今日は第3弾です。
著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。
精神科医ごとに異なる診断
またこのような話もある。アメリカにおける二〇〇〇年の科学誌の発表では、若手精神科医たちが患者を診察したところ、偶然が起こらない限り意見が一致しないのが明るみに出た。つまり精神科医の診断は人それぞれバラバラで、何の評価基準もなくすべて主観によって左右されていることがばれてしまったのだ。
これらは内科や他の領域では絶対にあり得ない出来事である。糖尿病といわれれば必ず万人で、血糖値が高いことが示される。ガンであれば血液検査や画像検査が必ず示される。ところが精神科の診断では、極論すれば、精神科医がある患者を嫌えば病名が変わってしまう場合だってあるのだ。この点がまさに詐欺の温床となっている。
もう一つ例を出そう。アメリカの有名雑誌「サイエンス」に掲載された一九七三年の記事によると、八人の一般市民がそれぞれ別の一二の病院へ受診して、「空っぽだ」「虚しい」という声や、「ドサッ」という音が終始聞こえると訴えるように演技をした。その結果一人を除いてすべての人が入院させられて、しばらくしてから統合失調症の「寛解」だとして退院になった。全員ウソで受診したにもかかわらず……。
日本でもいい加減な話があった。日本でも抗うつ薬を大量に処方する精神科医がいたが、その副作用で躁転したり被害が拡大したりすると、発達障害のせいである、躁うつ病のせいであるなどと都合のいい言い訳を持ち出すケースが多数見受けられた。私とてそのように考えていた時期があることは否定できないことである。
しかもその被害が知られることを防ぐため、数々の隠蔽工作を行なうのが精神医療側の基本的考え方であり、時には製薬会社、時には家族会などを取り込んで、ひたすら自分たちの罪を隠すよう動いてきたのが精神科医の現実なのである。
その意味で今書いているこの本は、自分は決してそこまで堕したくはないという意味を込めた内部告発なのだともいえる。
なぜそのようにやりたい放題が可能なのかと問われれば、これまで指摘してきたとおり、病気を規定する科学的根拠がないからといえるし、精神科医の主観にすべて左右されるからということになる。
一八〇度変わった「日本うつ病学会」理事長の発言
精神科の権威中の権威である前日本うつ病学会理事長は、過去にこう述べている。
「現在いろいろな薬が使われていますが、一般にどの薬も恐ろしい副作用はありません。中でも抗うつ薬は一番安全性が高い。継続して飲んでも心配なく、ぼけることも絶対にありません」(「信濃毎日新聞」二〇〇三年九月五日朝刊)
「麻薬のようなものでは、という誤解があるが、麻薬にはいつも欲しくなるという依存性がある。抗うつ薬には麻薬的作用はまったくなく、睡眠薬のような習慣性もない。止められなくなるとか、癖になったりしない」(「熊本日日新聞」二〇〇六年九月二日)
「薬で気持ちを変えるのは不自然で嫌だ」という患者もいる。
「これは、薬でうつ病が治って、その結果、気持ちが変わるということととらえたほうがいい。違う人格になることなどありません。抗うつ薬は〝強い薬〝というのも誤解。一般に、“強い薬”とよくいわれるのは、飲むと副作用があるという意味で使われていると思う。確かに抗うつ薬に副作用はあるが、決して強力に作用して、フラフラになるとか、日常生活が送れないということはないんです」(「熊本日日新聞」二〇〇六年九月二日)
これらの発言が、二〇〇九年には下記のようになる。
SSRI(抗うつ薬)の国内販売開始は一九九九年。現在四商品あり、うつ病治療では最初に処方される。旧来の「三環系抗うつ薬」と比べて便秘、太りやすい、心臓への負担などの副作用が少なく安全性が高いとして、「発売当初は過剰な期待があった」。ただ、アクティベーション症候群(自殺企図や攻撃性などの異常行動を起こすこと)が起こり得るのは「当初からわかっていた」。(「日経新聞」二〇〇九年八月一六日)
一般人をなめた話である。当初からわかっていたのなら当時、数々の新聞に載せた話はいったい何だったのか?
もちろんそれらはウソ偽りであって、精神医療の利権を保つためでしかない。
私は別に必ず前に言っていたことを貫けとは言わない。しかしこのような詭弁を弄する前に「私はバカでどうしようもないウソつきでした。その罪滅ぼしのため真実を説明し皆様の役に立つよう頑張ります」と断ってから、新聞に語るべきであろう。
以上、抜粋終わり
各精神科医によってみな違う診断になるとは、
科学的と主張して、
東洋医学をバカにしているいる西洋医学としてはおかしな話ですよね。
本当にあなたを診断した精神科医が、
正しい診察をしているのか、
もう一度見直してみる必要があるかもしれません。