うつ病からの脱出ー治療の先に悲惨な詰果「気分変調症」ー

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今日は「気分変調症」について考えます。

著書『精神科は今日も、やりたい放題』から下記抜粋します。

薬依存の優良顧客
 気分変調症も同じである。気分変調症とはその名のとおり、気分が落ち込んだり元に戻ったりすることだが、これもまただれでも必ずある生理的反応である。
 また気分変調症の人はイライラするのを非常に嫌がるが、イライラしない人間のほうが世の中には少ないはずである。
 この定義が存在すること自体、完璧に自分をコントロールできて、いっさい感情的にならない人間以外は病気であると言っているようなものだ。
 この生理的反応を病気として取り込むことができれば、莫大な利益を得ることを知っていたから、精神医療界は後から病気に加えたのである。
 この気分変調症に対しては精神医療では、抗うつ薬を授与するやり方と、気分安定薬(躁うつ病薬)を投与するやり方がある。
 しかしどちらを選んでもだいたい悲惨な結果しか待っていない。
 一番の落とし穴は、見かけ上改善するケースが存在するということなのだが、結局は薬に依存して優良な顧客ができあがっていく。
 また、通常抗うつ薬を気分変調症に投与すると、気分の上がった状態を脳が忘れられず、ずっとその薬を欲するようになるし、気分を上げる薬だから気分変調のサイクルはむしろ安定するのではなく、増強される。波が大きくなると言ってもいい。
 この気分変調症というレベルの人に抗うつ薬を投与することで、躁うつ病のような状態になり悪化していった人は数え切れない。そして前述のとおり、逆に気分安定薬を投与すると、感情の起伏が小さくなる。
 これは一見するといいように聞こえるかもしれないが、二つの大きな問題がある。
 一つはやはり依存性で、その起伏が小さい状況を欲するがゆえに、薬に依存していく。あの薬を飲んでいないと怒ってしまったりイライラしてしまう、だからあの薬を飲み続けたいという欲求が強くなっていく。つまりここでもまた依存していく。

精神科の感情喪失患者
 もう一つは現実的な後遺症である。この場合、後遺症という言葉は正しくないかもしれないが、あえてこの言葉を使う。
 それは、この薬を飲み続けるといったいどうなるか、という問題である。
 この薬は文字どおり気分安定薬であり、気分の波を小さくするような作用を持つので、飲み続けることによりその感情状態が普通のように感じられてくるということだ。もっと簡単にいえば飲み続けることで喜怒哀楽が失われていくということである。
 たとえば家族の葬式のとき、悲しいはずなのに涙が出ない、といった服用者の体験談がある。これがもっと進めばどんな物事が起きても、能面のような顔で何一つ感じない人間 
に変わっていく。
 もしあなたが精神科に通院中なら、表情がなく感情が消失したような患者を待合室で見かけたことはないだろうか? そのようになってしまうのである。人々が本当にそんなロボットのようになりたいのだとは、私には思えない。
 私からみれば今の日本人は、喜怒哀楽を表現できなくなってきていると感じる。怒ることは社会的にいけないことだと刷り込まれている。悲しかったり泣いたりすることは恥ずかしいことだと刷り込まれている。喜んだり楽しいのは好きだが自分だけ楽しむのはいけないと感じている。本来、喜怒哀楽は人間として当然の反応であり、権利であり、これらを抑えることは何一ついいことはないのた。
 もちろん社会的に法律を侵してはいけないが、完壁な人間を求めるあまり薬を飲んで感情を平坦化することは、ロボット管理社会への第一歩といっても差し支えないのである。
 これらを総合して考えると、普遍的な精神の動向に対して、精神医療が病気と再定義することにより、儲けのルートを作って詐欺行為をしていることがよく理解できる。気分変調症はその中でもトップクラスの詐欺に属するだろう。

以上抜粋終わり

「気分変調症」と言えば、

私も多分その部類に入る。

何故なら私も日々気分が浮き沈みしているからだ。

そのブレ幅が日によって大きか小さいかだけである。

そもそも気分に浮き沈みがない人などいるのだろうか?

毎日ハイテンションなどということはありえない。

何故ならそんな精神状態では、

疲れてしまい、おかしくなってしまうからだ。

どちらかというと、

人間ネガティブに傾くようにできている。

それは人間の防衛本能上そうなっているのだ。

つまり人間は無意識の状態では、

現状維持を望むようにできている。

毎日大きな変化に見舞われてしまうと、

精神状態がついていけなくなり、

おかしくなってしまうからだ。

だから脳のシステム上、

現状維持をするために、

前向きな考えたかを抑えるようにできているのである。

だからそれを崩して、

ポジティブになるために、

脳トレや潜在意識を活用する方法などが存在するのである。

だから特に意識しなければ、

ネガティブになっているのが当たり前で、

それが病気と考える方がおかしいのである。

もちろん気分がひどいうつ状態や躁状態になることはある。

しかしその原因は低血糖症や、

頚部の血流障害など、

他にあるのである。

気分障害というのは症状、

つまり結果であって、

原因ではない。

だからもしひどい気分の状態が続くのであれば、

その原因を探らなければ治らないのである。

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