うつ病からの脱出ーそして精神医学は社会に忍び込む 2-

今回は同テーマの第2弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

史上最強のマッチポンプ

精神科医が政治的に社会へ立ち入るようになってから、社会状況は劇的に悪くなっていいます。これも1990年代後半を中心に、精神医学界と製薬業界のマーケティングが強くなってきてからの流れです。

14年連続で自殺者は3万人を超えていますが、それも1990年代後半から急激にです。精神疾患による教職者の休職数は1995年の1240人から2009年の5458人と4・4倍に増加しています。

それに比して増大する精神医療関連社会コストは次のとおりです。

・健康保険への税金負担11兆円 ・精神疾患の医療費1兆9046億円(平成21年度)

・精神疾患の社会コストは8,2兆円 ・生活保護予算4兆6250億円(平成22年度、約25%が精神疾患)

・自立支援費3兆4000億円(平成22年度)

・増える精神疾患患者数200万(平成8年)から400万人(平成22年)

精神医学の政治的な社会への介入は何一つ結果が出ていません。というよりマッチポンプ(ならまだマシで、消火するふりをしながらガソリンをまいているようなもの)であり、第2章で詳しく述べた精神医学の基本計画が根本にあるのですから、この状況を改善させることなどできるはずもありません。つまり、「こころの健康基本法」とは言葉とは裏腹に、どれだけ皆さんの心を悪くし、金と利権をせしめるかということを目的に作られた法律です。だからどんなきれいごとが並べられていようが、今後も良い結果が出ることはありません。スポンサーである製薬会社に気を遣い報道できないマスコミ、腰の引けた厚生労働省、本気で世のために働く気など皆無の政治家に、この問題を解決する能力はないのです。

ところで、2011年に精神疾患は医療五大疾患に認定されました。つまりガンなどと同じ扱いになったということですから、精神科医にすれば笑いが止まらないことでしょう。儲かることこの上なし、政治家や官僚をダマし通せて作戦大成功です。これは前出のマクゴーリなどがオーストラリアを詐欺に引っかけたのと同じタイムスケジュールを、日本もたどるということを意味します。

政治の世界でも「こころの健康推進議員連盟」が発足していますが、はっきりいって有害といえます。もしこの議員連盟がすべてを勉強し、精神薬治療や電気ショック療法や精神病院の諸問題の解決に動けるなら評価できますが、すでに洗脳されきっている政治家も少なくありません。

2012年4月10日に自由報道協会の会見場において、私たちは共同記者会見を行ないました(今でもその動画はネット上で見ることができます)。精神医療改善の要望書や自殺大綱に関する意見書の概要もネット上で見ることができます。

しかし厚生労働省も政治家たちも動いてくれる様子はありません。今後、本書も含めさまざまな被害状況が明らかになっていくにつれ、政治家や官僚の怠慢が指摘されていくことになるでしょう。皆さんにお願いしたいのは皆さんの近くにいる地方議員や国会議員たちに、どんどん精神医学や心理学から発生した被害や歴史や思惑を伝えていってほしいということです。

それを認めない政治家などというものは、事実と日本に起きている現況を知らず、金のために権威のために企業のために政治をやっている、政治家としての資格がない人々なのです。

 

自殺と向精神薬のアブナイ関係

私や「精神医療被害連絡会」の中川聡氏や、「全国自死遺族連絡会」の田中幸子氏や「市民の人権擁護の会」が連名で厚生労働省に提出した資料(文責は中川氏)では、抗うつ剤SSRIの発売以降、40代を中心として年齢が低くなるほど自殺率は増加し、年齢が高くなるほど自殺率は減少しています。各国の抗うつ剤への未成年、若年層への規制、頻発する製薬会社への訴訟と賠償はあとを絶ちません。

寄せられる自殺からの生存者たちの証言として以下のようなものがあります。 「

薬の服用後、なぜか死にたくなった」「どうして飛び降りたのか覚えていない」

自殺で亡くなった人の7割は精神科を受診し治療中だったことが、全国自死遺族連絡会による遺族への聞き取り調査でわかっています。調査は06年に始められ、遺族から寄せられた電話や手紙、対面での相談をきっかけに、自殺者が精神科を受診していた例が多いことに着目しました。調査では対象となった1016人の自殺者のうち、精神科を受診、治療中だった人は701人で、69・0%を占めました。08年1月以降は883人のうち632人と、71・6%にのぼりました。連絡会によると自殺者のうち飛び降り、飛び込みは197人。自宅のあるマンションから飛び降り自殺を図ったケースでは、100%全員が向精神薬を服用していました。その多くは抗うつ剤などを1回5〜7錠、1日3回(一部はほかに就寝時も)服用し、女性の割合が高いことも特徴です。「もうろうとした状態での衝動的な行動だったのでは」などと、副作用への疑いを口にする遺族も多いといいます。代表を務める田中氏は「精神科の受診は増えても、自殺は減っていないのが実情。自殺予防はうつ対策からとキャンペーンを展開する前に、国はしっかりと調査をやってほしい」と訴えています。

この場合、結果と原因を混同してはなりません。すべてとまでは断定できませんが、ほとんどが医原病による自死であると推測されるのです。抗うつ薬と覚醒剤は類似物質なのですから、喜んで飛び降りたくなるのも道理というものなのです。

以上、抜粋終わり

自殺者の中に精神病の薬を服用している人が多いようですが、

この方たちを一人でも多く、

薬から離脱して、

元の健康な状態に回復してもらい、

元気に社会復帰してもらうことが、

わたしの望みでもあります。

そのために微力ながら、

お手伝いができればと、

切に願っています。

うつ病からの脱出ーそして精神医学は社会に忍び込む 1-

今回からはそして精神医学は社会に忍び込むというタイトルでお伝えします。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

ストレスチェック・アンケートという餌

近年、精神科医や製薬会社の作ったアンケート票が、あらゆる場面で暗躍しています。

このアンケート票はだれにでも当てはまるように設定されていますし、何かの科学的根拠があるわけでもありません。そしてその目的はこれまで読んできたとおり、精神科と精神薬に皆さんを導くことです。皆さんが真面目に、熱心にこのアンケートに答えようとすればするほど、相手は「また一人、アホなカモが引っかかった」と、ほくそ笑んでいるわけです。

カナダの内科医トーマス・ドルーマンはこう述べています。 「精神医学的な『障害』のカテゴリーを作り出し、意見の一致によって公認させ、そして保険請求のために診断コードを割り振るというこのビジネスは、大がかりな不正行為そのものであり、精神医学にニセ科学の雰囲気を与えている。その犯人は世の人々を食い物にしているのだ」

つまりアンケート票は、この疑似科学に皆さんを引きずりこむための「餌」なわけです。精神医学の利権誘導の方法論として、大したことない生理的症状を病気化するというのは常套手段なのです。

そもそも子どもが考えても明らかなことですが、薬で精神がよくなるわけもありません。どんな精神的不調にも相応の理由があるものです。その理由を解決することこそ唯一にして最上の方法であり、そこから逃げたいという発想をカモとしてとらえることが、精神医学の思惑なのです。

ストレス発散法を持っているのはとてもいいことですが、このことを理解できていなければふとしたきっかけでいずれ精神医学の罠に捕まってしまうかもしれません(それほどまでに現状社会では至るところに罠がはりめぐらされています)。皆さんが精神医学のカモにならないことを祈っております。

 

本当に「ご家族にできること」とは何か?

国民を守るという名目があるはずの厚生労働省はなぜ、精神医学を規制しないのでしょうか?これまで読んできた皆さんなら厚生労働省に何かを期待しても無駄だとわかるはずです。

つまり厚生労働省は完全に精神医学とその学会、製薬会社に支配され洗脳されているのです。これは厚生労働省と直接交渉したことのある人間なら、多かれ少なかれ実感できるのですが、その経験がない人にはなかなか理解できません。厚生労働省の医官の中にももちろん精神科医は存在しますし、医官レベルでなくともその支配は広範に及ぶのです。

厚労省のホームページには「ご家族にできること」という文章があります。

もし皆さんが子どもに精神薬を投与した家族なら、子どもに120%謝罪することができたものだけが、家族の和解に近づけます。それがいわゆる贖罪なのです。

ある親はこのように自分の気持ちを語ってくれたことがあります。

「私は赤ん坊に毒を飲ませていたことに気づき、自分の腕を斬り落とそうとする夢を見る」

自分のしてきたことに本当に気づき、減薬や断薬に対して親が自分を投げうち、ダマされた不条理と正面きって闘うことができないのなら、親の存在価値などないではありませんか。たとえ精神科医にダマされていたことに気づいたとしても、その後にとる行動は人によって天と地ほど違うようです。家族会などを作り、自分を擁護し、正当化している親たちがなんと多いことでしょうか。

真の巨悪に気づいてください。皆さんが本当の家族を名乗るならそれと闘う勇気を持ってください。真の巨悪とは精神医学に関わる人間たちと、それに付随する製薬会社たちなのです。

 

「こころの健康基本法」の誤り

精神科医、精神医療に期待を寄せ、過大な権限、権威を与えていることこそがメンタルヘルス政策の大きな誤りです。しかし無知な議員や官僚によって、どんどんと危険な方向に進められています。

特に警戒すべき動きは次の3点です。

  1. こころの健康基本法制定
  2. 労働安全衛生法改正(労働者へのメンタルヘルスチェックの義務化)
  3. ゲートキーパー政策

①については各界から批判を浴びて頓挫しつつありますが、形を変えてまた出現しようとしています。これも精神医学が絡んだ事案としてはよくあることで、名前を変えて同じようなものが何度も顔を出すのです。

②について、この法案のもっとも重要な点は労働者がチェックを拒否することができないという点につきます。労働者がスクリーニング検査を受けなければならず、そこでちょっとした精神的不調が見つかれば、そのまま精神科受診につながってしまうということです。これは子どもの早期介入が教育の現場で強制的に行なわれ、それに親が同調して精神科に連れていくことと本質的に同じです。その先に待っているのは病名と、薬物による治りもしない治療と、解雇の危険性であるといえるでしょう。

多くの人は労働メンタルヘルスに対して、しっかり取り組んで何が悪いのかと考えるでしょう。確かにそのメンタルヘルスが労働者側の奴隷扱いを省みるものなら一定の価値はあります。しかしそうは問屋がおろしません。産業医も産業カウンセラーも所詮は「企業の犬」でしかないのが現状です。産業医の大半は精神科医ですし、精神科医でなくても結局精神科医に紹介することになります。その結果、覚醒剤まがいの薬で無理やりハイにしながら、体を壊しながら仕事をするということになります。

③は、批判のあった睡眠キャンペーン(106ページで説明した「不治モデル」です)に代わ る、精神医療産業の目玉となる戦略です。内閣府によるとゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことだと説明されています。しかし、本質は異なります。精神医療へと囲い込む誘導人なのです。そして、このゲートキーパーの基礎となっているアイディアこそが、75ページで述べた精神科医マクゴーリによるオーストラリアの「早期介入」政策なのです。

要するに自殺総合対策とは、多分野にわたって誘導人を配置し、精神医療へとつなげる政策へとすりかわっているのです。こんなことで自殺もなにも減るわけがないのは一目瞭然でしょう。

①~③を許せば、精神医学の基本計画がさらにすすむことになり、暗黒時代が到来するでしょう。日本人自身が暗黒時代を招き寄せているのです。

以上、抜粋終わり

この世界は、 政・官・財の癒着でなりたってますから、

医者や官僚に任せていても良くはなりません。

逆に自分たちの利益誘導につながることばかりになり、

ますます悪い環境へとなっていってます。

残念ながらこれが現実ですから、

自分で情報を集め、

自分で防衛するしかありません。

そして利用できるところは上手に利用する。

これが今、 生きていくために必要なのです。

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 9ー

今回はこのテーマの第9弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

減薬時に気をつけること

この本を読めば読むほど、もし飲んでいる人がいればすぐにでも向精神薬をやめたくなるでしょう。しかしそれもすでに精神医学の罠です。何の知識も備えもなくやめたりしてしまえば、その後に待っているのは禁断症状の地獄しかありません。発狂して精神病院に入院させられる人も少なくないのです。

まずは知識を集め、次にはこの本の内容を理解してくれる医師を探してください。決して精神科医に頼ってはいけません。距離が遠くても、たとえ他県であっても、精神薬の危険性を把握した治療家を探してください。

精神薬をやめるうえでもっとも重要なことは精神薬との完全なる決別の意志です。この「完全なる」というのが重要で、ここがほんの少しでもあいまいな人はまずうまくいきません。これらはすべてヘロインや覚醒剤に置き換えてみてください。「覚醒剤も少しくらいならいいよな」と考える人は永久にやめることはできません。だから私はよく患者さんにこういう表現をします。「飲むも地獄、飲まぬも地獄」と。

次に重要なのは精神というものや心というものは自分で良くするものだという、完全なる理解です。ここも「完全なる」というのがポイントです。なぜかというとそこが不完全だと、結局他のモノに依存していくからです。異性、食事、カウンセラー、仕事…‥。薬よりはましかもしれませんが、結局本人が望むものにはたどり着くことはできません。依存症を克服しようという心がなければ、何をやっても達成できません。

勉強もまた重要です。精神医学や心理学とは何なのか、なぜ向精神薬がダメなのかを理論で理解することが不可欠です。ここで重要なのは決して個人の経験であってはいけないということです。もちろん個人の経験は大事なのですが、それを論拠にするとどこかで崩れます。事実をもとに勉強し、だれの語る内容が事実なのか見極める目が必要になります。向精神薬を抜く作業自体は医師と患者が共同しながら少しずつ行なっていくしかありません。

 

失敗しない減薬・断薬のために

薬を抜いていくスピードや量に正解はない(=人によって異なる)ということをまず理解してください。その上で私としては2〜3週間ごとにちょびちょび薬を減らしていきます。単剤なら3カ月程度、多剤なら半年〜1年半くらいでゼロになりますが、これは人により当然異なるものです。複数を飲んでいる場合、どれを先に減らすかということに関しては、状況に応じて異なる、非常に難しい問題であり、ここでその答えを書くことはできません。

減断薬には、低用量タブレットと散剤を組み合わせて使うのがよいでしょう。できない場合はピルカッターで慎重に小さくカットするように工夫してください。患者によってはヤスリで錠剤を削って減薬を行なう人もいますが、これも一法です。

滅薬過程で患者が禁断症状を訴える場合、次のステップへ進む判断はきわめて難しくなります。離脱症状緩和のためにいかなる抗うつ薬も追加しないこと、ベンゾジアゼピン系抗不安薬や睡眠薬を含め、他の向精神薬による追加投薬を避けることが基本です。新たな薬物依存を生むことで結局減薬や断薬は失敗となります。

ビタミン・ミネラル剤は減薬のサポートになるものの、これもどのような飲み方をするかで一冊の本ができるくらい複雑なため、ここでは詳述しません。マグネシウム、カルシウム、ナイアシン、ビタミンB・C・Eなどを意識します。高額なものは金銭的負担や病院への依存を生み出すことになるので、なるべく安価なものの利用をすすめます。糖質頼りの食事、炭水化物頼りの食事を見直すことも大切です。減薬がすすめば栄養療法は終了するのが基本です。

東洋医学は精神をよくしてくれると思っている方が多いのですが、それは間違いです。精神を扱う以上、根本的な方法とはただ一つ、心と向き合うとか思想を省みるとか哲学を追究するとか、そういう類のことでしかありません。東洋医学はせいぜい禁断症状を緩和してくれるか、精神的不調からくる身体的症状を緩和するだけの存在にすぎません。そのことをきちんと理解できさえすれば東洋医学やサプリメントは減薬の助けになってくれることでしょう。

患者に体力があれば、ウォーキングやエアロバイクなどの有酸素運動が神経系の安定に有効です。またサウナや岩盤浴を使って、汗をかき脂肪を燃焼させて解毒する意識を持つことも大事です。なぜなら精神薬は脂溶性であり、皮下脂肪、内臓脂肪、何より脂質の塊である脳内に溶け込むからです。

禁断症状とは何かを認識できるようになることも重要です。精神疾患の再発であるとか二次障害であるなどという精神科医のウソを見抜けるようになることは、絶対に欠かすことはできません。

実は海外の違法ドラッグ離脱施設などでは、薬を一気に抜くことがほとんどです。覚醒剤やヘロインを微調整して量を減らしながら断薬しようとするなど、テレビでも映画でも見たことがないでしょう。私もアメリカのもっとも大きな施設を見学に行きましたが、そこでも同様のことを教えてもらいました。

しかしこの方法は日本においては現実的に不可能なのです。なぜならそのようなサポートが望める施設もなければ、家族のサポートも受けられないことがほとんどだからです。集中治療室くらいなければ、精神薬を急に抜くなど不可能なのです。もし家族も精神医学や精神薬についてしっかり理解し、「それ」が精神疾患ではないことを完全に理解できれば、家庭でも可能かもしれません。しかしそこまで完全に勉強し、労をいとわず協力する親など私は見たことがないのです。だから日本ではちょっとずつ抜いていくのがベターな選択となるのです。理解できさえすれば東洋医学やサプリメントは減薬の助けになってくれることでしょう。

以上、抜粋終わり

東洋医学ができることは、

身体の不調を整え、

前向きな心の状態にするところまでです。

生き方とか哲学の分野は、

自分で勉強し、

道を探すしかありません。

私自身は患者の生き方や哲学の分野も、

患者が探していくお手伝いをしたく、

カウンセリングをしています。

しかしこれもあくまでお手伝いであって、

探す努力は自分自身でしなければなりません。

しかしそれが生きるということなのです。

誰しも自分自身の生き方を探し、

哲学を学びながら生きていくことが、

人生なのです。

そのサポートを望む方が、

利用していただければ幸いです。

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 8ー

今回は同テーマの第8弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

飼い殺しにされてませんか?

もっとも人を精神的に病気たらしめる思想の一つは、「人に理解してほしい」という願望であるといえるでしょう。これは患者と呼ばれる人々を観察する限り、もっとも多い傾向なのです。

世界中どこの医療機関、医療施設であってもそれを満たそうとし、家族はそれを医療者たちに任せようとし、患者はそれを執拗に人々に求めようとします。この永遠に得られない解を求めようとするがゆえに、人々は精神的苦痛を深めていくのです。はっきりいってこんなものは医療機関が患者に与える代物ではありません。そんなものを医療機関に求めるのは、要するに「なんでも医者にお任せ」思想の権化ということです。

患者の多くは薬を減らしてほしいと望みますが、ゼロにすることを望まない人は多いのです。しかしその薬はもともと覚醒剤や違法ドラッグと大差なく、さまざまな副作用と依存と禁断症状を呈する薬であることを理解しましょう。精神薬も使い方次第とか、精神薬を必要とする人もいるとか、安定する人もいるとか、そんな屁理屈を並べるのはもうやめましょう。目の前の問題を一時的に誤魔化すために精神科や精神薬に頼り、問題の本質と向き合おうとしない限り、問題の解決など永久に不可能です。それがすでに精神医学による洗脳であり、生殺しであり、飼い殺しであることに気づくことができなければ、一生牧畜され飼い殺されていくしかないのです。本当に皆さんはそれでいいのですか?

皆さんが自分の心を強くしたいと願うなら、人に理解されたいという願望を打ち消すことです。それは主張するなということではありません。理解しあえる人は多くの説明がなくても相互に理解しあえるものなのです。そして薬など物質に頼るのをやめることです。やや宗教的に書けば、理解を求める心やモノに執着する心が煩悩と苦痛を生むということでありましょう。

 

あのとき薬さえ飲まなければ

「あのとき薬を飲まなかったら多分死んでいた」

これは重症薬物依存患者の多くが訴えることですが、結局そこで薬を飲んだことが無間地獄への入り口だということが見えてきたでしょうか?

精神科にかかる患者はすべて詐欺の被害者です。それは間違いないでしょう。しかし自分の意志でかかったなら、それは詐欺に引っかかっただけなのです。ある人が金銭詐欺に引っかかったのをテレビで見た皆さんはどう思いますか?「だって自分も下心あったから引っかかるんでしょ」「もうちょっと考えろよ」「そんなおいしい方法あるわけないだろ」と多くの人が思っているのです。精神医学に引っかかった人も、まったく同じではありませんか?

ではその詐欺を振り返り、被害者意識から決別し、有意義な人生を歩める人はどうなのでしょう?その詐欺にかかった己の甘さを恥じて反省し、完全に精神科や精神薬と決別しうる者だけが、被害者という枠から逃れることができるのです。真の意味で精神科から卒業することができるのです。

ここでは一つの論文を紹介しておきましょう(『未治療大鬱病の特徴と重要性』American Journal of Psychiatry 152)。

うつ病で薬剤投与を受けた人と受けなかった人の転帰を6年におよぶ期間、追跡調査した研究では、うつ病の「治療」を受けた人は、受けなかった人に比べて「主たる社会的役割」の休止を被る可能性が3倍高く、「再起不能」に陥る可能性も7倍近く高いのです。研究者は「ここで評価されている未治療の人たちは、(治療を受けた人に比べて)軽度で疾患が継続する期間も短く、治療が施されなかったにもかかわらず、長期的には社会経済的地位における有意な変化を示さなかった」と断じています。

うつ病という名前の愚かさはさておき、医学的に治療すればするほど悪くなるという論文はこれ以外にも多数存在するのです。

以上抜粋終わり

自分を理解されたいと思うのは、

誰でも同じですよね。

私もそうです。

しかしその欲求が強ければ強いほど、

苦しむのは確かです。

ご存知のように、

人は他人をそんなに理解していません。

ほとんど無関心と言っても差し支えないか

もしれません。

それほど人は自分にしか関心がないのです。

それゆえこの欲求を満たそうと、

七転八倒するわけですが、

その欲求が満たされることは、

極めて少ないでしょう。

だから自分で自分を愛する、

自己愛が必要になるわけです。

自己愛が満たされている人は、

他人に評価されようとは思いません。

ですから見栄もはらないし、

自分を過大に見せようともしません。

自己愛=セルフイメージとも言いますが、

このセルフイメージを日々高めていれば、

他人に理解されようとは思わなくなり、

自分のやることだけに集中することができるようになります。

だから日々セルフイメージを高めるために、

努力し、

頑張っている自分自身を褒めまくりましょう。

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 7ー

今回はこのテーマの第7弾です。

著書『大笑い!精神医学』かた下記抜粋します。

睡眠キャンペーンの成果とは?

厚生労働省の集計(速報値)では、2010(平成22年の自殺死亡者数は全国で2万9524人となり、09年から1183人減少。36都道県で減りました。全国的に減っている中、「睡眠キャンペーン」を本格的に導入している自治体では自殺者が増えています。「睡眠キャンペーン」では、「2週間以上継続する不眠の早期発見が、うつ病の早期発見・早期治療、ひいては自殺予防につながる」として、早めの専門機関への受診を促すことを目的としています。

ところが静岡県富士市では、2006年から「睡眠キャンペーン」を事前試行として実施しましたが、自殺者は反対に増えてしまいました。そればかりか同様のキャンペーンを行なった滋賀県大津市でも同じことが起こってしまったのです。

国が主導した睡眠キャンペーンはもののみごとに失敗に終わりました。精神神経学会でさえ「富士モデル」は「不治モデル」と言いきりました。

しかし多くの人がそれに気づいているかといえばどうもそうではないようです。試しに普通の患者さんに問いでも、「え、うつとか不眠って早いうちに睡眠薬飲むのが大事なんですよね?」といまだに思っています。

データ上、睡眠薬を使った群は自殺率が明らかに上がったという研究がちゃんとあります。

自殺遺族が集まる自死遺族連絡会(代表・田中幸子)では、睡眠薬や精神薬の服用が自殺につながると考え、地域の啓蒙運動として精神科受診をしないことや睡眠薬・精神薬を使用しないよう積極的に呼びかけを行ないました。その結果、本拠のある宮城県では自殺率が20%も改善したのです。

本当は睡眠薬にうまい使い方もへったくれもないのです。しかし患者も医師も目先の利益を追うばかりで睡眠薬をなくすのは至難の業となっています。睡眠薬の場合、安易にそれに頼ろうとする内科医や整形外科医などの罪も大きいといえます。

 

あぶない「医療保護入院」制度

2012年、厚生労働省の検討会は、入院が必要な精神疾患の患者を、保護者の同意があれば入院させることができる「医療保護入院」の制度で、保護者が同意しない場合でも医師の判断で入院を可能にするとの見直し案を取りまとめています。

これがどれほど危険なことか、この本を読んできた皆さんになら理解できることでしょう。名目としては保護者の同意がなければ入院させられないことや、保護者の意向で入院が長期化しやすいなどの問題が指摘されているとのことですが、それが何の意味もないことはおわかりでしょう。

「保護者(家族)の同意は不要」ということは、たとえば要介護の家族を「精神病」扱いにすることで、平成の「姥捨て山」のような機能を精神病院は発揮します。要介護でなくても、「自分の子ども・両親は精神病だ!」と精神保健指定医に吹き込むことで、強制入院させることができる、ということです。

「私はずっと親の面倒を見ようと決めていたのに、法律の強制だからしょうがないんですよ。ご近所さん、ご親戚さん」という言い訳が見事に成立するわけです。

発達障害といわれている子どもたちも、「この子、精神病だから」というレッテル貼りだけで、ベルトコンベア式に精神病院送りにできます。お偉いさんが「あいつ、邪魔」って言ったら、精神科移送サービス(有料)で全員精神病院送りにできてしまうのです。そこのあなたも、そこのあなたも(もちろん私など真っ先に)病院送りです。

まあ、なんと権力者的で素晴らしい法律なんでしょう。この法律について、厚労省は「精神障害者の家族会のほうから、今の医療保護入院は家族の負担が大きすぎるから改正するべきだという要望があり、出てきた話です」と説明していますが、家族会というものの本質が理解できるエピソードです。

以上、抜粋終わり

睡眠薬を常用している人はかなりおられますが、

特にお年寄りの方は、

何の疑いもなく、

眠れないからということで、

医者に処方された薬をのんでいます。

ひどい人は5種類以上、

毎日飲んでいるようです。

そのため見えるところでは、

むくみなどの副作用が出ています。

しかしそれを薬の副作用だとは思っていませんから、

服用し続けているわけです。

説明しても、

理解できる人もいますが、

ほとんどの方は理解できないようです。

自分で考えることをしないからです。

いつもこのような状況に、

腹立たしさを覚えていますが、

どうすることもできないのが現状で、

理解するまで何度も説明するしかないと思って、

繰り返し行っています。

医療保護入院制度ができれば、

私も精神病扱いにされて、

入院させられるでしょうね。

そうならないことを願ってます。

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 6ー

今回はこのテーマの第6弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

「効果の確認されていない」認知症治療薬

認知症の薬であるアリセプトについて書こうと思います。ここではアリセプトを取り上げますが、もちろん他の認知症薬についても大差はありません。

アリセプトの公式添付文書にはこう書いてあります。

【効能又は効果に関連する使用上の注意】

① アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用すること。

② 本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。

③ アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。

 

この薬はアルツハイマーに効くのか、効かないのか、意味がわかりますか?なんだかカモられてる気がしてきませんか?

ちなみにアルツハイマーに使われるとされるアリセプトは、アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害し、脳内アセチルコリン量を増加させ脳内コリン作動性神経系を賦活(活性化)するとされています。そして有機リン(農薬の一種)とかサリン(地下鉄テロで使われたやつです)は、アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼを「不」可逆的に阻害します。手法は違っても脳で起こっている現象は、薬も農薬も神経毒も変わらないということです。つまり、農薬=神経毒=精神薬という構図なのです。アリセプトを多く飲んだり他の薬と飲んだりすれば、サリンを飲んだようになれるかもしれません。

 

「正当化」「逆ギレ」する患者

精神医療の被害者にもさまざまなパターンがあり、そのなかにはさまざまな正当化を行なう人も多く存在します。私も患者さんから、「精神薬も使い方次第」とか、「精神薬を必要とする人もいる」とか、「安定する人もいる」といったセリフを聞くことがあります。

そのすべてが事実を無視しているのが現実です。私は、精神医療の問題においては精神科医や製薬会社はもちろんのこと、患者も家族も悪いと思っています。しかしそれを理解する人は少ないようです。

こうした正当化は一種の自己防衛であり、心のシステムであることを理解しなければなりません。よく「逆ギレ」という言葉を使いますが、逆ギレするというのは痛いところをつかれているからであり、そのために正当化しながら他者を攻撃することで痛いところを見えにくくしているわけです。

良くならない患者の多くはこうした正当化をしながら、それでも「治りたい」とか「良くなりたい」という妄想を並べ、ずっと精神科医にかかり続けるのです。そして元の病院に戻ったり、人に依存したり、カフェインや鎮痛剤などに依存したり、自分自身のせいで周囲の人が離れていくことに気づかず、自分を認めてほしいがために支離滅裂な行動をとるようになります。

向精神薬は覚醒剤や麻薬まがいなのですから、一時的だったり見せかけ上で治ったように見える人間がいることなど当たり前です。しかし、こうした目先の成果を追い続ける人間が最終的に完治したり、精神科と決別した人生が送れることなどありません。それがすでに精神医学による洗脳であり、生殺しであり、飼い殺しであることに気づいていないのなら、そのまま牧畜されていくしかないのです。それを自分で理解し勉強した者しか、向精神薬はもとより、本物の覚醒剤や麻薬は抜けるはずはありません。

子どもを薬漬けにする「毒親」

私は子どもにだけ薬を飲ませている親には絶対に容赦しません。どんな理屈をこねようと、それは「虐待」でしかないのです。なぜなら親がほんの少し疑問を持ち、ほんの少し調べる気があれば、子どもの薬漬けは避けることができた問題だからです。

アメリカで「最後の良心」とまで謳われた医師ピーター・プレギンも子どもに投薬することを「虐待」であると言いきっています。

自分の都合で精神薬を飲ませた者、自分の育て方の悪さを疑いもしない者、治療や薬や精神科とは何なのかまったく調べようともしない者、自分の子どもだけ発達障害などと決めつける者、当事者を無視して勝手に薬を増やしたり減らしたりする者、まず親=自分を優先する者、親=自分は悪くないと正当化する者、そのような者たちすべてが虐待者であると私は確信しています。

精神科医に子どもを連れていく親はあらゆる正当化を行ないます。「どう対処すればいいかわからなかった」「専門家に任せれば安心だと思っていた」「権威や専門家に対抗するのは難しかった」「暴力をふるわれたからしょうがなかった」「この子のためだと思っていた」 …‥。

彼らは必ず、子どもに薬は飲ませるが自分が薬を飲むことはない。

彼らは必ず、自分たちの育て方は悪くなかったと言い張る。

彼らは必ず、自分たちの思いつきで薬を増やしたり減らしたりする。

彼らは必ず、子どもよりも先に自分たちの主張を述べる。

彼らは最後に必ず、権威を盾にして自分を守る。

彼らは必ず、自分の子どもたちに発達障害という病名をつける。

…‥こういう親たちを「毒親」と称することがあります。この名称はスーザン・フォワード著『毒になる親』(毎日新聞社)から引用したものですが、この著書の内容に激しく同意したいと思います。

以上、抜粋終わり

親が子供を精神科医に連れていくのは、

他の科同様、

そこに行けば治ると思っているからです。

これはすべての国民が、

病院に行けば、

病気は治る、

というマインドコントロールにかかっていることと同じです。

まずは自分がマインドコントロールにかかっている事実を知ることから始めるしかありません。

しかし洗脳とは恐ろしいもので、

なかなか解けないものです。

今真実に目覚めている人は、

幸せな人たちです。

そこでもう一歩進んで、

なかなか理解されませんが、

周りの人たちに、

真実を少しずつ話すようになれば、

世界はより良い方向に向かうことでしょう。

私はそう信じています。

だからこのブログで微力ながら、

真実を伝えているつもりです。

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 5ー

今回は同テーマの第5弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

とっても簡単!精神病の作り方

誤解を恐れずにいうなら、医学や医療の本質は人間を悪くすることです。そして、その理屈を最大限実行しているのが精神医学だともいえるでしょう。毒を盛りウソをつき体を壊し、さらに医原病を作る。

診察室で一度も診察しなくても話をひと言も聞かなくても、治るものは治ります。いっぱい話を聞いてくれても治らないものは治りません。自然であること、医学や医療にぎりぎりまでかからないこと、これが健康であることや長生きするためのもっとも重要な秘訣なのです。

私は医学の本質とは救急医学であり、救急医学と産科と外科と内科の一部くらいしか存在価値がないと思っています。実は医学とはかかればかかるほど悪くなるのです。悪くしないと儲からないし死人が出ないと医学は成り立ちません。殺人するためにこそ医学は存在します。だから逆説的に言えば、本気で死にそうになっている人だけが、医学によって救われる可能性があります。まさに毒を以て毒を制す、毒により体を活性化するという理屈です。

現代の人々は「健康じゃなくても生きてればいいや」とはとても思えないのです。それ自体が洗脳されているということに気づきません。健康であるということは、体に何らの症状もないことだと考えている人が多いようですが、これはおかしいかぎりです。その症状はあなたのセンサーそのものであり、生きている証明そのものです。その症状を愛さねはなりません。それを治そうと思うからこそ医学の奴隷になるのです。健康ばかり追い求めるからこそ、いろいろな商法が生まれ、ダマされる人も発生します。本来、治療の目的は病院を卒業することにあり、その不調が自然であると悟ることにこそあります。

このことは精神医学以外の身体医学についてもいえることですが、精神医学の被害はケタ違いに多いうえ、何一つ科学性がないので、まず精神医学が撲滅されない限り医学の改善も望めないのです。実際、身体医学であってもこれまでなしてきた結果というのはあまり褒められたものではないのです。

ある村は今までみんな健康だったのに、薬剤師が来たら皆病気になってしまったという有名な逸話があります。何よりも不調であることは相談しなくてはいけない、相談したいという環境こそが、その村を不健康にしたということです。結局、昔からよく言われる「病は気から」という話で、やはりそれは真実です。

向精神薬の禁断症状に関しても同じことがいえます。禁断症状があるから何もしないとか薬のせいにしているだけというのは、脳梗塞で手足が動かなくなったときにリハビリも何もしないということと同じです。その根底には元気になったらとか好調になったらとかいう考えが存在しているのですが、そういう思想である限り、禁断症状から逃れることはできません。苦しくても動くというのが基本中の基本なのです。

最後に一つ、有名なWHO(世界保健機関)の研究を出しておきましょう。「統合失調症に関する国際的予備調査」です。

この調査は2回にわたって施行され、10カ国、1379人の患者を対象として行なわれました。調査対象となったのは初回エピソード(要するに初めて錯乱したり重篤な精神状態になった)患者で、うち86%が発症1年以内でした。結果は1度目、2度目の調査ともに途上国の患者のほうがはるかに良くなったとなっています。大まかには、途上国(インド、ナイジェリア、コロンビア)の患者は、37%が一度の精神病エピソードを経験しただけでのちに全快。2回もしくはそれ以上の回数で精神病エピソードを経験していたものも、2年の終了時には「完全寛解」していました。つまり、途上国では患者の63・7%が2年の終了時にはかなり良い状態にあったことになります。それに比べてアメリカやその他の先進国6カ国では、2年の終了時にかなり良い状態にあったとされる患者は、わずかに36・9%でした。

これはどういうことなのでしょうか。研究者はこのように結論しています。

「先進国にいるということが、完全寛解に至らない強力な予知因子である」

WHOの研究者はこの転帰の違いが具体的にどういう理由によるものかを説明していませんが、途上国では継続的に精神薬による療法を受けていたのはわずかに15・9%であったのに対して、アメリカやその他の先進国では61%の患者が精神薬による療法を受けていたことを指摘しています。

このようなことは今更あげるまでもありませんが、たとえ精神が錯乱したとしても、そのままにしておくより、精神科にかかり精神薬を飲むほうが圧倒的に予後不良だということなのです。

以上、抜粋終わり

西洋医学では精神分野は???ですが、

そしたらどうすればいいのか?

その一つの選択が自然療法の分野です。

しかしこの分野は制度化されていないため、

玉石混交です。

比較的信頼性が高いのが鍼灸の東洋医学的治療をしている分野です。

これは日本には伝統医学としてずっと継承されてきているので、

臨床の蓄積があるからです。

しかし鍼灸の分野にも問題があって、

現在東洋医学の治療をしているのは、

2割程度しかいないと言う現実です。

一般の方は鍼灸は東洋医学と思っておられるようですが、

そこが現在の問題で、

ほとんどの鍼灸師は東洋医学をしていません。

だからまず鍼灸治療を選択される際は、

必ずどういう治療をしているのかを電話で確認してください。

もし東洋医学的治療を希望されるのであれば、

東洋医学の治療の一つの目安は、

脈診、腹診をしているかどうかです。

まずそれを質問してください。

していないようでしたら、

東洋医学の治療をしていないかもしれません。

よく訪ねてください。

整骨院などで、

痛いところに鍼を刺すだけの治療は、

東洋医学の治療ではありません。

対処療法ですので、

お間違えないよう注意してください。

 

 

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 4ー

今回は同テーマの第4弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

悪魔の絵本

精神科医が、精神科への受診を勧める本はたくさんありますが、そのどれもがウソに満ち満ちています。一部の本からそれらを引用してみましょう。

「その治療においてもっとも重視されるものは薬物療法だ。『精神療法は上手いが薬物療法は下手な精神科医』と『精神療法は下手だが薬物療法は上手い精神科医』のどちらを信頼すべきかと問われれば、答えは後者だ。薬物療法を軽視する精神科医は、それこそ使い物にならない」

「薬への偏見は根強い。怖がって、必要以上に使用が手控えられてしまうことも多い。しかし、これらの薬が人格を変えることはない。脳内における神経伝達の機能不全を改善するだけである」

「専門家の指導下で使用すれば安全性も高い。麻薬のような依存性を有するものは、ほとんどない。メチルフェニデート(商品名リタリン、コンサータ)の依存性が一時、盛んに報じられたが、この薬は極めて特殊な例に過ぎない」

「睡眠導入剤や抗精神病薬の多量服薬など、恐れるに足らず。よほど多量でなければ、通常は死なない」

これらがすべてデータをみれば確実なウソであり、海外の良識的な科学者や薬学者もすべて否定している内容であり、医学の教科書をみてさえおかしい内容であることはすでに述べてきたとおりです。多量でなければ通常は死なないなど、依存性物質を振りまいておいて言えたセリフではありません。これらの本の著者にとって、患者や子どもとはカモかヒツジでしかないわけであり、精神医学の基本計画に沿って子どもを薬漬けにし、親を洗脳し、社会を混乱に陥れて精神医学の利益に還元しようという策略というわけです。こうした本の著者だけでなく、多くの精神科医がテレビや新聞に出現しては、日々ウソを振りまいているのです。

 

麻薬と精神薬を比べてみる

向精神薬の正体を見破るうえで重要な比較をしておきましょう。

【向精神薬】

・抗うつ薬はセロトニンの取り込みを阻害する=セロトニンを増やす。

・抗精神病薬はドーパミンの活動を抑える。セロトニンにも作用する。

・抗パーキンソン病薬はドーパミンを増やしたり刺激する。

・抗不安薬はベンゾ結合部に作用し、ノルアドレナリンやドーパミンを抑制する。

【麻薬・覚醒剤】

・MDMAはセロトニンの再取り込みを阻害する。細胞内セロトニンを高める。

・LSDは脳内のセロトニンシステムに働きかける。

・覚醒剤はドーパミンを放出し取り込みを阻害する。

・コカインはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリントランスポーターを阻害する。

これは『精神科は今日も、やりたい放題』にも載せた内容ですが、これは別に特別なことではありません。向精神薬が副作用や禁断症状や依存性の高い物質であることは、ようやく認知されつつあります。精神科医の「副作用の心配はいりませんよ」とか「依存性は問題ありません」などという大ウソにもう惑わされてはいけません。ヘロインもコカインも覚醒剤もMDMAも、すべて製薬会社が作り出した物質なのです。

近年、医療用大麻に期待が集まっていますが、洗脳と宣伝と日本人の愚かさをまさに象徴したものでしょう。大麻を医療用に使おうとする思惑は、ヘロインやコカインを製薬会社が開発した思惑と、何も違いはないわけです。「西洋では使われている」「先進国では許容されている」

「大麻はゲートドラッグではない」「大麻は安全である」という論調の愚かさが、これまでの計画と照らし合わせて何なのかを考えてみてください。

以上、抜粋終わり

精神科医が自分の治療を推奨するのは当然です。

それが彼らの仕事だからです。

恐らく誇りももっておられると思います。

医師側は純粋に病気を治したい、

治すために治療が必要だと考えていると思います。

そういう教育を受けているわけですから。

しかしその教育が間違っているとしたら?

残念ながら人間は自分を簡単に否定することはできません。

だから自分に医療に問題があるとは考えられないわけです。

問題は制度や教育にあるのですから、

そこを改善しないかぎり、

この問題は解決しません。

現場の医師は純粋に病気を治すために、

頑張っていますが、

制度を牛耳っている人たちが、

悪用しているのが問題なのです。

残念ながらその人たちは、

お金も権力も持っているため、

個人の力ではどうすることもできません。

しかし、多くの人が問題を知ることによって、

意識が変われば、

問題を解決する可能性が生まれます。

だから一人でも多くの人が、

真実を知る必要があるのです。

洗脳から脱却しなければいけないのです。

まずは自分が洗脳されている事実に気づかなければなりません。

一人でも多くの人が、

早く目覚めることを願っております。

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 3ー

今回は同テーマの第3弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

うつの原因はいろいろなのに…

うつの原因を書く前に問い直しておく問題があります。それは「うつ病」など存在しない、存在するはずもない、という提言です。皆さんの中には、うつになったことがある人もたくさんいるはずであり、意味するところがわからないかもしれません。「私がかかったあれがうつ病ではないというのか?」そう問うてくる方は決して少なくないことでしょう。

では逆の話としてなぜそれらは病気なのか、皆さんは本当に考えたことがあるでしょうか? 不都合であり不調であれば、すべて病気なのでしょうか?

私もそのように考えていた時期があったので、もう少し深く考えてみましょう。

もしそれが病気の定義であるとするなら、借金を背負って気が滅入っていても病気ということになります。恋愛でフラれて、気が滅入っているのも病気です。いじめで学校に行かなくても立派に病気ということになってしまいます。残念ながらこれらにはまったく科学的根拠がないばかりか、それが起こる理由はすべて異なる問題です。それをあなたが病気とする理由はなんでしょうか? なぜそれらを「病気」と位置づけなければならないのでしょうか?

これまでの話を思い出してもう一度考えてみてください。うつという状態はだれにでも存在しえます。そしてその理由はあらゆる場合において異なるものであり、そのうつを解決する方法とはその理由を解決したり対処したりすること以外にはないのです。さらにいえばそれは「病気」でなく、人間ならだれでも陥る「状態」にすぎないのです。「生理的症状」と置き換えてもいいかもしれません。だから医学でこれらが治ったり改善するはずはありません。

しかし精神科医はそう考えず、目先の症状、起こった結果だけをみて覚醒剤まがいの抗うつ薬を処方します。うつはあってもうつ病は存在しない-この意味をどこまで理解できるかで、うつがよくなるかどうかが分かれてくる、という皮肉が成立するのです。

 

発達障害というレッテル

この数年でもっとも流行りの精神疾患こそ「発達障害」であり、人々は発達障害という病名について、存在すると信じきっています。しかしその存在を信じるだけの根拠はあまりにも薄弱であり、科学的根拠はまったくないに等しいものです。たとえば、以下は教科書に載っている発達障害の四徴です。

  1. 言語発達、コミュニケーション障害(無関心や対人関係の不器用)
  2. 社会性の障害(友人を作れず、遊ぶことが苦手)
  3. 同一性保持行動(儀式化され常同化した行動を変えることへの抵抗)
  4.  多くは、知的障害を合併する

よく考えてみてください。たとえば同一性保持という言い方をすればわかりにくく聞こえるかもしれませんが、これは簡単にいえば頑固者だったり融通が利かないということです。頑固でない人間なんていったいどれだけの割合存在するのでしょうか? 友人を作れないことが社会性の上で問題あるのなら、いったい日本人の何割がこれに該当するのでしょうか? これはしょせん団塊世代の発達障害専門医(今の流れを作った医師たち)と、製薬業界によって作り出された新たな虚構なのです。違う言い方をすれば、人間観察している人が、人間の特徴をいくつか提示すれば、それは発達障害の定義になるのです。つまり人間の特徴=発達障害の定義であるというのに、その発達障害とやらはまったく科学的根拠のないまま、当事者や家族や精神科医にとって、都合よく解釈され、都合よく運用されることになります。なぜこの発達障害というニセ病名の概念が作られたのかは、もうおわかりでしょう。

私自身も愚かなゆえにダマされていた一人であり、広めた張本人の一人でもあるので、発達障害のウソを指摘し、啓蒙するのは、私の贖罪のようなものなのです。

以上、抜粋終わり

うつ病にしても、

発達障害にしても、

誰もが当たり前にある症状ですね。

それがひどいか、

あるいはその状態の期間が長いか短いか。

だいたい休めばほとんどの病気は、

ある程度回復します。

しかし現代社会は、

休めないくらい忙しいところに、

社会的な問題があります。

精神病を減らしたければ、

労働環境を変える必要がありますが、

政府の政策は、

ますます劣悪な環境にしています。

残念ながら今の日本政府は、

国民のために政策を作っていません。

国民から搾取するために、

政策を作り、

実施しています。

我々は奴隷に近い状態なのです。

問題はそれをわからないように、

行っていることです。

報道でわからないように洗脳されているので、

ほとんどの人が気づきません。

テレビ、ラジオ、新聞は、

国民を洗脳するための、

洗脳マシーンなのです。

日本人は人がいいため、

報道されていることは真実だと思い込まれています。

報道はスポンサーの利益を生むためにあります。

ゆえに少しの真実を混ぜてますが、

本当のことは報道されないのです。

もし真実の情報に触れたいのなら、

インターネットや書籍などで自分から探すしかありません。

その情報にも、

玉石混交なので、

何よりも自分自身が真実を見通す眼力がなければなりません。

その力をつけるためには、

向上心を持って、

自分自身を磨くしかないのです。

これからの世の中は、

格差社会と言われていますが、

情報の分野においても、

真実の情報をつかんでいる人との格差がどんどん広がっています。

どうかこれからの厳しい社会を生き抜くために、

眼力を鍛えてください。

それがあなた自身や家族を守る、

唯一の方法です。

 

 

うつ病からの脱出ーそれでもクスリを飲みますか? 2ー

今回は同テーマの第2弾です。

著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。

3匹の子ブタも精神障害?

心療内科や精神科にかかっている患者の病名や、病気であるということそのものがウソっばちであることが、少しずつ見えてきましたでしょうか?

たとえば不安や強迫の普遍性について。これらの反応というのはむしろ人間として自然なことです。予想不能な出来事が起きればパニックを起こして当たり前ですし、不安を感じるのも当たり前です。「私の不安は人より大きいんです」と言う人がいたとして、それを柾明するすベもありません。それもまた主観であり病気と呼ぶ根拠が存在しません。強迫観念たって同じであり、頑固、信念、執着、妄執も……所詮似たような意味に置き換えることができます。人間が知恵や知能を持っている以上、こだわりを持つのは必然でしかなく、そのこだわりが変わるときとは、大きすぎる外的変化が起きたときか、こだわりを持つ人が負けたときくらいしかないのです。にもかかわらず、精神科は「不安障害」とか「強迫性障害」という病名をつけ、それを薬で治療しようとします。

人格障害という言葉もあります。確かにそういう行動形態は存在するかもしれません。しかしこれも言葉を変えることができます。サイコパス、トラブルメーカー、自己中、わがまま、ナルシストなどなど。私はこれらが良いと言っているのではなく、これらを疾患だととらえることが間違いであると言っているのです。

気分変調もうつも同じです。気分変調などというものはだれにでも必ず存在しますし、働きすぎで疲れたり、社会的に厳しい状態に追い込まれたら気力がなくなるのも必然です。昔は休めば良かっただけなのに、それを許さぬ社会を放置しておいたまま、うつ病も抗うつ薬もないでしょう。

PTSDという病名もあります。確かにその状態は存在するかもしれないが、そうするとやはりほぼすべての人間がPTSDになります。トラウマを抱えていない人間など私は一人もみたことがありません。戦争体験者、被災・犯罪被害、いじめ経験、パワハラ、DV、虐待その他諸々、日本にそれらを何一つ体験せず、ぬくぬくと生きてきた人がどれくらいいるのでしょうか。一人もいるとは思えないし、であれば国民すべてが治療対象となってしまいます。

現在、統合失調症といわれる人も、なぜ病気と呼ばれないといけないのでしょう? 今やコンプレックスなどから被害妄想的になっている人にも統合失調症という診断が下されます。支離滅裂な会話や行動があったりすれば、これも統合失調症とされます。こうしたことが統合失調症の診断基準になるのであれば、世の中のずいぶん多くの人が統合失調症ということになってしまいます。

精神科領域におけるすべての病名など「便宜上」であるにすぎず、その「便宜」は患者のためのものではなく、診断書を書き、患者を作り、投薬を正当化する以上の意味はないということを理解しなければなりません。

簡単な例で、パワハラと職場問題で精神的不調になっている人が精神科を受診したとしましょう。そのとき、ある精神科医は「適応障害」と診断し、ある精神科医は「抑うつ神経症」と診断し、ある精神科医は「うつ病」と診断し、ある精神科医は「パワハラによるPTSD」と診断します。こんなものは医学とは呼べません。

医学は科学的検査に基づく根拠性によって、凡人でも同じ判断、一定のレベルに至るよう構成されていなければ成立しないのです。なぜなら医学そのものがもともと傷害行為だからであり、それを正当化する手段がなくなってしまうからです。精神医学はここからまったく外れている、というより外れきっています。主観でデータを操作したり結果を操作できるものを科学とも医学とも言いません。

あるアメリカの研究では演技をさせて複数の「患者」を精神科に受診させましたが、その演技をした「患者」全員に下された診断は「統合失調症」でした。演技でも全員病気の診断になるのです。そのバカバカしさがおわかりでしょうか? 精神障害とされるもののすべてが人間の特徴そのものを記載しているのだから、だれもがどれかに当てはまって当たり前なのです。

このことは人間に苦しさや症状がないということを意味するわけではありません。不安もうつ(気力低下)もこだわりも幻覚さえも、確かに存在する人はいます。

しかしそれはあくまでも症状であり、生理的な反応であり、だれにでも存在する苦しみであり、そうであるがゆえにそれは疾患でも障害でもなく、医学によっては解決できないという理解が必要なのです。これは人格の善し悪しレベルの問題ではなく、科学によって定義や証明さえできないものが治療に結びつくわけはないのです。だから精神科にかかるということは、悪くなって当たり前でしかないわけです。

以上、抜粋終わり

精神疾患は昔はそれほど多くはありませんでした。

最近はいろいろと定義を作ったので、

それを病気と思うようになってしまいました。

精神症状とはつまり精神状態であって、

普通にあることです。

しかし病気と思えば納得していまう人が多いために、

ここまで拡大してしまったのだと思います。

この背景には昔の人ほど、

心身がストレスに強くないのだと推察されます。

私はこの背景には戦後の食事に問題があると考えています。

すぐに血糖値を上げてしまう食べ物が氾濫しています。

これが積み重なることによって、

身心のバランスを崩す結果になっていると考えています。

なので、まずは日々の食事から見直すことをお薦めします。