今回もこのテーマで第9弾になります。
著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。
発達障害という捏造-精神医学の基本計画⑦
米国のジョセフ・ピーダーマン博士は、世界でもっとも有名な児童精神科医の一人ですが、米国議会の調査を発端に、製薬会社からの多額の金銭を受け取りながら適正に申告していなかった疑いや、製薬会社の利益になるように研究データを操作した疑いなどが噴出しています。
たとえば、「ニューヨーク・タイムズ」は、米国議会調査によりピーダーマン博士が 2000〜2007年に、製薬会社から少なくとも160万ドルを得ながら、その多くの届け出をしていなかったことを告発しました。彼の研究をきっかけとして、米国では小児に対する双極性障害の診断が40倍になり、小児への抗精神病薬投与が激増したとされています。まさに米国の子どもたちの命や健康を犠牲にして巨利をむさぼってきた張本人です。
ピーダーマン博士はボストンのマサチューセッツ総合病院研究センターの設立をジョンソン&ジョンソン社に持ちかけ、2002年だけでも70万ドルを出資させましたが、同社内部のEメールの内容から、センター設立の目的は同社製品のプロモーションであったことを同社も同博士も認識していたことが判明しています。
このピーダーマン博士を応援する精神科医たちの組織が日本にも多数存在します。彼は日本の精神科医との関係が深く、現在発達障害の普及・啓発の第一線にいる精神科医らと共に講演など、ADHD(注意欠陥・多動性障害)治療薬のプロモーション活動を日本でも積極的に行なってきたからです。たとえば2002年8月26日、日本精神神経学会創立100周年記念行事において、ピーダーマン博士は、特別講演「ADHDの治療-最近の考え方」を行ないました。特に、ピーダーマン博士がADHD治療薬の製造・販売をする製薬会社から多額の金銭を受け取っていた頃、積極的に来日しています。また、その頃にストラテラの臨床試験が開始されています。ようやく彼の意図が日本で現実となりつつあるのです。
発達障害などただの捏造であり、科学ではなく不正や癒着、犯罪によって推し進められている現実を知ってください。すべては精神医学の基本計画に従ってすすめられています。
予防・早期介入という「病気商売」精神医学の基本計画⑧
パトリック・マクゴーリ教授はオーストラリアン・オブ・ザ・イヤー(日本では国民栄誉賞にあたるでしょうか)にも指名された、有名な精神科医です。彼は、メンタルヘルスの「早期介入」に関して熱心な推進派として、オーストラリアのみならず国際的にも知られています。将来、精神疾患を発病するリスクのある人は、十分な症状が出る前に特定することが可能であるというのがマクゴーリの主張ですが、当然ながらその主張には何の根拠もありません。彼がすすめる早期介入とは抗精神病薬の投与を前提とする医療介入でしかないのです。
予防的な薬剤による介入には数多くの危険性が伴いますが、特に抗精神病薬には、記憶障害、認知障害、禁断症状、糖尿病、メタボリック・シンドローム、心血管系の突然死亡などを含む重い副作用があります。それでもマクゴーリはこうしたリスクは「あくまで理論上のもの」として意に介しません。これもまた精神医学の基本計画に則ったもので、すでにオーストラリアでは、幼稚園から18歳までの子どもたちに対して、精神障害の兆候を調べるための精神科医によるプログラムの試験的実地として、毎年早期発見テストが行なわれています。また、「ピョンド・ブルー」というプロジェクトを通じて全世帯にうつ病のチェックリストを郵送し、早期発見・早期治療を呼びかけ、正常な人々でさえも精神医学の客としています。これらはすべてマクゴーリが画策したものに他なりません。
マクゴーリの提唱する政策のもとでは、“偽陽性〞と誤診される多くの人が早期介入の大きな綱に引っ掛かり、有効性すら証明されていない薬による深刻なリスクに曝されてしまうことになります。マクゴーリの組織(Orygen Youth Health)の資金は実質的には製薬業界から出ており、多くの製薬企業から個人的に資金を受けてもいます。アメリカでは、向精神病薬を製造するメーカー数社が、すでに違法販売促進をしたとしてピーダーマン同様、告発されています。こうした過剰なメディカライゼーションは、すでにメンタルヘルスの領域を遥かに超えた「病気商売(disease mongering)」と呼ばれる域に達しています。
以上、抜粋終わり
早期発見ということで、
早期検査を推進していますが、
実際のところ早期検査したところで、
発見できないことも多く、
病気の予防にはなっていません。
下手をすると病気にさせられ、
薬漬けにされてしまいます。
わたし自身サラリーマンを辞めてから、
もう十数年たちますが、
検診など一度も行ったことがありません。
でも今も元気で仕事をしています。
何か気になることがあれば検査をすればよいでしょうが、
何もなければ検診など必要ないと思います。
それより日々の健康に注意している方が、
よほど大事です。