今日も同テーマの第3弾です。
著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。
具たくさんの一人鍋 - 簡単にできるところから始めよう
当クリニックでは、まず砂糖のとりすぎをやめ、和食を中心にした手づくりのものを食べるようにすすめています。
また、手の込んだものではなく、一人暮らしの男性でもできるような食事を提案しています。いまはたいていのキッチンに魚を焼くグリルなどが設置されていますが、一人暮らしなどでは掃除が大変なためあまり使わない人も多いようです。
そういう場合、あたためたフライパンにオリーブ油を薄く引いて魚を置き、塩を振って鍋のふたをかぶせると簡単に蒸し焼きができ、あまり手間をかけずに魚が食べられます。
病 気を抱えている家族がいると、みんな疲れ果てているため料理などつくる気力もなく、コンビニなどで買ってきた食品が多くなりがちです。ですから、まずK・リゾレシチンなどのサプリメントでちゃんとしたものを食べられるように体を立て直しながら、手づくりのものを食べるように指導します。
重い症状の患者さんは、たいてい家族と同居していますから、家族にこのようなアドバイスをするケースが多いのです。
一人暮らしで病気になってしまった場合、手づくりの料理は難しいかもしれません。そこで、私どもでは「できるところから」「できる範囲で」食生活を改善するようなアドバイスをしています。「ごほんは炊けますか? ごほんとみそ汁ができれば大丈夫ですよ」と、炊飯器で発芽玄米入りのごほんを炊き、具たくさんのみそ汁をつくるようすすめています。
おかずであれば、一人用の鍋にできるだけ野菜を入れて食べるようなものがいいでしょう。小さな鍋に水を入れて、キャベツでもなんでも葉野菜をちぎって入れて、豆腐を加えた簡単なものでいいのです。当クリニックで、サプリメントのみならず、天然だしなどをおすすめしているのは、そのためでもあります。
イライラしたらバナナを食べよう
当クリニックでは多くの患者さんたちにバナナをおすすめしています。安くてすぐ食べられる「甘いもの」だからです。バナナにはマグネシウム、セロトニン、カリウム、カルシウム、鉄分、マンガン、銅、カロテン、ビタミンC、パントテン酸、葉酸、ビタミンB群、トリプトファンなどが含まれており、栄養満点です。
ですから、「イライラしたらバナナを食べなさい。50分で治まりますから」とアドバイスしています。テレビでテニスの試合の合間や、マラソンでは給水所に置いてある小さいバナナを食べながら走っているのを見たことがある人もいるでしょう。そのくらいバナナは優秀な果物なのです。バナナ以外でトリプトファンの多い食材として、かつお、しいたげ、こんぶ、いりこ(煮干し)、ナッツがあげられます。頭文字をとって「かしこいな」と覚えてください。
繰り返しますが、イライラしたら、まず水を飲み、それからバナナを食べれば治まっていきます。それプラス、レシチンやビタミンB群のサプリメントをとれば理想的です。
甘いものをとるのならフルーツ、女性であればガレットをすすめています。豆乳で溶いたそば粉(そばアレルギーなら米粉)をオリーブオイルで焼いたものにバナナなどを包んでメープルシロップをかければ簡単につくれます。
高齢者はたんばく質不足になりやすい
若者はパスタなど洋食を好みますが、高齢者は「とにかくなんでもいいから食べればいい」と考えがちです。たとえば、「ごはんとつくだ煮とみそ汁で毎日過ごしています」といったケースで、和食はいいのですが、バランスを欠いています。昼などもコンビニのおにぎりですませるなど、相対的に炭水化物が多く、たんばく質が不足している人が少なくありません。たんばく質をとるには、納豆、豆腐は半丁から一丁、卵、魚。これを毎日食べるのが理想です。肉であれば赤身にして脂身を控えたほうがいいでしょう。
特に、揚げものは控え目に。コンビニやスーパーの総菜コーナーでは烏の唐揚げや天ぷ らなど揚げものが多く、つい手を伸ばしてしまいがちですが、たんばく質不足に陥りやすいので注意が必要です。
食事にお金をかけなくなり、「野菜とみそ汁だけ食べていればいい」と考えてしまう高齢者もいるようです。海藻をほとんど食べず、たんばく質もとらないでいると、栄養のバランスが偏り、その人の一番弱いところに病気として出てきます。
以上、抜粋終わり
毎日の食事のこととなるとほんと大変です。
私もほぼ毎日食事を作っているので、
献立を考えるのが大変です。
それにスーパーの食品は添加物だらけですから、
食材選びも大変です。
野菜は農薬の問題があり、
肉は飼育家庭で大量に抗生剤、ホルモン剤が盛られるので、危険ですし、
魚は場所によっては放射能問題がからんできます。
だから何を食べないかという選択が必要になってきます。
それと併せていかにデトックスするかも重要です。
どうのように栄養を取るかは自分できちんと調べて、
どの食材を選ぶのかをきちんと選択してください。