うつ病からの脱出ー食生活の改善で健康な心と体を手に入れる 4ー

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今日は第4弾です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋います。

たんばく質は魚でとろう
現代人は炭水化物は比較的ちゃんととっていますが、たんばく質が足りません。また、同じたんばく質でも豆腐やみそ汁など大豆系のものはとっていても、魚はなかなか食べないようです。
たんばく質が足りないと、脳は「栄養が不足している」と判断するため、たいてい甘いものに走ってしまいます。手近にある食べものといえば、スナック菓子やチョコレートなど、つい甘いものに手が伸びてしまうのです。
その人のストレスの度合いや体質にもよりますが、たんばく質は男性なら1日70〜80グラム、女性なら60〜70グラム、なるべく肉より魚でとるようにすすめています。1日に、だいたい体重と同じ数字のグラム数(体重50キロならたんばく質50グラム)をとるようにしてください。
肉でも、豚のバラ肉やひき肉はけっこう脂が多いため、たとえばハンバーグが好きという人は余計な脂をとりすぎてしまいます。ですから、どうしてもひき肉が食べたいときは、鳥の胸肉のひき肉に豆腐などを混ぜた豆腐ハンバーグをすすめています。
こういった良質のたんばく質を含んだ食事は、細胞(膜)栄養療法の根幹ともいえます。なぜなら、細胞膜は50パーセントがたんばく質、40〜50がリン脂質(レシチン)でできているからです。
しかし、たんばく皆を理想量摂取するのはなかなか難しいため、サプリメントで補う必要があるのです。
足りない栄養素はサプリメントで補給するということは、多くのクリニックでもやっています。当クリニックの細胞(膜)栄養療法の特徴は、食事指導のほかに細胞膜を強化するということでK・リゾレシチンをすすめていることです。
そうすることによって細胞膜が活性化し、回復が早くなるのです。
ですから、ほかのクリニックで1年かかって治るものが、当クリニックでは半年で回復するというケースがあります。

「第二の脳」といわれる腸に着目
私たちは、栄養である食べ物を口からとり入れますが、その食べ物は胃腸によって消化されます。腸といえば、食べ物を消化するだけ、と思っている人が少なくありませんが、腸には私たちの健康のカギを握る重要な役割があるのです。

消化・・・腸の役割としてよく知られているのが、胃とともに食物を分解し、吸収する機能です。栄養素のほとんどは腸で吸収されていま
すから、腸が機能しないと人は生きていくことができないのです。
免疫防御・・・腸には多くの免疫細胞が集まっていて、外から侵入してくる有害な物質を追い出す免疫防御の機能を果たしています。この機
能がしっかりはたらいている限り、さまざまな病気を防御できます。腸の免疫防御機能がはたらいてこそ、自然治癒力を高く保
てます。
解毒・・・免疫防御は、広い意味では解毒といえるでしょう。解毒の機能を果たす器官といえば肝臓ですが、肝臓の負担を軽減させているの
が腸です。私たちの口をとおして外から入ってくる有害物質は、まず腸が免疫防御機能でブロックします。そのブロックしきれな
かったものだけが肝臓に送られ、解毒されるわけです。
つまり、腸が正常に免疫防御の機能を果たせなければ、肝臓にたくさんの有毒物質が送 られて多大な負担がかかり、最悪の場合
、病気になってしまいます。肝臓の病気は心臓や呼吸器の病気を誘発しますから、腸が免疫防御・解毒の役割を果たすことで、
さまざまな病気を防いでいるといっていいでしょう。
セロトニンの生成・・・腸は、先述したセロトニンを生成することができます。このセロトニンが脳に送られることで、人は幸せを感じてい
るのです。

これらのことを、腸は脳の指令なしに自分の判断で行っています。状況に応じて解毒作用をしたり、肝臓や膵臓などほかの器官に指令を出し、適切な処理法を決定するのです。
これは、脳以外の臓器では非常に珍しく、全身麻酔をかけられても、脊髄損傷で脳死状態になっても、腸が正常にはたらき続けるのはそのためなのです。腸にトラブルや病気があると、この独自の判断能力に支障をきたし、当然、体内システムにも影響します。ですから腸は、「第二の脳」と呼ばれ、「脳腸相関」という言葉があるほど、脳と腸は密接な関係があるのです。
しかも、研究が進むにつれ、脳内の神経伝達物質「セロトニン」が、腸にもあることがわかってきました。なんと全体の約90パーセントものセロトニンが、腸内に集中しているというのです。
正しい食生活をし、腸が適切に機能していれば、セロトニンが不足することはありません。ですから、腸の免疫機能を高めるためにも、腸内環境を整えることの大切さがわかります。このような腸の免疫機能を促進させるのが、120兆を超える腸内細菌ですが、抗生物質などの薬は、これら腸内細菌にダメージを与えてしまいます。
このことから考えでも、薬を飲むことのデメリットがうかがえます。「脳腸相関」ですから、細胞(膜)栄養療法で日ごろから正しい食生活を心がけることが、腸に、ひいては脳にもよい影響をもたらすのです。

以上、抜粋終わり

栄養の取り方にはいろいろな方法があるので、

自分で調べて、

一番良いと思う方法を選んで実践してください。

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