うつ病からの脱出ーこんなにも怖い薬のもたらす負の作用 1ー

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今日から精神薬についての話です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

薬は症状を一時的に抑えている
 おそらく、多くの人たちが、「体の悪いところは薬で治る」と信じていると思います。しかし、薬を飲んでいるために血圧や血糖値が安定しているのは、本当の意味での「健康」とはいえません。なぜなら、薬の服用をやめると、以前よりひどい症状に悩まされるケースがあるからです。
 病院で処方される薬は、病気や体を治すというより、症状を一時的に和らげるものといっても過言ではありません。たとえば心臓の薬、ニトログリセリンは心臓を動かすだけですが副作用も多く、胃薬は飲めば飲むほど胃酸が出にくくなり、その結果消化不良を起こしやすくなることもあります。腎臓の薬は利尿作用の促進が主目的、アトピー性皮膚炎に使われるステロイド剤はかゆみを抑え、抗炎症作用、免疫作用、抗アレルギー作用等はありますが、血糖値や中性脂肪、コレステロール値を上げ、骨量を減らすなどの副作用もあります。
 これらは、症状を一時的に抑えているのであって、病気を治しているわけではありません。しかし、薬でとりあえずつらい症状が治まるため、「治った」「薬が効いた」と錯覚してしまうのです。
 私たちの体と細胞は、食べているものでつくられています。そんなところに薬や添加物という異物が入れば、体内環境は著しく冒されてしまいます。のちほど詳しく述べますが、 同時に3種類以上の薬を服用し続けることで起こるDDI(薬物相互作用)という危険な副作用についてよく理解していない医師もいるのです。

心の病は化学物質では治らない
 これはすべての病気についていえることですが、特に精神疾患、つまり心の病気は、そもそも化学物質、つまり薬で治療できるものではありません。
 しかし、「精神疾患は脳内の伝達物質の異常、または障害である」と教え込まれた医師は、それらを薬で補えばよい、と考えているのです。
 脳内で感情の情報をまとめるという重要な役割をしている物質がセロトニンです。「セロトニンが不足するとうつ状態になるのだから、薬で補充すれば改善できる」という考えからつくられた薬が「SSRI」(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です。
 実はセロトニンは、分泌量が多すぎると攻撃的になったり、食欲や睡眠に異常をきたしてしまうのです。その結果、このSSRIを運用した患者さんの多くが、睡眠障害や食欲異常になり、さらには他人を傷つけ、自分をも傷つけるなどの行為に走ってしまうという事例が報告されています。
 薬はウイルスなどの菌を殺して退治することはできますが、病気を治してはくれません。熱を下げたり、痛みを和らげたりすることは得意です。しかしそれはいまあらわれている症状を軽くするだけで、病気を根本的に治してくれるわけではないのです。
 このことは、現場の医師が一番よくわかっているはずなのですが、それでも薬に過剰に頼るのは残念でなりません。

薬を抜けは抜くほど快方に向かう
 しかし、悪いのは医師だけではありません。患者さんサイドにも問題はあります。病院に行って診察を受けたあと、医者が薬を出さないと不満に思ったり、不安になってしまうのではないでしょうか。また、薬を飲んで痛みか治まり熱が下がると「病気が治った!薬のおかげだ」と安心し、薬を処方した医師に感謝することでしょう。
 でも、ほとんどの医師は対症療法として薬を与えたにすぎず、むしろ薬を使わずに病気を根治させる方法を考えられる医師こそが本当の名医なのです。
 ちなみに当クリニックは薬の投与は原則的には行わず、細胞(膜)栄養寮法と食生活の指導を中心に、うつ病や統合失調などの多くの患者さんを治してきました。
 その結果、ほかの病院で出された薬から離脱すればするほど、患者さんたちは快方に向かっていくのですが、この事実を理解してくれる精神科医はあまりいません。それどころか保健所から、「薬を使わないで病気を治しているなど、ありえない」と責められたこともあります。
 当クリニックは貧乏です。なぜなら、診療は初診料または再診料のみの請求になりますから、利益はほとんどなく、開院してから毎月赤字でした。2014年にようやくトントンになったくらいです。薬を出さないからそうなるのですが、精神病に限らず多くの病気で薬をやめ、適切な栄養素を摂取し、食生活の乱れを直していけば、時間はかかりますが、確実に治癒していきます。

以上、抜粋終わり

以前から私も薬は病気を治しているのではない、

症状を抑えているだけだと主張していますが、

薬というものは症状を抑える働きもありますが、

それだけではありません。

良いところにも影響を及ぼします。

これがいわゆる副作用というやつです。

しかし副作用が現れないケースも多々あります。

それは自然治癒力がその作用の力より上回っているからです。

だから薬を飲んで副作用も出ないため、

治ったと思ってしまうのです。

しかし実際は治したのは自身の自然治癒力によるものです。

多くの方はこのことを理解していません。

医者すら理解しているかどうか疑わしいです。

何故なら西洋医学には自然治癒力という概念はないからです。

そのため、悪いものは徹底的に叩いてやっつけるという考え方しかないわけです。

これは良い悪いとかの問題ではなく、

これが西洋医学の特徴です。

それから精神医療の分野において、

原因がはっきりとわかっている疾患はまだ一つもありません。

たとえばうつ病ではセロトニンの分泌が悪くなったために、

うつ病という病気になるという仮説があるだけで、

実際まだ証明されたわけではありません。

その他の精神疾患も同じで、

すべて仮説です。

だから本当かどうかもわからないのに、

現在それが原因だとして治療をしているのです。

本当かどうかもわからないのに治療をするというのは恐ろしいことだとは思いませんか?

よくわからないから、マニュアル通りに薬を処方して終わりとなるわけです。

この著者の銀谷先生のような方は数少ない良心的な先生だと思います。

しかし上記にもあるように、良心的に根治の治療をすると経営に困ることになります。

医者の診療報酬が薬中心になっているからです。

これは制度に問題があるのです。

本当に治すとなると食事などの日常生活を見直し、

指導しなければならないので、

現在の制度ではまったくお金にならないのです。

我々経絡治療家の場合は、

経絡治療により病気の根本から治して行くので、

ここが西洋医学の対処療法とは大きく違うところです。

薬の話に戻りますが、

薬は本来毒物です。

何故なら本来人間の体には必要としない物質だからです。

そんため薬の摂取は身体に負担がかかり、

長年服用していると、

必ず体のどこかに不調が出てきます。

そしてその不調を治すため、

新たに薬を服用することになり、

ますます服用する種類が増えていくことになるわけです。

私は薬の使用を全否定するつもりはありません。

現在のような社会ですと、

ちょっとしたことで仕事を休んだり、

用事を後回しにしたりできないことは、

日常多々あると思います。

そういう時は症状を抑える薬は大変ありがたい物で、

一時的なら薬の助けを借りれば良いと思います。

そして余裕ができた後に治すことに専念すれば良いと考えています。

まずは薬というものがどういうものかをしっかり把握した上で、

どういうふうに使用するか再検討してください。

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