うつ病からの脱出ー精神科にダマされないために 3-

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今日は同テーマの第3弾です。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

 次からこの一〇の心得について一つずつ解説していくことにしよう。
①精神症状が本当に医療でしか解決できないのか
 あなたの精神症状は、借金、虐待、DV、ストーカー被害、大切な人の喪失、パワハラ、いじめ、不登校などに起因するものではないか。これによる精神的な苦痛は、当然ながら精神科では治りはしない。
 治ったといってもそれは見せかけである。覚醒剤や麻薬まがいの薬でごまかしているにすぎないのだ。解決のためには原因を取り除くしかなく、またそれが最良の治療である。
借金は返す見通しが立つか実際返し終わらなければ、それに付随する精神症状が消えるはずはない。虐待もDVもストーカー被害も、それがなくならない限り同じである。
 この世には借金のための本当の金策を提言し、二〇〇〇人の相談を受け、自殺者ゼロに導いているという組織が存在する。精神科に頼らなくても精神的な問題は解決できる。
 たとえば大切な人の喪失による精神的苦痛は、必ず受容期を経るしかない。これは消してはいけないものなのである。
 パワハラやいじめは何よりも会社や学校に行かないことが基本である。そして具体的人間的な対処をしないといけない。不登校に陥るのも理由あってのことだから、その理由を頼りに解決を図らねばならない。これらすべてが精神科による薬で解決できるものでは決してないことを、まず検討しなければいけない。

②働きすぎになっていないか
 これは日本人に特にありがちである。生きがいが仕事であったり、リストラの影におびえて無理をしたり、中間管理職でにっちもさっちもいかない場合によくみられる。
 しかし、それで体調を崩すよりも人間としては休むほうが大事に決まっている。休めないと思っている段階で、すでに社会の奴隷になっていることを気づかないと、たとえ回復したとしてもまた同じ経路をたどる。すべてにおいて働きすぎは病気の源であることを知らねばならない。病気はだれも代わってくれないのだ。
 働くなということではなく、オン・オフをはっきりさせることが重要であろう。

③社会の常識に惑わされていないか
 「美人とは痩身のモデルのような体型のことである」とか、「社内の和を乱すような行動をしてはいけない」といった〝社会の常識〞に過剰に囚われる必要はない。こうしたことに囚われすぎるともう行きつく先には精神的苦痛しか待ってはいない。
 痩身が美の象徴であるというのは、CMなどによって作られた強い刷り込みである。海外ではまったく違う価値観などざらであり、日本でも時代によって美の基準も変遷している。こういう常識に支配されるとどんどん精神的苦痛を作っていく。
 この精神的苦痛に対して効く薬など存在するはずはなく、常識や洗脳から解き放たれる以外に改善の道筋はない。

④そもそも病気であるのか
 これまでのさまざまな「詐欺話」によって、説明してきたとおりである。たとえば不安を感じて精神科を受診すると、「不安障害」と診断されるが、不安というものは本来人間にはあって当たり前、むしろないほうが不思議なものである。それをなくそうという目的で精神科の門をたたくということは、体のいいカモになるということと同じであることを知らねばならない。
 また月経に関する精神の諸問題や、季節性や天候性のうつといわれる状態があるが、これに精神薬を使うなどというのは愚の骨頂である。副作用によってホルモンを狂わせ、むしろ改善を阻害する。
 個人的意見では、こうしたことは動物本能の名残ではないかと思うので、自然物に近いもので対処したほうがいいだろう。これらが漢方の得意分野であることもそれを示唆している。

⑤他科によってしっかり検査したか
 しっかりした医学的検査もないまま精神疾患と診断されている例が跡を絶たない。
たとえば、甲状腺障害、膠原病、更年期障害、血糖調節障害や低血圧、栄養障害、アレルギー性のもの、髄液漏出症候群、高次脳機能障害などに起因する、精神疾患と診断されやすい状態がある。これらだけは他科を受診することで、せめて鑑別しておきたい。

以上、抜粋終わり

①~⑤をしっかりと考察してもらいたい。

どの問題も根本的な原因はどこにあるのか?

そこを探っていくと、

解決策が掴めるはずである。

精神分野場当たり的なことをしていても治らない。

またそのままほっておいても当然治らない。

何故なら、すでに自然治癒力で治る範囲を超えてしまっているからだ。

ならどうする?

答えはただ一つ。

原因を突き止め、

その改善を行わなければ、

治らないということである。

我々治療家ができることは、

体に出ている症状を緩和して楽にし、

一緒に原因を突き止めて上げることである。

そしてその原因をどうすれば解決することができるのかを、

一緒に検討するぐらいしかないのである。

しかし、最後は自分で自身で解決するしかない。

何故なら、それはその人が人生で乗り越えなくてはならない課題であるからだ。

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