うつ病からの脱出ー「脳の栄養不足」5つのタイプ 3ー

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今回はこのテーマの第3弾です。

著書『うつは食べ物が原因だった!』から下記抜粋します。

  • ビタミンB群欠乏

 

不眠はビタミンB群欠乏の せいだった!?

ビタミンB群とは、ビタミンBl、B2、B6、B12、ナイアシン(B3)、パントテン酸、葉酸、 ビオチンの総称。これらは単独ではなく、複合的に作用するのが特徴といえます。

もっとも重要な働きは、神経伝達物質の合成に深くかかわっていること。特にビタミンB6は、たんばく質がGABAやドーパミン、セロトニンにつくり変えられる過程で、なくてはならない栄養素です。

ビタミンB群欠乏であらわれる症状に、睡眠障害があります。睡眠をコントロールする神経伝達物質が十分できないため、睡眠のリズムが乱れ、夜寝つけなかったり、昼間眠くなったり、悪夢をよく見たりします。

子どもの場合は、よく寝言をいう、夜中に突然叫ぶ、といった症状があらわれることが少なくありません。

ビタミンB群を積極的にとるようにしたところ、寝つきがよくなったという事例が多数報告されていることからも、「B群欠乏→睡眠障害」の関連は明らかです。 眠れないからといって寝酒に頼る人がいますが、実はこれは逆効果。アルコールを分解するときビタミンB群が使われるため、なおさら睡眠をコントロールする神経伝達物質の合成が阻害されてしまうからです。

 

情報処理能力ともかかわっている

集中力、記憶力の低下もB群欠乏にともなう症状です。これらが不可欠な情報処理能力はガタンと落ちます。

それがはっきりあらわれるのがテレビの視聴や読書です。画面から次々に発信される映像や音声の情報を処理しきれなくなり、 観るのがいやになったり、わずらわしさを感じたりするようになるのです。

読書についても、人によって程度の差はありますが、読み進めなくなります。インターネットをはじめ、日々、大量の情報に接している現代人にとっては、これはかなりのハンディキャップになりそうです。

また、ビタミンB群は糖質に含まれるブドウ糖を代謝するプロセスでも使われます。糖質をとりすぎると、低血糖症になりやす いのはもちろん、ビタミンB群の欠乏にも拍車をかけることになります。

ビタミンB群がとりにくい食品事情

ビタミンB群欠乏が増えている背景には、 日本の食品事情もあります。精製食品の蔓延がそれです。

ビタミンBlがたっぷり含まれているのは玄米です。最近は健康志向から玄米が見直されていますが、ごはんといえば精製されてすっかりビタミンBlがなくなってしまった白米が主流。パンにしても精製された小麦からつくられたものばかりです。

こうした食品事情の変化に加え、昔に比べ食品自体に含まれる栄養素が減少してきていることも、栄養不足に拍車をかけているといえるでしょう。

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  • たんばく質欠乏

 

たんばく質欠乏は見つけにくい

たんばく質はうつに大きな影響を与える脳の神経伝達物質の主原料です。それだけではありません。私たちの体は皮膚から骨、筋肉、血管、内臓、各種ホルモン、酵素、免疫の抗体にいたるまでたんばく質を必要としています。

しかし、たんばく質の摂取は十分とはいえない人が多いのが実情。しかも、たんばく質の欠乏は見逃されやすいのです。たんばく質はさまざまな神経伝達物質の合成にかかわっているため、不足してもこれといった特徴的な症状があらわれにくいからです。それだけに、気づかないうちにたんばく質欠乏になっている可能性は大きいといえます。

誤解が多いのもたんばく質の特徴です。 「動物性たんばく質はとりすぎてはいけない」「豆腐や納豆でたんばく質は十分」といったものがそれ。その結果、肉や卵を控え、明らかなたんばく質欠乏になっていることが少なくありません。

 

“食いだめ”できないたんばく質

知っておいてほしいのは、食事からたんばく質をとる、とらないにかかわらず、毎日、一定量のたんばく質は消費されていくということです。

「腕や太ももが細くなった」と喜んでいるダイエット中の女性がいますが、それは摂取するたんばく質の量が足りないため、筋肉のたんばく質が使われた結果なのです。

一日に必要な量のたんばく質は、体重1 kgあたり1〜1・5gといわれています。

しかも、たんばく質は“食いだめ”ができません。今日3日分食べたから、あと2 日間は食べなくてもいい、というわけにはいかないのです。毎日、しっかり摂取しなければ欠乏することになります。

もうひとつ、たんばく質の摂取で大事なことは、「バランスよくとる」ということです。先にもあげましたが、豆腐や納豆など植物性のたんばく質をたくさんとっていればそれでいいか、というとおおいに問題ありなのです。

植物性のたんばく質と動物性のたんばく 質をバランスよくとってこそ、体内でうまく使われるからです。植物性、あるいは動物性に偏ったたんばく質の摂取は、せっかくの栄養素をム夕にしてしまいかねないということも知っておいてください。

また、たんばく質の必要量は、成長期、妊娠期、授乳期など、体の変化に応じて変わってきます。先ほどあげた一日の必要量は、あくまで目安であり、そのとき体が必要とする量をとる、というのが原則です。 もちろん、アスリートや肉体労働に携わっている、といった場合には筋肉にたんばく質が大量に使われますから、その分たっぷり とらないと欠乏症になることがあります。 食事を中心にたんばく質の摂取を考えるのが基本ですが、そのような場合はサプリメントで補給するというのも、ひとつの方法です。

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以上、抜粋終わり

上記に関して、

私はタンパク質の取り方で、

植物性と動物性の両方必要だというところが、

意見が違うところです。

私は卵は食べますが、

お肉は普段ほとんど食べていません。

外食で出されたときだけいただいてます。

しかしこれと言った問題は出ていません。

それにお肉を食べないベジタリアンも大勢いらっしゃいますが、

もちろん彼らも問題なく日常を過ごしています。

人間なければ自分の中でない物質を作る機能があります。

だからこのタンパク質の問題に対してだけは、

ちょっと意見が違うのです。

みなさんも自分が正しいと思う方を実践してください。

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