うつ病からの脱出ー頚筋症候群(頚性神経筋症候群)の最新治療 2ー

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今回は同テーマの第2弾です。

著書『新型「うつ」首が原因だった!』から下記抜粋します。

通院治療は医師の指導に従い 根気よく続ければ効果的

通院治療は、最低でも週三日、できれば毎日、治療を受けることで高い効果が得られます。続けて治療を受けることで、最大限に治療効果が発揮され、完治までの時間を早めることができます。

一回の治療時間は三〇分種度です。個人差もありますが、毎日治療を受ければ、三カ月から一年程度で、不快な症状をほほ完全に消すことができます。

治療をはじめるとまず、精神症状であるうつ症状が消えます。次に身体症状が消え、さらに、他覚的異常所見が消えてゆきます。うつ症状がとれたからといって、中止してはいけません。すぐ再発が起きます。

通院を始めたら、医師の最終診断が得られるまで、決して自己判断で治療を中止しないことが肝心です。自覚症状がなくなっても、首の筋肉の異常、つまり他覚症状は残っています。途中で治療を止めてしまうと、半年から数年以内に再発するリスクが高まるのです。頸筋症候辞は、治療を受ければ九〇%以上完治します。

なかには、自覚症状が消えて身体が楽になると、自己判断で通院を中止してしまう人がいます。しかし、この病気は、自覚症状が消えても完治したとはいえません。頸筋症候群は、専門医の診断による他覚症状がなくなって、初めて完治したといえる病気なのです。

この病気は、直接、生命に関係しないために、症状が良くなってくると治療への取り組み意欲が下がることがあります。医師や医療スタッフの指導を最後まで守り、根気良く治療していく姿勢が大切です。

医師の治療方針に従って完治すれば、ほほ再発はしません。

東京周辺には六カ所の治療施設があります。関西には神戸三宮駅に隣接して治療施設があります。定期的に診察を受け、問診や頸筋の異常などのチェックをしたり、MRIやMRAの検査などを受けたりしながら治療施設でオーダーメイドの治療を進めています。

 

安静にして首を休める 入院治療は効果が高い

入院治療は、決まった期間内で確実に完治させることができます。

入院期間は、短い人なら約一カ月、長い人で三カ月程度が目安です。

現在、入院治療を受け付けているのは、香川県観音寺市の松井病院です。瀬戸内海に画した豊かな自然環境にあります。都会の喧喋を離れた静かな環境で、医療従事者の指導に従い、安静を守って首を休めることで、最大限の効果が上がります。

入院当初は、抗うつ薬などを服用している患者さんには、中止できる人は中止、できない人はそのまま服用を続けていただきます。充実した病院の管理体制のもと、医師の治療方針に従うことで、薬と手を切っていくことが可能になります。

病院には、同じようにうつ症状の悩みを抱える患者さんが大勢います。今までどの病院に行っても、誰に話しても理解してもらえなかった辛さを分かち合える仲間がいることは、とても大きな励みになります。共感できる仲間がいると、メンタル面でも良い効果が表れます。同じ病気と闘う同志ができると、精神的にも安定してきます。

治療には、「ホットパック」という治療が加わります。頚部を温めることで、首の血流が良くなります。温めることは、神経にも良い効果をもたらします。一日二回、首の筋肉の治療を行っています。

入院中は安静が大切です。治療や食事以外の時間は、基本的にベッドで安静にします。とにかく、首を休めるのが一番の治療だからです。携帯電話やパソコンを片時も手放せないという患者さんも、入院中は携帯電話やパソコンと縁を切り、首を休めることに専念していただきます。

ちなみに、病院食は瀬戸内でとれた新鮮な青魚が中心です。健康的な食生活も、治療効果を高めるはずです。

 

「頚ドック」で 自分の健康状態を知る

首の上半分は、脳の一部ともいえる大切な器官です。頸筋のこりが原因で、実に多くの病状が現れるということは、これまで説明したとおりです。

頸筋症候群以外にも、首の脊椎内に生じる代表的な病気としては、頚椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、脊椎動静脈奇形、頚髄血管障害、脊髄管狭窄症、頚髄空洞症、頚髄腫瘍、黄色靭帯骨化症などが挙げられます。

「今のところ自覚症状はないけれど、自分の首は本当に大丈夫だろうかふと不安に思う人には、頚ドックの受診をおすすめします。

頚の状態を知ることで、自分の健康状態がとてもよくわかります。

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以上、抜粋終わり

鍼灸治療でも自分の判断で症状が取れたので

継続をやめられる方がおられますが、

非常に危険です。

きちんと治っていないので、

再発の危険が伴うからです。

自己責任なので構いませんが、

結局は自分がまた苦しむことになります。

治療の終了は

必ず医師や治療家と相談してください。

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