うつ病からの脱出ータイプ別の工夫の仕方 2ー

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今回はタイプ別の工夫の仕方の第2弾です。

著書『うつは食べ物が原因だった!』から下記抜粋します。

③亜鉛欠乏タイプ 加工食品をよくとる人は要注意

加工食品では「亜鉛」はとれない

私たちが摂取しなければならない栄養素はいろいろありますが、「亜鉛」と聞いて、どんな食材が思い浮かぶでしょうか。

「牡頼くらいしか思い浮かはない……」

亜鉛は、鉄分を含む食材に多く含まれています。赤身の肉やレバーなど、鉄分を多く含む食材をとることを心がければ、自然と亜鉛も摂取できるというわけです。

ところが現実には、亜鉛が欠乏するような食生活をしている人が多いのです。

たとえば、インスタント食品をよく食べていませんか? カップラーメン、レトルト食品、冷凍食品、スナック菓子……。亜鉛欠乏の元凶は、こうした加工食品を中心 にした食生活にあります。

加工食品には、入っていたとしても亜鉛はごく少量です。カップラーメンを1食分、週に何度も食べているとしたら、亜鉛の摂取量も足りなくなります。

「料理をつくっている時間がないから・・・」

「食べている時間も惜しいほど仕事が忙しいから……」

「レンジでチンするだけで食べられるし、味だって結構おいしい」

加工食品を選択する理由は人それぞれでしょうが、亜鉛欠乏に陥る危険は同じです。なかには「カロリーが低いから」とダイエット用ヌードルを食べている人もいるようですが、残念ながら、その体への気遣いは脳のためには逆効果です。

脳のことを考えるなら、インスタント食品やスナック菓子の類いは封印する。これしかありません。そして、基本に立ち戻って、食材のなかから亜鉛をしっかりとることです。

 

糖質で亜鉛が消費されてしまう

加工食品やスナック菓子の問題点は、もうひとつあります。

それは糖質が多いこと。「原材料名」表記されているパッケージを見ると、必ず“糖”の文字が入っているはずです。

糖質の過剰摂取が低血糖症につながることはすでにお話ししてきた通り。つまり、加工食品を多くとればとるほど、“糖”の 摂取量も多くなり、血糖値を下げるように働くインスリンの分泌に乱れが生じてしまうのです。

亜鉛は本来、このインスリンの分泌を調整する役割を果たしています。その亜鉛が不足すればどうなるか?当然、血糖値の調整はうまくいかなくなります。

つまり、加工食品をとりすぎると、亜鉛欠乏と同時に低血糖症になるという、二重の危険性があるのです。 私たちの食生活はより簡易な方向へと向かっていますが、人間の体が本来求めているのは、加工食品ではなく、“生きた食材”を食べることです。 なお、亜鉛は、アルコール摂取やストレスでも消費されることがわかっています。

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④ビタミンB群欠乏 飲酒、ストレスで使われていた

ストレスで減り続ける栄養素がある!

栄養は、体内で必要な物質をつくったり、 エネルギー源として使われています。どれだけ使われるかは、生活習慣によって変わります。なかでも大きな影響を与えているのが、ストレスです。

ストレスというと、人間関係や仕事での悩みなど、心に受けるダメージをイメージしがちですが、それだけではありません。

風邪をひいたり、暑さ寒さなどの天候の変化、気圧の変化、人ごみを歩く……といった環境のストレスもあります。また、飲酒や喫煙、過度の運動などによっても、体 はストレスを受けています。

こうしたストレスに対抗すべく、私たちの体は副腎から、コレステロールを原材料にコルチゾール(ステロイドホルモン)を分泌してストレス対策を講じるというメカニズムを備えています。このコルチゾールが働く際に欠かせない栄養素、それがピタミンB6です。つまり、ビタミンB6はストレスによって消費されてしまうのです。

また、集中力を必要とされる作業も、脳にとっては一種のストレスといえます。このとき消耗するのが、ビタミンBlです。

これを調べた実験データがあります。大学生4人に難問を解いてもらい、ストレス→解消→その後の経過を観察したものです。

難問を解いているときは当然、ストレスが昂じ、ビタミンBlの消費量は上がります。 興味深いのは、ストレスから解消されても ビタミンB1が消費されていたことです。それは数日間続きました。

この実験結果が示しているのは、体にとってストレスは一過性のものではない、ということです。絶えずストレスを受けている環境にいるなら、ビタミンBlは長期間にわたり、常に欠乏状態になるのです。

 

脳が必要としているビタミンB

ビタミンBl、、ナイアシン(B3)、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチンを総称してビタミンB群と呼びますが、これらは複合的に作用しています。ストレスの種類によって消耗するビタミンは変わってきますが、複合的に欠乏状態にあると考え、摂取を考える必要があります。

ナイアシン、葉酸、ビタミンB12は、飲酒が過剰になると吸収が阻害される栄養素です。亜鉛同様、ストレス解消にとアルコールをとっていると、かえって「脳の栄養不足」に拍車をかけてしまいます。

また、糖質をエネルギーとして取り込む際にもビタミンB群が使われてしまいます。 暴飲暴食はビタミンB群の〝大敵〞です。

ビタミンB6はカツオ、マグロ、サケ、牛レバーなどに、ナイアシンはタラコ、カツオ、牛レバーなどに、葉酸は牛・豚・鶏レバーなどに多く含まれています。

その一方で、ビタミンB群は食品の精製・ 加工・保存の過程で失われていきます。

やはり“生きた食材”を食べることが、ここでもキーワードなのです。

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以上、抜粋終わり

亜鉛が欠乏しやすいのは、

加工食品を食べる機会が多いからです。

だから近年、

男性の亜鉛不足により、

精子の数が減っているのだと推察されます。

また、ストレスにより、

ビタミンが消費されていますので、

現代人は常にビタミン不足に陥りやすい環境にいます。

毎度食事には欠かさないように摂取する必要があるでしょう。

 

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