うつ病からの脱出ー砂糖に強い依存性あり! 4ー

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今日は依存性ある食べものについてです。

著書『砂糖をやめればうつにならない』から下記抜粋します。

●食べはじめるととまらないドーナツのヒミツ
砂糖に依存性があることがわかりましたが、その強さはどれほどでしょう? フランスのマガリー・レノア博士は、ネズミを使ってサッカリンや砂糖はコカインよりも依存性が強いことを証明しました。
まず、43匹のネズミをカゴに入れ、コカインとサッカリン水を15日間摂取できるようにしました。その結果、40匹のネズミはコカインよりもサッカリン水を選んだのです。つまり、依存性について、サッカリンの甘さがコカインよりも魅力的であることが証明されたのです。サッカリン水を砂糖水に変えて同じ実験をくり返しましたが、同じ結果が得られました。依存を引き起こすのは甘さなのです。
また、すでにコカイン依存症のネズミを使って同じ実験をくり返しましたが、過半数がサッカリン水と砂糖水を選びました。砂糖に代表される甘いものの依存性は、コカインをも凌ぐことが証明されました。私たちが甘いドーナツを食べはじめるとやめられない理由が、これです。
もともと哺乳類は砂糖の少ない環境で進化してきたので、大量の砂糖を含む甘い現代の食事には適応しきれないのです。

●依存症を引き起こす最強の食べもの、チョコレート
チョコレート、ケーキ、アイスクリーム、ドーナツ、餅菓子といった甘いものは私たちを夢中にさせる魅力があります。中でも最強の誘惑者は、チョコレートです。日本人は、1人当たり年間2・1キログラムものチョコレートを食べています。
チョコレートは世界中で愛されています。たとえば、1770年、マリー・アントワネットは彼女専属のチョコレート職人を連れてフランスに嫁ぎました。
1枚の板チョコを食べると、さらにもう1枚食べたくなります。「チョコレートなしにはいられない」。この強い欲求は、理性をいともたやすくくじきます。だから、食べるのをやめられないのです。そんな人を「チョコホリック」と呼んでいます。
もしかして、これがあなたとチョコレートの関係かもしれません。忘れないでほしいのは、あなただけではないということです。
チョコレートは依存症を引き起こす強力な物質を含んでいますから、「チョコレートは食べものか、それとも薬か?」という題名の論文が学術雑誌に掲載されたほどです。
著者は、「かつての食べものと薬には明確な線が引かれていたが、最近、それがぼんやりしたものになってきている」と論文の中で述べています。
私は、チョコレートは薬というより薬局であるとさえ思っています。チョコレートは砂糖だけでなく、つぎのような心を変える物質を含んでいるからです。
・テオブロミン:「神の食べもの」という意味で、脳を興奮させます。
・フユニルエチルアミン:ドーパミンや覚せい剤のアンフェタミン、エクスタシーに化学構造がよく似た物質です。なお、この物質は恋愛中に脳内で放出されるので「恋愛物質」とも呼ばれます。
・アナンダミド:名前の意味は「内なる幸せ」です。マリファナの有効成分に似た物質です。
・カフェイン:脳を興奮させる物質で、板チョコ1枚(100グラム)に20〜70ミリグラムのカフェインが含まれます。

以上、抜粋終わり

私は甘いものが好きですので、ドーナツを食べるときは必ず2個以上食べてました。

1個では満足できないからです。

ミスタードーナツで食べるときは、必ずドーナツ2個とコーヒーを注文します。

これは定番でした。

またお菓子を食べるときは、いつも1袋まるまる食べます。

1袋食べないと満足できないからです。

最近は食べなくなりましたが、一時期、チョコレートが異常に欲しくなる時が、

一年を通して必ず、定期的にありました。

大好物でしたので、食べだすと2袋くらいは食べてました。

完全に依存症でしたね。

脳が甘いものを食べた時の快楽を覚えているので、

しょっちゅう食べたくなるわけです。

当時はそれが悪いことだとは思ってませんでしたから、

欲しくなれば、そのまま買い食いをしてました。

だから、ほぼ毎日食べてたと思います。

そのため、以前は気持ちの波がすごくありました。

日によって、すごくやる気がある日、まったく気力がない日。

割合にしたら、気力が沸かない日の方が多かったですね。

それがつい最近まで、砂糖の摂取から来ている問題だとは知りませんでした。

ずっと精神の問題、あるいは首こりの問題(数年前に頚筋性症候群を知る)だと思っていたからです。

この問題を知ってから、砂糖の摂取を控えるようになったので、今までのような気持ちの波はなくなりました。

今では気力が充実した日々を過ごしています。

砂糖の摂取を控えるだけでこんなに気分が変わるのですから、今知れば、恐ろしいことですね。

うつ病の方は、もし病気の原因が甘いものやクイックカーボの摂り過ぎから来ているなら、摂取するものを改善するだけで、

うつ病はかなり改善できます。

ただすでに薬物療法をしている方は、薬の副作用が考えられるので、慎重に対応しなければなりません。

でも、まずは日々の食事から改善するのがベターです。

その上で、まだ改善すべき問題があるかどうかを見極め、専門家のアドバイスをもらうのが良いと思います。

ただし、対処療法しか知らない方は相談しても無駄です。

治す方法を知らないのですから。

相談する方はよくよく考えて選んでくださいね。

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