うつ病からの脱出ー「うつ」の食べ方には共通点があるー

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今回は「うつ」の食べ方には共通点があるというテーマでお伝えします。

著書『うつは食べ物が原因だった!』から下記抜粋します。

増加する「うつ」、 その治療の問題点

104万1000人。何の数字だと思われますか?これは厚生労働省が発表した 2008年時点での「うつ病、躁うつ病の患者数」。この数字はその後も増加傾向にあります。 気分が滅入る、落ち込みが激しい、やる気が起きない、不安や焦燥感に苛まれる、夜眠れない……といったものがうつの典型的な症状ですが、「あれっ、それだったら 自分にもある」と感じている人は少なくないはず。

そんな現状のなかで最大の問題は、うつに対する治療、対応です。先にあげたようなさまざまな症状だけで、医師は「診断マ ニュアル」をもとに、うつかどうかを判定します。

それ自体も疑問のあるところですが、さらに首をかしげざるを得ないのが、実際の治療です。うつは心の病ですから、本来、丹念なカウンセリングをおこなう、ということに重きが置かれるべきなのですが、ほとんどのケースでそれはおこなわれず、薬を中心にした治療が主流となっています。 これは、カウンセリングに精通したドクターや十分に経験を積んだカウンセラーが不足しているためです。 投薬治療は、そのとき出ている症状を抑えるための対症療法です。 たとえば、風邪をひいて熟が出ていれば解熱剤で下げる、咳が止まらなければ咳止めを処方する、というもの。これと同じことがうつの治療でもおこなわれているのです。

眠れなければ睡眠薬を、落ち込んでいれば抗うつ剤を……という具合。しかも、うつの治療薬には依存性があるため、改善しても「薬がなくては不安」ということになりがちですし、飲み続けているうちに動きが悪くなり、量を増やしたり、種類を変えたりしなければならなくなったりする。これも見過ごせない問題です。

 

「うつ」を訴える人の食べ方 4つの共通点

投薬治療ではなかなかうつの症状がよくならないことは、たくさんの症例が物語っています。“攻めどころ〞が違うのです。では、どこを攻めるべきか?そのヒントはうつの人の食べ方にあります。うつ症状を訴える人には、次のような食傾向があるのです。

  1. 食べない・・・カロリーを気にして食事を控えすぎ、栄養不足に陥っている。
  2. 糖質依存・・・米、パン、麺類、甘いお菓子などの糖質をたくさん食べている。
  3. ドカ食い・・・ストレス解消に大食いしたり、食事の回数や時間帯が定まらず、食いだめしたりしている。
  4. 単品食い・・・野菜だけ、果物だけなど、特定の食品に偏りすぎている。

心の病であるはずのうつが、なぜ食事と関係しているのか、まずは脳と栄養の関係から見ていきましょう。

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心の変化には脳がかかわっている

心をつくる脳のメカニズム

なぜ、私たちの心はさまざまに変化し、うれしい、悲しいといった感情が生まれるのでしょうか。そのとき置かれている状況や気分が心に働きかける、と考えている人が多いと思いますが、実は心のありようや感情の起伏は脳がつくっているのです。脳には膨大な数の神経細胞があり、神経伝達物質を介して情報伝達がおこなわれています。その時々の心の状態や感情をつくり出すのもそのなかの神経細胞なのす。 担い手はそれぞれに違う働きをする興奮系、抑制系、調整系の神経細胞。

3着の関係は「やじろべえ」をイメージするとわかりやすいでしょう。左右には興奮系、抑制系の神経細胞があって、中央の支点に調整系の神経細胞がある、と考えてください。それぞれの系列の神経細胞から、神経伝達物質が適切に分泌されてバランスがとれていると、やじろべえは水平を保ちます。これが心も感情も安定した状態です。ところが、神経伝達物質のバランスが崩れると、安定が失われます。悲しみや怒り、イライラや不安などの感情が湧き上がってくるわけです。うつにともなうそれらの感情は、脳のなかで神経伝達物質のバランス が崩れることで起きている、といっていいでしょう。

以上、抜粋終わり

現在のうつ病の治療は薬物治療が主流です。

心の病気に薬で対応しています。

薬とは症状を抑えているだけで、

病気を治しているわけではありません。

患者側はここを勘違いしています。

薬さえ飲めば病気は治ると。

すべての病気に言えますが、

薬で治る病気などないのです。

すべて病気を治しているのは、

その人自身が持っている自然治癒力なのです。

だからうつ病の治療法に矛盾があると指摘しているわけです。

うつ病からの脱出のカギを握る一つが、

脳の栄養状態です。

ほとんどの方が、

普段食べている物に関心がなく、

栄養のことに対して無関心です。

だた食欲を満たすだけで、

自分が食べているものが、

自分の体や心に関係していることを、

意識していません。

だから病気になっても、

食事に問題があるのだとは、

思いつきもしないわけです。

しかし我々の生活の中で、

食事は毎日しているのですから、

関係がないわけがありません。

そのことをもっと意識する必要があるのです。

うつ病からの脱出の第1歩は、

まず日ごろの食事内容を見直すことから始まります。

最初に1週間何を食べたのかチェックしてみましょう。

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