今日からは薬の勉強をしていきます。
著書『断薬セラピー』から下記抜粋します。
あなたは薬にだまされている
薬に対して、皆さんとてもよいイメージを持っているようです。病気になったら、とにかく薬を飲んでおけばなんとかなる。まずは薬を手に入れよう。何か調子のよくないことがあると病院やドラッグストアに急いで出かけて行きます。
私が「薬をやめましょう」と言っても、なかなか受け入れてもらえない理由の一つは、このように薬のイメージがとてもよいから。敵ではなく、味方。黒ではなくて白。身体にとっていいものだと信じているから、薬をやめるのが難しいのです。これは、今この本を手にとっているあなただけではなく、社会全体が持っているイメージです。
その点、たばこは違います。「禁煙しましょう!」と言えば、誰もが賛成してくれます。愛煙家であっても「たばこは身体に悪い(でもやめられない)」という気持ちですから、「身体に悪い」という部分では、共通認識があるのです。
薬に関してはそうはいきません。多くの方が「味方」「よいもの」「ありがたい」などのプラスの感情を持っています。ですから、そもそもやめようなんて思わない。でも、この本を手にとってくださったのは、薬に対して疑問を持たれたからですよね。ですからここでは、薬の本当の姿をしっかりとお伝えしていきたいと思います。
薬に裏切られないためにも
私自身、薬のいい部分ばかりを信じてきたので、とてもよくわかります。ですから長年薬剤師として働く中で、薬の負の面をしみじみ感じ、薬剤師をやめることを決意するまでは、とても迷いました。
そうですね、喩えて言うなら「信じていた人の本当の姿が見えてしまった……」といった感じでしょうか。多くの方にとって、残念ながら薬とはそんな存在なのです。
「信じていたのに裏切られた」ということにならないためにも、よい面、悪い面、しっかり見極めるカをつけていきましょう。
薬は病気を治せない
薬は病気を「治す」ものだと思われていますが、実は違います。薬の役割は「抑える」こと。身の回りの薬を思い出してみてください。多くの薬は抑える用途を持っています。
例えば痛み止め。頭が痛い、お腹が痛い、腰が痛い。痛み止めはこれらの「痛み」という症状を緩和してくれます。ただ、頭痛そのものを治してくれるわけではないので、痛み止めが切れると、また痛みを感じるようになります。「でも、飲んだら頭痛が治りました」とおっしゃるかもしれませんが、痛みの元は痛み止めでは消えません。消えたように思えるだけなのです。
薬を飲んで鼻水がとまったり、熱が下がったりしますが、これもそれらの症状を「抑えて」いるだけ。風邪はウイルスによって引き起こされますが、残念ながらウイルスを殺してくれる薬はありません。「風邪に効く薬はない」と言われるのはそのためです。
皆さんよく「抗生剤(抗生物質)がウイルスを殺してくれるんでしょ」と言うのですが、これは細菌による肺炎などの2次感染を予防しているだけなのです。
抗生剤とは何か
微生物には、細菌とウイルスがあります。抗生剤は細菌にだけ効き、ウイルスには効き目がありません。細菌が原因となっているものには、肺炎球菌感染症や破傷風などがあります。これらには抗生剤が効きます。一方、風邪やインフルエンザはウイルスが原因です。タミフルなど「増殖を抑える」薬はありますが、ウイルスそのものを殺す薬はまだありません。
風邪のときに出される抗生剤は、肺炎などを予防するために飲んでいるのであって、風邪そのものを治しているわけではないのです。医療費の高いアメリカでは、風邪で抗生剤が処方されることはありません。日本は医療費が安いので余分な薬にも皆さん寛容ですが、不必要な薬代を払っていることに変わりありません。
以上、抜粋終わり
同著書は薬剤師だった方が、
書かれた著書です。
薬剤師なので、
もちろん薬のスペシャリストです。
その方が薬とはどういうものかを書き記したのが、
同著書です。
彼女は以前は薬は病気を治すものと、
絶対の信頼をしていました。
ところがあるとき、
薬は病気を治さないことに気づいたのですね。
そしてそれから薬についての情報を、
著書を通して公開するようになったようです。
その著者が言うには、
以前から私も同じことを言ってましたが、
薬は症状を抑えるだけで、
治してはいない、
ということを説明しています。
薬だけでなく、
ワクチンについても、
同じように治していないと説明しています。
ウィルスに関しては、
未だ世界的にも、
治せる薬はないと聞いています。
薬については、
どういうことかということは、
次回以降で説明していきます。
お楽しみに。