うつ病からの脱出ーこんなにも怖い薬のもたらす負の作用 8ー

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今日は統合失調症の例です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

症例3 統合失調症の男性(20代後半)のケース
【来院前】
友人が1人もおらず、独り言が多く、右目にチックの症状がある。高校生のときに統合失調症を発症、自分の感情がコントロールできなくなって家のなかで暴れ回り、外にも聞こえるような大声を上げることもあった。
そのような行動を自分自身で冷静に認識していながらも、抑えることができなかった。学校の授業にもついていけなくなり、過去にいわれて傷つけられた言葉が幻聴となって聞こえてくるようになった。
寝つきが悪く、悪夢を見ることもあり、早朝に目が覚めてしまうため、睡眠不足の毎日が続く。病院へ行くと措置入院(精神科保健指定医の判断で行われる強制入院)となり、そこで薬物治療を受ける。退院後も薬物療法は続いていた。
やがて高校を中退、数年間の薬物治療ののち、彼自身の希望により薬を断つことができた。しかし、依然ひどい幻聴と独り言、気分の激しい浮き沈みなど薬の離脱症状が続いていた。当クリニックには2週間に一度のペースで来院。
【服用していた薬】リスパダール、ジプレキサ、コントミンなど
【当クリニックのアドバイス】
神経組織を修復するK・リゾレシチンなどのサプリメントの摂取、自律神経系を整ぇるためにウオーキングなどの有酸素運動を毎日するようにすすめる。
イライラしたときは、まず水を飲み、それからバナナを食べるように指導。
【当クリニックの食事・細胞(膜)栄養療法】
①1日に10杯飲んでいたコーヒーと紅茶を、麦茶やミネラルウオーターなどに変える。
②食の白砂糖を使った甘い菓子やスナック菓子を避け、バナナなどの果物をとる。
③できる限り和食にして、発芽玄米や野菜を多くとる。
④牛乳の代わりに豆乳を飲む。
【当クリニックが処方したサプリメント】K・リゾレシチン、糖鎖、ビタミンB複合体、DHA/EPA、ノーフラッシュナイアシン(ビタミンB3)、GABA、CoQ10、亜鉛
【その後の経過】
細胞(膜)栄費療法を開始すると同時に、気分転換のため1日30分〜1時間程度の散歩を開始。途中、数回のプラセンタ点適も行ったところ、2カ月後には悪夢を見なくなり、熟睡できるようになった。しかし幻聴はまだ聞こえていた。
5カ月後、表情がかなり明るくなり、感情もコントロールできるようなって、大声を出したり暴れなくなった。幻聴はときどきあるものの、ほとんど気にならなくなる。
以前は「友だちが1人もいない」といっていたが、カウンセリングではとても楽しそうに「先週、友だちとお酒を飲みに行きました」と語るようになった。
細胞(膜)栄養療法を始めて1年4カ月ほどが経過したころ、配送会社にアルバイトとして採用され、週3回、仕分けの仕事に従事。
元来の優しく真面目な性格が職場では重宝がられ、人づきあいが苦手でずっと友だちができなかった彼だが、職場でたくさんの友人に囲まれるようになった。
その後、カウンセリングの必要もなくなり、サプリメントを数種類に減らしながら継続中。現在ではボランティア活動に積極的に参加し、全国を駆け回っている。さらには経営コンサルティングの勉強を始め、英会話学校にも通い、世界中で活躍するという夢に向かって歩き続けている。

彼はもともと甘い食べ物が好きで、チョコレート、大福、ケーキ、クッキーなどを毎日常食し、コーヒーを1日10杯ほど飲んでいました。
白砂糖を過剰摂取すると「低血糖症」(血糖値が極端に下がり、精神的に不安定となってイライラしたり怒りっぽくなる)によって、精神に悪影響を与えます。
また、白砂糖を代謝するためにたくさんのビタミンBlが消耗されます。ビタミンBlは、神経系と精神の過剰な興奮状態を穏やかにするはたらきがあります。十分にビタミンBlを 摂取していないのに甘い葉子やジュース、スナック菓子をとり続けていると、落ち着かず、興奮性が増し、ケンカ早くなったり、意味もなく暴れたり大声を出したりするようになります。
カフエインは、内分泌系にはたらきかけて肝臓に蓄えられたブドウ糖を放出させるため、一時は思考がはっきりしたように感じます。しかし、一方では内分泌系(副腎)を著しく疲労させるため、結局ストレス耐性を弱めてしまうのです。
そのため、コーヒーなどカフェインの多く含まれた食品を日常的にとっている人はストレスをためやすく、神経質で精神的に不安定になりやすい傾向があります。
カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、コーラやココア、チョコレートなどにも多く含まれています。これらが好きな人は適量をはるかに超え、知らず知らずのうちにカフェイン過多になりやすいので注意しましょう。
また、カフェインはビタミンBlを大量に消費することでも知られています。さらに、ストレスに対抗してくれる貴重な栄養素であるビタミンC、亜鉛なども奪ってしまいます。
今回の症例は、甘いものやコーヒーを控え、サプリメントで栄養補給をしたことで精神状態が劇的に改善しました。つまり、食べ物のとり方に症状の原因があり、幻聴や衝動行動が起きたと考えられます。
しかし、病院では食事に関する指導はなく、ひたすら向精神薬を処方していました。そのため、根本的な原因が解決されないまま、脳の神経細胞が薬と食習慣によってさらに傷を負ってしまったのでしょう。
彼のように、誤った投薬をされている患者さんは少なくありません。薬を処方した医者は「一生薬を飲んでいれば普通の生活ができます」といったそうです。
いわれたとおりに薬を飲んでいるあいだも恐ろしい幻聴は消えることはなく、副作用に苦しみ、勉強もできないのですから、とても普通の生活とはいえないでしょう。
薬を飲み続ける限り、副作用はつきものです。しかも、多剤多量の服薬は肝機能やその他の臓器にも悪い影響を与えるのです。

以上、抜粋終わり

この症例も原因は食事にありました。

精神疾患の根底にある原因は、ほとんど食事にあります。

甘い物の食べ過ぎににより、低血糖症を引き起こしているのです。

しかし、本人だけでなく、医者もその事実に気づかないため、

精神疾患にされてしまうのです。

うつ病と診断されるのか、

統合失調症と診断されるのかは、

その医者の判断による違いだけなのです。

だから何度でも提案しますが、

まず、日常の食事の内容を見直すことから始めてください。

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