬の本当の怖さがわかるのは、数十年後。つまり新薬ではなくなったときです。それくらい時間がたたないと、その薬が大丈夫かどうかは判定できないのです。

新薬の話が出たら疑いこそすれ、ありがたがる必要はまったくありません。

 

医師は薬のことを知らない

皆さんには、「お医者様の言うことは絶対」という意識がどこかにあるようです。でも、医師は薬のことをあまり知りません。

現在の医療というのはチームで成り立ち、薬の知識という部分では、医師ではなく薬剤師が担当しています(でも薬剤師様なんて言われたことはありませんが……)。

ベテランの医師においては、経験値がありますから、どんな薬がどのように効くのか、何と併用したらまずいのかなど、とても詳しいのは事実です。経験という意味において医師の右に出るものはいません。ただ、医師になった時点では、ほぼ何も知らないといってもいいでしょう。医学部では主に「病気」のことを勉強するので、薬のことはほとんど学びません。医師となった後に、製薬会社の勉強会などで主な知識を得ているのです。製薬会社の勉強会ですから、そこで得られる知識は「この薬がどんなに効くか」ということが中心です。専門の学会も勉強の場ですが、そのスポンサーも製薬会社です。ですからそれが本当に役に立っているのかどうかは不明です。

また「診療ガイドライン」というものがあります。これは特定の病気について、必要な診断や治療の方法を具体的に示した基準です。医師の判断を助けたり、医療の質の向上や医療費の効率的使用に役立つとされています。1990年に日本医師会と厚生省(当時)による『高血圧診療のてびき』が出され、1999年には厚生省(当時)の医療技術評価推進検討会が47の疾患について診療ガイドラインの必要性を報告して大きな流れになりました。

ガイドラインに使用薬として載れば、それこそ製薬会社は御の字。大抵のお医者さんが、特に新米医師であればなおさら、参照して使ってくれるからです。ですから製薬会社はガイドラインに載せたくて、あれやこれやと手を尽くすわけです。

残念なことですが、新米医師とベテラン薬剤師のチームであっても、薬の決定権はお医者様にあります。薬剤師は「ちょっと量が多くないですか?」といった意見を言えるだけなのです。

以上、抜粋終わり

薬の知識は薬学ですから、

当然薬を専門的に勉強している薬剤師の方が詳しいのは当たり前ですね。

しかし、医療のトップは医師というふうに、

法律で決められているので、

すべては医師の決定が一番になります。

しかしこれは少しおかしいと思いませんか?

医師は病気については詳しいですが、

薬学の知識は薬剤師の方が上なのに、

薬の処方の決定権は医師にあるわけです。

???

じゃあ、薬剤師は何のためにいるの?

ただ薬局で市販薬を薬の知識のない人のために処方するため?

だいたい薬でしか治せないのなら、

医師は必要なの?

疑問はたくさんあります。

しかし法律で定めれている以上、

だれもこの矛盾を正すことはできません。

今の医療が薬と切っても切れない以上、

今後もこの矛盾は続くことになりますが、

現代の日本の医療が、

医療=薬という図式になっているため、

そこに製薬会社という利権屋が生まれます。

しかし薬物治療はお金がかかるわけですから、

お金をかけずに済む医療の検討も生まれるはずですが、

利権屋がうまく、

医師や政治家、官僚などを取り込んでしまっており、

医師の保身も手伝って、

そのような仕組みが検討されることはありません。

なぜなら政治はお金の利権で動いているからです。

この仕組みが変わらない限り、

国民にとっての本当に良い医療が行われることはありません。

ほとんどの国民は、

医療費が国の負担で安く済むので、

良いと思っていますが、

その中身の医療についての良し悪しはわかっいません。

というより、知らされていないと言った方が良いのかもしれません。

ほとんどの人は対処療法という言葉すら知らないのですから。

この国民の無知をいいことに、

今の行政はやりたい放題と言っても過言ではありません。

本当に良い医療を提供して欲しいのであれば、

国民自身ももっと医学について、

勉強する必要があるでしょう。

つまり国民自身が関心を持たなければ、

この問題が解決されることはないのです。