うつ病から脱出ー自宅でできる“首こり”ケア 2ー

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今回は同テーマの第2弾です。

著書『新型「うつ」原因は首にあった!』から下記抜粋します。

ゲームや携帯電話はほどほどに

長時間同じ姿勢で作業をしているという点では、パソコンもゲームも同じこと。近頃は電車の中で携帯メールを打ったり、ゲームをしている人たちをよく見かけます。なかには、携帯ゲームに熱中している大人がいて、驚かされます。

そういう人たちに共通しているのは、首をガツクリとうなだれ、一心不乱に画面を見つめている姿。首に大きな負担がかかっていることは、言うまでもありません。

うつむいたままの姿勢は、真っ直ぐにしている状態の約三倍の負担が、首にかかっています。「携帯電話やゲーム機を使うな」とは言いませんが、首のことを思うなら、ほどはどの時間内に留めておいてほしいものです。

また、携帯電話やゲーム機を操作する場合は、それらを目の高さに持ってきて、うつむかないようにしましょう。そして、15分に一度は首を休めるネックレストタイマー(l92ページ)を取り入れ、同じ姿勢を続けないよう注意してください。

 

季節に関係なく、首は冷やさない

首の筋肉に負担をかけない生活を心がけると同時に、首を冷やさない工夫も大切です。実は、顔と首は人間の身体のなかで常に外気にさらされているのです。首が冷えると、筋肉のこりが出やすくなるだけでなく、首に集中している神経にもダメージを引き起こす危険があるからです。四六時中、外気にさらされている首は、外気温度の影響を最も受けやすいところです。

ファッション性を重視して、冬でも大きく襟ぐりの開いた服を着ている女性を見かけますが、冬は特に首こりの症状が悪化しやすい季節。外出の際は、必ずマフラーやスカーフを巻くなどして、首周りを陽寒してください。マフラーは長いものを用い、ゆったりと何重にもして首に巻きつけるようにすると保温効果が高まります。

また、夏でも油断は大敵です。暑いのは屋外にいるときだけ。省エネ志向になっているとはいえ、室内はどこもまだかなり冷房がきいています。特にオフィスは、スーツ姿の男性を対象に温度設定されていて、寒い場合が多いので、常にスカーフを巻くなどして、首の寒さ対策を講じてください。冷房風が直接あたる席に座っているような女性は、特に注意しましょう。

なお、次のような場合は、首を温めるのは禁物! 決して温めてはいけません。

まず、事故で外傷を負ったような場合です。外傷を負った直後は、冷やして炎症を鎮めましょう。次に、片頭痛です。片頭痛が起きたときに首を温めると、血管が拡張し、かえって痛みがひどくなります。

 

入浴は首まで浸かる全身浴を

最近は、三八度から四〇度ぐらいのぬるめの湯に、胸より下の下半身だけ湯に浸かる半身浴が人気です。心臓や肺への負担が少ないことや、血行促進やリラゼーション効果があることから、かなり一般的になりました。すでに、実践している人も多いと思います。

しかし、長い時間、首や肩を湯から出している半身浴は、首の冷えの原因になりかねません。首こりの緩和という観点で入浴を考えた場合、おすすめしたいのは全身浴です。

四〇度以下のぬるめの湯を、バスタブにたっぷりとはり、バスタブの縁を枕代わりに使って、後頭部付近まで湯に浸かって温まるのが効果的です。

バスグッズとして市販されているバスピローなどを使ってもいいでしょう。

枕に頭の重さを預けることで、首への負担が軽減され、後頭部から首にかけての血行がより促進されます。

この全身浴を試してみると予想以上にリラックスできるので、病みつきになってしまうかもしれません。入浴剤を上手に活用して、自宅で快適なバスタイムを楽しむことができます。

忙しいからとシャワーだけで済ませるのではなく、毎日ぜひ湯船にゆったりと浸かって、心も身体もほぐしましょう。

 

シャンプー&ヘアドライにもひと工夫

入浴時、どのような体勢でシャンプーしていますか?

多くの人は、目に水やシャンプーが入らないよう、うつむいた体勢で髪を濡らし、シャンプーをつけて洗い、うつむいたまま洗い流していると思われます。女性なら、その後にコンディショナーでの手入れと続くことでしょう。

時間にしたら一五分程度かもしれませんが、首にとってはこのような体勢も負担となります。特に首の筋肉が異常を起こしかけているときや、すでに異常が起きているときは、短時間でも首の筋肉に対するダメージは大きくなります。

シャンプーはできるだけ手早く済ませて、うつむいている時間を少なくする。あるいは、美容院のように上向きになって、目にシャンプーが入らないような体勢でシャワーで洗い流すなどの工夫をしましょう。

また、入浴後はすぐにドライヤーで髪を完全に乾かすようにしてください。髪を濡れたままにしておくと、冷たくなった髪が首の後ろ側の筋肉を急激に冷やしてしまうからです。

ここで、ドライヤーの活用法をもう一つ。首に冷えを感じたときは、火傷をしない程度の距離を保ってドライヤーの温風を首の後ろに当てると温まります

 

以上、抜粋終わり

いろいろと工夫が必要ですね。

 

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