うつ病からの脱出ーこんなにも怖い薬のもたらす負の作用 9ー

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今日は認知症についてです。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

高齢者をむしばむ認知症の薬
100歳以上の高齢者が5万人を超える(その80パーセント以上が寝たきりという現実はありますが)超高齢化社会の日本。ここで大きな問題となっているのが認知症です。
認知症には、
①老化によって脳細胞が減少し、脳細胞中のレシチン濃度(30パーセント)が半分の15パーセント以下になり、脳が萎縮していく「アルツハイマー型」
②脳の血管障害から起こる「脳血管性」
③パーキンソン病や感染症など、ほかの病気が原因で引き起こされるもの
の3種類があります。認知症の約60パーセントは「アルツハイマー型」で、世界中で
新薬の研究が進められています。
最近では、「痴呆の進行を抑え、神経細胞が死んでいくのを抑える」という薬・アリセプトを用いた治療が主流のようです。しかし、これはあくまで進行を抑えるもので、改善するものではありません。
しかも、ある期間服用すると効果が見られないばかりか、幻覚症状、興奮、口唇のふるえ、手のふるえなどの副作用がたくさん報告されています。
また、ほかの薬同様、服用を中止すると以前よりもっと病気が進行してしまいます。それがなぜ「特効薬」としてもてはやされているのか、私には理解できません。副作用があらわれたり、服用によって症状が助長されていくことは、向精神薬の薬害となんの変わりもないでしょう。

高血圧なのに精神科にまわされるって、どういうこと?
高齢者はただでさえ代謝が遅いため、子どもなどに比べて薬が抜けにくいのです。また向精神薬の副作用は眠気や頭がぼんやりするだけではなく、筋肉を弛緩させます。そうすると、もともと筋肉のない高齢者は立てなくなったり、歩けなくなったりするわけです。
結果としてQOLが低下し、それまで元気だった人が寝たきりになったり、動かないことで骨がもろくなって骨折しやすくなります。
精神病院に行くとわかりますが、高齢者の歩き方は普通の病院の患者さんよりヨロヨロしています。高齢者が訴える「眠れない」「頭が痛い」「ボーつとする」などの症状は、精神科の症状が亢進したせい、悪化したからだと思いがちですが、薬の副作用であるケースが多いのです。
当クリニックでは、患者さんが処方された薬の副作用の一覧を見せて説明します。
通常、薬局で処方された薬についている紙には、副作用については長くて数行しか書かれていません。これは製薬会社が病院の医師向けにつくったものですが、実は副作用だけ でA4用紙1、2枚になるほどの量です。
 高齢者の場合、骨粗鬆症や高血圧、心筋梗塞、狭心症などの薬の副作用で認知症に似た症状があらわれているのに、精神科医にかかると「はい、認知症です」といわれ、それまで飲んでいる薬に向精神薬が追加されてしまいます。そのため、ますます体の動きも脳のはたらきも異常になってくるのです。
本当は高血圧の薬の副作用で精神疾患に見えるだけなのに、「これは精神科のほうにまわすしかない」と判断し、「これは内科の薬のせいではないから精神科に行きなさい」といわれて精神科に送られ、そこで向精神薬が追加されます。その向精神薬の副作用で眠れなくなったら「不眠ですね」ということで、今度は睡眠薬が出されるというケースがあります。
このように最終的には、精神科にまわされてしまうことが多いというのが現状です。脳 のCTとかMRIを撮っても、脳がやせている以外に何も異常がないからです。腫瘍ができているとか血管が詰まっているなどではないため、精神科にまわされてしまうのです。
当クリニックは、そうした症状は薬の副作用ということがわかっているため、まず減薬を考えますが、たいていの医師はそういう発想をしません。
なかには、いきなり減薬をして症状を悪化させてしまうケースもあり、ただ減薬すればいいというものではありません。私たちがおすすめしているのは現在服用中の薬と服用量はそのままで、それと併行して約3週間から1カ月、症状にもよりますが、毛髪分析によって不足していると思われる神経伝達物質のアセチルコリン、GABA、トリプトファンやDHA/EPA、ビタミン類、ミネラル、アミノ酸、アスタキサンチン等を摂取することです。
そして、約3週間から1カ月後に服用中の薬を約3分の1くらいカットし、それからさらに約3週間から1カ月様子を見ます。改善が見られたら、さらに3分の1をカットし、また様子を見ます。最後に、改善が見られたら残りの3分の1をカットする - つまり完全脱薬です。
ただし、症歴、服薬量や服薬回数、症状、日常の食生活などによって減薬方法、減薬期間が一律ではありません。したがって、完全に脱薬するまでに1年くらいかかる人もいます。
自分勝手に減薬や脱薬をすると、大変危険です。信頼のできる精神科医に必ず相談して実践してください。

症例4 認知症の男性(60代後半)のケース
【来院前】
記憶力が低下し、日づけをよく間違える。一方的に話をする。自営業で、自分の商売に関することや自分の好きなことについてはとめどなく話すが、こちらが聞いたことに対する反応やレスポンスはなく、会話のキャッチボールができない。ほかの病院で認知症と診断されたため、妻と来院。
【服用していた薬】 アリセプト、高血圧だったため血圧降下剤を3種類
【当クリニックのアドバイス】
相続に関する心配事などがあったというのも原因のひとつだが、認知症を促したのは血圧降下剤の服用と考えられた(血圧降下剤の副作用には認知症、パーキンソン病になる可能性がある)。そのため、アリセプトをやめ、血圧降下剤は1種類に減薬。
【当クリニックの食事・細胞(膜)栄養療法】
自給自足で畑仕事をしており、もともと食事は和食中心だったので、さらにバランスよくとれるメニューを提案。また、甘いものが好きで、よく和菓子を食べていたのをやめてもらう。
遠方だったため、当クリニックからサプリメントを郵送。
【当クリニックが処方したサプリメント】K・リゾレシチン、糖鎖、DHA/EPA、 K・リゾレシチン、ビタミンB複合体
【その後の経過】
3週間後に二度目の来院。この時点で、前回のようなどんよりした目ではなく、焦点の合ったしっかりした目つきになっていた。読めなかった新聞も読めるようになり、頭がしっかりはたらくようになっていた。
さらに、降下剤をやめたにもかかわらず、血圧は正常値で安定していた。自営業で体を動かしていたのと、自給自足の生活で畑仕事などをしていたこともよかった。
1年後、ほかの病院で検査したところ認知症が治ったことがわかり、いまでもサプリメントを飲み続けている。

以上、抜粋終わり

認知症が増えている原因について、

最近複数の情報源から、

どうも多剤服用による薬の副作用が関係しているような気がします。

もちろん他にも原因はあると思いますが、

特にお年寄りの方は、自分が飲んでいる薬について、

無頓着な方が多いので、

気がつかないのではないかと思います。

アルミニウムが含まれている薬は結構あるようなので、

一度ご自分が服用している薬に何が入っているのか、

確認することをお勧めします。

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