うつ病からの脱出ー私が精神医学を「詐欺」と呼ぶワケ 5ー

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今日は第5弾です。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

精神医学幻想からの脱却
 なぜ、いちクリニックの医師にすぎない私がこのようなことを言うのか?
 その原点は序論に述べた「精神科セカンドオピニオン活動」による。その活動の中で何百何千というすさまじい投薬をされてきた患者さんを診察し、セカンドオピニオンしてくると、そのことがよくわかるからだ。
 前述のとおり、精神科セカンドオピニオン活動をしていたころは、よりよい精神医療というものが存在するのではないか、という甘い幻想を抱いていた。
 そういう幻想があるとどうしても診断や治療など、精神医学に準拠したような行動しかとれなくなってしまう。障害という考え方や、薬は正しいものだという考え方から抜け出せなかったのである。
 しかしその後、多くの方に出会うことができた。世界の人権団体関係者、精神医療被害者会の人々、他科の医師たち、精神医療に否定的な福祉関係者たち、精神医療に取り組む法律家たちと会って、そのことは真に幻想でしかないことを私は教わったのである。
 また、ネット内における被害者から寄せられた声も私にさまざまな気づさを与えた。そのどれもが私の知らないことばかりであった。
 そのような経験を重ねることが増えるにつれ、私の中に劇的な変化がもたらされたのだと思う。つまり「精神医学は正しく、薬は必要である」という洗脳からの解放である。
 そこにあったのは精神科という存在が、どこまで世界の人々に対して悪事を働いてきたかであり、家族と精神科医が共同となって患者を苦しめてきたかという実態である。
 薬の副作用、離脱症状を赤裸々に語る文面は、ネットを開けばすぐ見ることができる。そんな問題が起きるのも、詐欺と呼ぶにふさわしい安易な診断体系と、精神薬の薬害から端を発する。製薬会社にとっては精神薬でどれだけ被害が出ようとも関係はない。いや、副作用の調査など真面目にやる気はないのだから。

「ダメでも結果は隠せる」
 ここでも一つエピソードを載せよう。
 ブルームバーグニュースに掲載された「If neg, results can bury(ダメでも結果は隠せる)」と題されたメモである。
 世界第二位の巨大製薬メーカーグラクソ・スミスクライン社の重役による、抗うつ剤パキシルと出生異常の関係に関して、マイナスの研究結果は隠蔽すると記述されたメモが、裁判において提示されたのである。
 グラクソ社の重役、ボニー・ロッセロは、動物実験をせざるを得なくなった場合の会社の対応として、「ダメでも結果は隠せる」と、一九九七年のメモに記していた。このメモは、生まれつき心臓疾患のある子どもの家族が訴えた裁判の冒頭陳述で読み上げられたものだ。つまり人々はこういう会社が作ったものを日々飲んでいるということである。
 このような業界において家族、精神科医、心理士、福祉士、看護師たちが織りなす差別と儲け主義に切り込まず、早期介入・早期支援しようものなら、いったいどれだけの子どもたちが犠牲になるか、見当もつかない。
 米国精神科医の良心と謳われたピーター・プレギンも次のように告白している。
「科学と医学による巧妙な合理化と正当化によってまったく認識されていないが、現代社会で最も破壊的かつ広範囲な児童虐待が行なわれていることを、鋭い臭覚の備わった大人ならだれでも、そして子どもの多くも気づいている。おそらく成人アメリカ人、そして大人になりかけている子どもならだれでも、この虐待の被害に遭っている子どもを少なくとも一人ぐらいは知っている。特に教師、コーチ、あるいは子ども相手の仕事をする人なら、この新たな虐待に遭っている子どもを、何十人、時には何百人も知っているはずだ。私たちの社会に特有の新たな児童虐待、それは子どもに対する精神科診断と投薬である」
 すでに日本の一部では早期介入のモデル地域が存在し、この早期介入の流れが強くなれば、学校で少し異質な子どもは、すべて精神疾患であると扱われるようになるであろう。
 本章の冒頭に掲げたADHDアンケートをもう一度ご覧いただきたい。
 この表で精神病を鑑別し子どもを精神科に送るのであれば、ほぼすべての子どもが精神病に当てはまってしまうのではないか。もっといえば大人であれ同じである。当てはまる方はたくさんいるであろう。その人たちはみな精神科にかかり、薬を飲まねばならないとでもいうのだろうか。まるで統制を余儀なくされるような近未来社会が、人間社会として まっとうであるとは、私には到底思えないのである。  

以上、抜粋終わり

一医者の告白ではありますが、

我々はこれを黙って見過ごす訳にはいかないのではないでしょうか?

なぜなら、上記のことは現在も進行中だからです。

次に精神科の犠牲になるのは、

あなたかもしれませんし、

またあなたの子供かもしれません。

早く我々は実態を把握した上で、

対処する必要があるのではないでしょうか?

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