今日から砂糖依存から脱出するための具体策へと入っていきます。
著書『砂糖をやめればうつにならない』から下記抜粋します。
●砂糖依存症から抜け出る
ケーキ、チョコレート、キャンディ、餅菓子など甘いものが大好きなあなたは、自分が砂糖依存症になっているのではと疑っているかもしれません。あなたは、すべての甘いものの摂取を完全に断ち切ってしまおうか、それとも、減らすにとどめておこうか、熟慮しているのではないでしょうか。
いずれにしても、今すぐあなたは、砂糖やクイックカーボとの関係を変える積極的な第一歩を踏み出すことができるのです。本章では、そのために必要な具体策を紹介します。
まず第一に、鮮やかな色のついた野菜をたくさん、そして、イチゴ、リンゴ、ブルーベリーなどカーボの少ない果物を少し食べるようにしましょう。
御飯は精白米をやめて玄米にするとよいでしょう。菓子パンや精白パンをやめ、ライ麦パンにするのがよいと思います。魚介類、脂肪分の少ない肉類（鶏、ブタ、ウシ、ヒツジ）、ダイズからタンパク質を摂取しましょう。ピーナツ、アーモンドなどのナッツ類も適度に摂取します。それから、オリーブ油やアマニ油などの健康によい油も使います。
もし、この段階でデザートが欲しくなったら、前述した食べものを十分に食べてから少しだけ摂取するとよいでしょう。水分補給は清涼飲料水を飲むのではなく、真水を十分に飲みましょう。そうすることで、体内の有毒物質を排泄し、栄養素を体のすみずみにある細胞に運び、脂肪を燃やし、体を円滑に動かすことができます。
●あなたと砂糖の関係を直視する
砂糖を断ち切るのに欠かせない最初のステップは、砂糖があなたにどんな影響をおよぼしているかを調べることです。これが、「砂糖の心理テスト」です。言い換えると、砂糖を直視するということです。
まず、過去にあなたが甘いものを口にしたときのことを思い出してください。どんな種類の甘いものを、いつ、どこで、なぜ、どのように口にしましたか？砂糖や甘いものを食べるのはどんな状況のときが多いですか？
ある一定のパターンが発見されたはずです。要するに、なぜ、あなたがクイックカーボを食べるのかということに照準を合わせるのです。
つぎに、甘いものを食べてから1分、1時間、1日たったとき、あなたの気分や体調がどのように変化したかを思い出してみてください。
今度は、ノートとペンを用意し、記録をつけます。甘いものやクイックカーボを摂取して1時間後にあなたがどのように感じ、どのように行動したのかを記録します。同じように、2時間後、4時間後、24時間後、2日後の様子も記録します。
砂糖の心理テストをつづけながら、あなた自身につぎのような問いを発してみましょ う。デザートを食べた後に、疲れ、イライラ、怒りなど気分の変動ややる気の消失、集中力の欠如、物忘れなどが起こりましたか？
●情熱を注ぐ新しい何かを見つける
これまでのあなたは甘いものに熱心でしたが、その代わりに楽しくて健康的な何かを見つけるとよいでしょう。多くの研究から、依存症の克服にもっとも成功するのは、それに代わる建設的な選択をした人であることが判明しています。
かつてあなたが楽しいと思ったことを挙げてみましょう。新しい趣味を持つ、新しいことを学ぶ、エクササイズはいかがですか？ これらは依存症を防ぐにも、依存症から脱却するのにも最適な活動です。要するに、あなたは何かに情熱を注がねばならないのです。
もし、情熱をどこに注ぐべきかがわからなかったら、探すべきです。砂糖依存症を克服するには、それに代わるプラスのものに借熟を注ぐべきなのです。
●砂糖を断つ
低血糖症から脱却するには、犯人である砂糖と高血糖を引き起こすアルコール、コーヒー、タバコもいっしょにやめることです。
ケーキ、デザート、チョコレート、アイスクリーム、甘いスナック菓子、コーラには砂糖が大量に含まれているので、やめましょう。
でも、まだ不十分です。ほとんどの加工食品や冷凍食品もまた大量の砂糖を含んでいます。マヨネーズ、ピーナツバター、グラノラバー、スナック菓子、缶詰、餅菓子、フルーツジュースには大量の砂糖が含まれているから、食べないにこしたことはありません。
あなたの目の前に食べものが出されたとします。それを食べるべきか、それとも食べるのを避けるべきでしょうか。これを決める簡便な判断基準は、この食べものが甘いかどうかを考えてみることです。もし甘ければ、砂糖が入っているので食べないほうがよいのです。バナナ、スイカも食べないほうがよいのです。
以上、抜粋終わり
低血糖症を引き起こす食べ物を摂取するのを止めるかどうかはあなたが決めることですが、これはあなたが望む未来と関係してきます。
あなたはどういう未来を望みますか？
もし健康的な未来が欲しいなら、今すぐ止めるべきでしょう。
しかしどうでもよいなら、もちろん今まで通りで結構です。
それはすべてあなた自身が決めるべことだからです。
望む未来を想像して、あなた自身が決めてくださいね。
