うつ病からの脱出ー予防医学の知識を身につけ、自分を守ろう 2ー

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今日も同じテーマです。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

脳の神経組織を太らせよう
 うつ病や統合失調症になる人は、脳内の神経組織が細いだけではなく、正常に機能していないのです。その大きな原因のひとつが、本書にもたびたび出てきたシナプスです。シナプスとはギリシャ語で「連結」という意味で、脳の神経細胞同士が互いに情報をやりとりするために欠かせない「つなぎ目」です。このシナプスが多いか少ないかで、脳の神経組織の機能がわかります。
 健康な人の神経線経はふっくらしており、シナプスから神経伝達物質がたくさん流れますが、薬の服用などで神経線経が傷つくと細くなり、情報が流れにくくなっていきます。
 たとえば、ゴミがたくさん溜まった川は幅が狭まり流れが悪くなりますが、同様に、老廃物の溜まった血管も幅が狭くなり硬化して血液が流れにくくなります。そしてそれは、向精神薬によっても引き起こされてしまいます。
 ただでさえ細い神経が、薬によってさらに細くなるとシナプスの数も減り、正しい情報が流れなくなってホルモンの分泌もバランス悪くなってしまいます。そのままさらに薬を服用し続けると、情報が神経組織からはみ出します。これが、神経の細い人を犯罪や自殺に走らせてしまうメカニズムなのです。
 神経の細い人は、神経が太い人よりも物事の受け止め方が過敏ですから、恋人がいない、職場で冷遇される、友人がいないといったことなどでクヨクヨしたり落ち込んだり、眠れなくなったりします。
 しかし、だからといってすぐに精神科や心療内科へ行かないでください。これまで述べてきたように、そこで処方される向精神薬が、ますます神経を過敏な状態にしてしまうことが多いからです。
 そして向精神薬を服用し始めると、最初は効いたと思っても、体が徐々に慣れてきて効かなくなり、さらに強い薬に切り替えられてしまうでしょう。
 神経組織の太さは、基本的に遺伝によるものですが、後天的にもある程度太くできます。
それは決して薬物などではありません。体によい食べ物をたくさん摂取し、いままで服用 してきたために体内に蓄積されている薬物を上手に排出(デトックス)することが、神経を太くする方法なのです。
 こうして神経を太くすれば、もって生まれた性格遺伝子のよい面があらわれ始め、精神疾患とは無縁の人生を送ることができるでしょう。

薬が脳の神経を弱くする
 私たちの脳内の神経組織が、さまざまなストレスによって傷を負ったり、やせ細ってしまうと神経情報が十分に伝達できなかったり、情報の切り換えスイッチであるシナプスの数が少なすぎて情報処理ができずにパニック症状を起こしたり、事件を起こしたりすることは、先述したとおりです。ここでもう少し、そのメカニズムを見てみましょう。
 神経伝達物質(アセチルコリンをはじめとする情報伝達ホルモン)がシナプスに十分に 取り込めず、栄養の受け皿である受容体(レセプター)に情報を蓄積できなくなると、神経症状があらわれてきます。それが心の病の原因です。
 たとえば、健康的な神経組織(図「正常な神経細胞」)なら、神経線経もふっくらしていて、シナプスの数もシナプス内の神経伝達物質も十分にあるため、情報伝達に支障が出ることはありません。
 しかし、神経組織が細くてやせ衰えていると(図「異常な神経細胞」)、情報伝達の過程で情報が途絶えたり、目的地である受信基地まで届かなくなってしまいます。情報が目的地まで届かないと、イライラしたり怒ったりするなど、パニック症状を引き起こします。シナプスの数も少ないですから、情報を処理したり切り替えたりする能力が低下してしまうのです。
 そうすると、集中力を欠く、イライラする、怒る、ボーつとする、急に落ち込む、幻視や幻聴に襲われるなどして、日常的に落ち着いた生活ができにくくなります。
 情報が滞って前に進めなければ脇にはみ出しますが、そうするとわけがわからなくなって突然暴れ出したり、人を傷つけてしまうのです。それが逆に、内にこもってしまうとひきこもりや不登校、出社拒否になってしまいます。さらにそれが激しくなり、生きることの価値観を失うと、最悪のケースでは自殺を選んでしまいます。
 そんな状態でさらに薬を服用すると、副作用でどんどんひどくなるということは、ここまでお読みいただいた読者の方にはもうおわかりかと思います。
 当クリニックでは、このような状態の患者さんの神経伝達物質を調整し、健康な神経組 織に戻すために、食生活改善のアドバイスを行うことと並行して、K・リゾレシチンや糖鎖栄養素などを摂取してもらうのです。

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以上抜粋終わり

脳の神経線維をしっかりさせるのは、

日々の食事です。

間違っても薬ではありません。

治療過程でサプリメントに頼るのもいいですが、

あくまで治療の時だけにしてください。

でないと一生頼ることになり、

自立できなくなります。

そのために、しっかりと正しい食事を勉強してください。

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