うつ病からの脱出ー砂糖は肌を老化させる 2ー

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日の続きです。

著書『砂糖をやめればうつにならない』から下記抜粋します。

●二キビを抑える最善の方法
砂糖がニキビを引き起こすという仮説は本当に正しいのでしょうか? オーストラリアの別の科学者は、15〜25歳のニキビのできた男子を対象に砂糖やクイックカーボを与える食事をさせる、あるいは、野菜、果物、タネ類、脂肪分の少ない肉、魚といった高タンパク食とスローカーボを食べさせ、ニキビを観察しました。
結果はというと、血糖値を急激に高める砂糖やクイックカーボの多い食事をした若者は、ニキビの数も深刻さの度合いも増えました。一方、カーボを少なめにとり、クイックカーボをできるだけ少なく、タンパク質を多く摂取した若者は、ニキどの数が減り、 深刻さの度合いも低下しました。こうして砂糖がニキビを引き起こすという仮説の正しさが証明されました。
 ニキビへの最善の対策は、砂糖やジャガイモ、白米、精白小麦粉などクイックカーボ の摂取をできるだけ減らし、野菜、果物、穀物(全体食)、脂肪の少ない肉、魚を中心に食べることです。
 これではっきりしました。互いに干渉することなく、まったく異なる地域で調査をした科学者たちが、ニキビ対策にまったく同じアドバイスをするのです。
 それと、肌をツルツルにするには、これ以外に、よい脂肪のオメガ3を積極的にとり、その一方で、たいていの加工食品に豊富に含まれる悪い脂肪のオメガ6を避けることです。青魚やアマニ油に多く含まれるオメガ3はニキビを抑えます。
 オメガ6は、コーン油、ダイズ油、ベニバナ油、ヒマワリ油の主成分です。要するに、オメガ6の多い植物油を減らすとよいのです。

●栄養状態の悪い人ほど老化が早い
あなたの食事から砂糖やクイックカーボを取り除くと、ニキビを減らすことができることがわかりましたが、じつは、それ以上のアンチエイジング効果があります。
 70歳以上の高齢者を対象に、食べものが肌の状態を改善することが報告されています。 それによると、砂糖の少ない栄養豊富な食事をすると、シワが減り、肌がしなやかになるというのです。肌のシワは食べものからくるのです。
 野菜、マメ類、オリーブ油、魚などの健康によい油を食べた群は、日光に当たってもシワが少なかったのです。対照的に、ケーキ、精白パン、コーラ、乳製品、バター、マーガリン、赤肉を中心に食べた群はシワが多かったのです。
 別の研究では、リンゴと茶を摂取すると、シワが34パーセント減少していました。 「毎日1個のリンゴを食べると医者いらず」という諺が示す通り、リンゴはとても健康によいのです。
 すでに皮膚科医は、糖尿病患者はそうでない人にくらべ、老化しやすく、皮膚の障害が起こりやすいことに気づいています。
 糖尿病を長くわずらうと、シミやシワが足、前腕、太腿にできるだけでなく、顔や手足が赤くなりやすいのです。こういった老化現象が早くあらわれるのは、糖尿病患者に限りません。血糖値がやや高めの人(前糖尿病)や血糖値の低い人(低血糖症)もまた老化が加速するのです。
 言い換えると、血糖値のコントロールがうまくいかないと、肌に老化があらわれ、本来の年齢より年寄りに見えるということです。だから、栄養状態の悪い人ほど、シワが多くなるのです。

●老化を進めるAGEの蓄積
では、どのようにして過剰な砂糖が肌のシミやシワを増やすのでしょう? 甘いものや砂糖やクイックカーボをたくさん食べると、高血糖になります。血液中にブドウ糖が過剰にある状態です。この過剰のブドウ糖がタンパク質とドッキングします。これを「糖化」と呼んでいます。
 もし、あなたが意識せずにキャンディ、ケーキ、カステラなどの甘いものを毎日口にし、コーラを2〜3杯飲みつづけるなら、糖化によって細胞が茶色になってしまいます。これがシミです。食べものを長く保存しておくと、変色し、硬くなりますが、これも糖化が原因です。
 肌がツルツルで、しなやかなのは、その成分であるコラーゲンというタンパク質のおかげです。コラーゲンは互いに滑るため、肌に柔軟性をもたせます。若い人が笑ったり、 しかめっ面をしても肌はすぐに元の状態に戻ります。しかし、コラーゲンが糖化した人では、すぐには元に戻りません。
コラーゲンが糖化すると、柔らかくしなやかなはずの肌が硬くなり、ゴワゴワになります。まるでビーフジャーキーや革靴のような皮膚になってしまいます。
硬くなるのは、皮膚だけではありません。関節や血管も硬くなり、関節痛、腎臓病、心臓病、脳卒中など多くの健康問題を引き起こします。
 長年にわたって甘いものばかり食べていると血糖値が慢性的に高くなり、過剰のブドウ糖がタンパク質とドッキングします。これを、AGE(終末糖化産物)と呼んでいます。老化を促進するのはAGEの蓄積なのです。

以上、抜粋終わり

ニキビやシミを防ぐ方法は、砂糖やクイックカーボを取らないこと。

野菜、果物、穀物(全体食)、脂肪の少ない肉、魚を中心に食べること。

それによって肌ツヤがよくなり、シワも伸び、若返るということ。

食事を変えるだけで、アンチエイジングになるわけですから、

こんないいことはないですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です