現代の視点は、ミクロ的視点が中心になっています。
何故そうなるのかは、私にもわかりません。
しかしすべてにおいて、ミクロ的視点とマクロ的視点が必要で、
ミクロ的視点だけだと、そうならないことのほうが多いと言えます。
例えば、医療の分野で言うと、
医師が体を診る場合はミクロ的視点になり、
それは専門に分かれているからですが、
たとえその部位で問題があったとしても、
現実には人間の体は一部分で出来ているわけではないので、
医師が言う通りにはならいないことがよくあります。
つまり全体を把握するにはマクロ的視点が必要なわけです。
我々東洋医学の場合は全体のバランスを考えて診るのが当たりまえなので、
だいたい見立て通りに運びます。
何を言いたいかというと、
物事はミクロ的視点を把握したうえで、マクロ的視点で考えないと、
見間違えることになるかもしれないということです。
この点について、あなたはどうお考えになりますか?