うつ病からの脱出ー食卓は毒だらけ?ー

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我々が日ごろ口にする食べ物はスーパーなどで買うことになりますが、現在日本の食卓に入る食べ物がどういうものなのかをまず知る必要があります。この状況を引き続き、著書『ソフトキリング』から内海医師の話を引用し、下記要略します。

良質とはどういうことか?

それは同じ食材でも、今は昔と違って栄養価も低く、実に様々な毒にまみれている可能性が高い。その毒によっては、将来、取り返しのつかない事態、命に関わる事態を招く怖れすらある。たとえば野菜では、まず「危険な農薬や肥料が使用されていないか?」「汚染された土壌で育てられていないか?」などに注意が必要である。

汚染された環境で育てられた野菜は、栄養が隔たっていたり、栄養が少ないだけでなく、取り込まれた毒によっては、深刻な害を被る可能性もある。

ちなみに、世界各国の農薬使用量の比較を見ると、日本は、韓国に次いで、現在世界第2位の農業大国である。「日本の野菜は、世界一安全」では決してないことを、肝に銘じておかなければならない。

さらにもう一点、野菜で注意しておくべきことは、「F1雄性不稔種であるか否か?」「遺伝子組み換え種であるか否か?」ということ。

一般的なF1種というのは、もともと、日本で開発されたもので、最近では雄性不稔の技術を活かした人口交配、F1雄性不稔種が主流になっている。これは雑種一代などとも言われ、基本的に種を収穫しても意味がない。雄性不稔というのはミトコンドリア遺伝子で花粉を作れない雄しべのことで、人間で言えば、精子を作れないということを意味する。

したがって、不妊遺伝子(染色体に先天異常のある)野菜ということになる。現在日本のほとんどの市販野菜はこのF1雄性不稔種である。

一方遺伝子組み換え種だが、これは現在モンサント社がそのシェアを占めている。

日本でも、人工的に交配した種で育つ野菜を食べることに対して、「危険性が高い」と警鐘を鳴らす団体がある。

野菜だけでなく、肉にも気を付けないといけない。

現在の畜産業の多くは、結構ずさんなことをしている。特に外国産の肉は、危険な飼育やクスリが大量に使用されている場合が多い。育てられる段階で、「安全な飼料を与えられているか?」「ワクチンやホルモン剤、抗生物質などを投与されていないか」など、要注意がいり、生産履歴が明確な肉を選んだ方が安全である。

魚も同様に要注意がいる。特に養殖の魚は、多くの場合、病気予防のためのワクチンや、治療のための抗生物質など様々な薬剤が大量にイケスに投与されている。いわゆる薬漬けの状態である。中には劇薬指定をされている抗菌剤や成長ホルモンなどが投与されているケースもあり、そんな中でも最も怖ろしいのが、GM鮭(遺伝子組み換え鮭)である。

2012年にアメリカのアクアバウティ・テクノロジー社が、アトランティック・サーモンに遺伝子組み換え技術を施し、人工的に成長を促進させて開発したものである。人体への安全性については不明な点が多く、アメリカ国内では反対運動が活発で、EUでも議会が欧州委員会に対して、「GM鮭の輸入を禁止し、ヨーロッパの市民の食卓に登場しないように」と求めた。

その内、日本のスーパーの鮮魚売り場はGM鮭だらけになって、知らず知らずの内に口にすることになるかもしれない。

そういうことに気を付けて食材を選ぶか否かで、健康に生きられるかどうかが決まる。

それをしていない人たちが多いから、近年、劇的におかしな病気が増えてきている。

たとえば、関節リウマチ、SLE(全身エリテマトーデス)、花粉症、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、・・・など。免疫は、まったく狂っておらず、常にロボット的に同じ免疫行動をしている。なのに、昔と今で反応が違う真の理由は、入ってくる物質、つまり毒の内容が一番の要因であるということ。

上記から、まず我々は食の安全を確保する必要がある、ということであるが、正直これがなかなか大変なことである。何故なら上記の問題以外に、まだ食品添加物の問題もあるからだ。この食品添加部の問題も深刻なので、後日改めて詳しく報告することにします。

野菜に関しては、自分も家庭菜園をして初めて知ったのだが、市販の野菜がいかに農薬まみれかということ。

自分で作ってみるとわかるのだが、葉物野菜たとえば、キャベツ、白菜、小松菜などなど、無農薬だと虫に食われまくり、穴だらけにされるのである。つまりきれない野菜を作ろうと思えば、一般的に農薬を使わなければ、きれいな野菜を作ることが難しいということ。

しかし野菜に関して、スーパーの野菜がF1雄性不稔種であるのか、遺伝子組み換え種であるかは消費者には正直わからない。パックの記載に遺伝子組み換えでないと書いているが、その記載もあてにならないという情報もあるので、自分が信用できる購入ルートを自力で探すしかない。幸い今はインターネットがあるので、自分で検索し、探しておくことが大事である。

一番安全なのは自分で家庭菜園をして作ることである。しかし、都会に住んでいる人は実際畑を借りれる場所を確保することが難しいと思うので、ベランダや庭の空きスペースでプランターを使って栽培すると良い。プランターでもほとんどの野菜は作ることができます。また土を触ることは癒しにもつながるので、うつ病の方には良い精神作用を及ぼす可能性もあります。

モンサント社についてですが、この会社はいろいろと物議を醸し出しているので、映画『モンサントの不自然な食べもの』を観るといいように思います。まだ私は見ていないのですが、下記ユーチューブで同映画の予告編がみれるので、是非見てみてください。

この他にも、船瀬俊介氏が著書『「モンスター食品」が世界を食いつくす! 遺伝子組み換えテクノロジーがもたらす悪夢』を出されていますので、あわせて参考にされるといいと思います。そして、この問題については各自検証検討をしていただきたいと思います。

そして肉の問題に関しては、映画『フード・インク』をご参照ください。この映画は有料ですが、ユーチューブでみることができます。またTUTAYAでもレンタルすることができます。我々の食しているお肉がどのように育てられているかを知ることができます。これをみると食べられなくなるかもしれませんが、でも事実を知ることは大事だと思います。

下記はユーチューブでの映画『フード・インク』の予告篇です。ご参照ください。

また先程たまたま見つけたので、みてみたのですが、タイトル『世界まる見え! 衝撃秘密映像 食品の裏側(2)』も参考になるかもしれません。

私の家では野菜中心の食事で肉は食べていません。外出先でだされた折は頂いていますが、基本的には食べないようにしています。それは飼育の時に、体に危険なものがたくさん入っていると知ったからです。健康な体を作るには、毒物となるものを身体に入れないことが大事です。もちろん肉食が悪いというわけではないので、天然のお肉をも否定するわけではありませんが、飼育されたお肉がどのようなものかを知ったうえで、食べる食べないは個人の自由です。

いろいろと食の問題は多いですが、必ず自分で勉強してください。それが良い解決策を見つけることになります。食の安全、つまり良質のものを食べることが、うつ病からの脱出にもつながりますし、またうつ病でない方も健康を維持する重要事項となります。

病気にならない体づくりは、まず日常で一番大事な食の問題をクリアすることら始まります。面倒がらずに自分の健康に関することですから、きちんと把握したうえで、良質のものを食べるように心掛けましょう。

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