うつ病からの脱出ー精神医療の実態 7ー

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今日は同テーマの第7弾です。

『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

向精神薬で「内(自分)に向かう」と自殺企図になる
そのほとんどが毒物や劇物に指定されている薬を大量に摂取すればどうなるかは、誰にでも想像できるでしょう。
吐き気が止まらない、小整脈が出る、麻酔が効かなくなる、薬が効かなくなるといった症状が代表的なものですが、何よりも内臓全体に大きなダメージを与えてしまうため、ときには死に至るケースもあります。
このことを「オーバードーズ」といいます。薬物過剰摂取のことで、薬や麻薬を大量に、集中的に摂取したときにあらわれる深刻な症状のことです。ビタミン剤などを大量に摂取すると、逆に健康を損なう場合がありますが、それもオーバードーズの一種です。
なかでも深刻なのが、オーバードーズによる自殺者の増加です。自殺したい人が意図的にオーバードーズをするケース(睡眠薬自殺など)もありますが、精神科医の指導のもとに向精神薬を服用し続けた結果、自殺してしまうケースもあるのです。
以前、小学5年生の男の子が、始業式の翌日に学校で首を吊って自殺したという事件がありました。その学校の校長によると、その男の子は友だちとトラブルを起こしやすい性格だったため、1年ほど前から精神安定剤を服用していたということです。
友だちとトラブルを起こしやすいというのは、ADHD (注意欠陥多動性障害)や、行動過剰症の可能性があり、精神安定剤を服用することによって、多少静かにはなりますが、うつに陥るケースもあります。
いじめによるストレスが溜り、神経組織がやせ衰え、本来の情報伝達に行き詰まると、自殺に追い込まれることもあると思います。軽いうつだけでは自殺に至らないのですが、オーバードースが引き金になるケースはあります。
「なぜあの人が」「自殺する理由が見つからない」という言葉をよく聞きますが、それがオーバードーズ、つまり薬物の過剰摂取による副作用で「死にたくなった」のなら、いくら遺品を調べても自殺の理由は見つからないでしょう。

このように、向精神薬に、誰でもいいから傷つけたくなる衝動や、逆に自分自身を傷つけたくなる自殺衝動を高める副作用があることは、厚生労働省も認めているのです。
前出の南氏は、この向精神薬、特に抗うつ剤による自殺の副作用について厚生労働省に 調査を依頼し、その十数年後の2006年にようやく、同省によって自殺や突然死、心臓麻痺などの副作用があることが公表されました。それで、医薬品添付書の改訂指示が出されました。しかし、それでも多くの国民が向精神薬の危険な副作用について知らないのが現状でしょう。そればかりか、国立病院の精神科医すらこの副作用について詳しく把握していないようです。

精神科医ほど儲かる商売はない
日本では、小児科医や産婦人科医が激減している-方で、精神科医は激増し、精神科や心療内科のクリニックがたくさんできています。
精神科のクリニックは約1000万円あれば開業できますし、1、2年で回収できます。 内科や外科のように高額な治療器やレントゲン写真を撮る機械などへの設備投資もいりま せんし、科学的根拠がなくても医師の主観や先述した「DSML」に沿って診断し、向精神薬を処方すればいいのですから、簡単なわけです。
しかも、精神科医は、内科医に比べて初診料などの保険点数(診療報酬点数のことで、医療行為の値段。実施された医療サービスにはあらかじめ保険点数が定められており、l点につき10円で計算されている)が3倍も高いのですから、こんなに儲かる商売はありません。
厚生労働省が行っている「患者調査」によると、1996年に約43万人だったうつ病の総患者数が、2008年には約104万人に増えています。なんと2倍超です!それにともない、抗うつ剤の市場規模も1998年の約1 73億円が2011年には約1237億円まで跳ね上がっているのです。
薬を処方する医師が多剤投与に対する意識を変革する必要があるのですが、こんなに儲かる商売なので、なかなかそうはいかないのが現状です。

日本の保険制度が薬に頼る人を増やしている
日本の多くの医師が「精神疾患には、薬物療法以外に有効な治療法を知らない」という現実が、薬が増える原因のひとつです。
精神科医にもうつ病や不眠症になる人が多いのですが、彼らも睡眠薬や抗うつ薬を飲んでいます。薬以外に治療法を知らないので当然自分も服用するわけですが、対処療法だけですから、ますます自分も悪化するわけです。
余談ですが、競争の激しい製薬業界の社員たちにもうつ病を発症する人はけっこういます。私の知る限りでは、彼らはほとんど向精神薬を飲みません。精神科以外の薬を飲んで治療しています。自分たちの扱っている薬の怖さを、自分たちが一番よくわかっているからでしょう。
話を薬の増加に戻しますが、その大きな原因として、日本の保険診療があげられます。現在、医療費は3割負担、人によっては1割負担(精神科の自立支援制度で申請すればほとんどと許可されます)ですが、この保険がなければ、薬の値段は高いのです。本当は2 万円くらいでも、1割だと1カ月2000円と比較的安価ですから、薬をもらいやすいといえるのではないでしょうか。
つまり、向精神薬の多剤大量投与は、日本の保険制度があるからたといえるかもしれません。アメリカでは民間の保険に加入するのが基本であるため薬代が高く、日本ほど大量の薬を患者さんが毎月買うことはできません。結果として、購入できるのは日本に比べて非常に少ない薬ですが、投薬量が少ないからこそ、日本よりは症状が改善しているようです。
日本における保険制度は、患者さんが支払う治療費や薬代を比較的安くするしくみになっており、一人ひとりが「また病院に行ってもいいや」と気軽に思い、「自分で治そう」という意識を低くしている一面があります。これがもし窓口でひと月に2万円、3万円も支払わなければならなくなったら、体にいい食べ物をとるよう気をつけたり、適度な運動を始めるなど、自分で治そうとという意識が高まると思います。

以上、抜粋終わり

薬の副作用で起こった攻撃性が、自分の外に向くか、内に向くかで、

他人を傷つけるか自分を傷つけるかの行動を起こしてしまうようですが、

どちらにしても恐ろしいことですね。

私は人の役に立って儲かることは悪いことだとは思いません。

しかしその医療行為が役に立っていなければ、

税金の無駄遣いとなるばかりが、害悪になってしまいます。

お医者さんは病気を治そうとして奮闘されていると思いますが、

逆に頑張れば頑張るほど問題が大きくなっているというところが難しいところです。

私も今の医療保険制度には疑問を持っています。

安く誰でも気軽に受けれるというのはいいようですが、

しかし、簡単に誰でも受診できるので、気安く考え、

逆に病気に無関心になり、

これが病気になったら医者に丸投げという状況を作り出しています。

本来は病気になったのは自分に原因があるのですから、

自己責任でもっと病気について考え調べなくてはいけません。

今の状況を変えるには、医療費は全額負担が良いと考えています。

そうすれば、もっと自分の身体に関心を持ち、

どうすれば病気にならないか、

もっと病気の予防に力を入れるはずです。

もちろんある程度のセーフティーネットは考えておく必要はあるでしょう。

しかしこれからの高齢化社会を考えれば、

もう若い世代で医療費を負担するこは無理なことが分かっているのですから、

考え方を変えなければいけません。

それには日頃から予防の意識を持つことが大切です。

年をとったから病気になるというのはマインドコントロールです。

確かに機能は落ちるかもしれませんが、

きちんとした食事や運動、

つまり生活習慣をしていれば年をとったからと言って病気になるこはないのです。

機能の低下と病気は違うのです。

現在は機能低下を病気としているところがあり、

それが高齢化=病気が増えるという考え方を招き、

おかしくしてしまっています。

それは医療産業が意図的に行っていることです。

我々はもっと賢くならなければなりません。

そのためには何が正しい情報かを見極めねばなりません。

その判断をするのはあなた自身です。

そして何が正しいかを判断する時は思考ではなく、直感に従ってください。

直感こそがあなたにとって正しい答えなのです。

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