今回は同テーマの第3弾です。
著書『大笑い!精神医学』から下記抜粋します。
精神科医はなぜ責任を問われないのか?
今まで、どんなに死人や後遺症を作っても、精神科医が責任を問われることはほとんどありませんでした。これは精神医学が医学とは呼べず主観ばかりで根拠を一切要しないことが前提ですが、他にも以下の理由が考えられます。
一つ目の理由は、あまりにも精神科医の治療成績が悪いため、精神病は治らなくても当たり前という同意ができていることにあります。つまり、治せなくても責任を取る必要はないということです。
患者が悪化したとしても治療が失敗したのではなく、病気が悪化した結果だとごまかすことができます。確かに人間の精神というのはそう簡単によくなるものではないかもしれません。しかし何の結果も出ない、むしろ悪くなる手法であるならば、存在価値そのものが疑われてしかるべきです。
二つ目の理由は、そもそも正しい診断自体が存在しないことです。精神疾患の診断に正しいも誤診もないことはすでに説明したとおりです。医学とは最低限、科学的であり、症状を100%証明できなければお話にもなりません。症状を100%証明できないのにどうやって治療しょうとするのでしょう? はっきりと状態を示すことさえできない症状を治療しょうとすること、治療できるとうそぶくことは、たとえばあなたはガンかガンでないか、どこに心筋梗塞があるのかないのかもよくわからないままに、すぐに手術しましょうと言っているようなものです。あなたはその手術を受けますか?
三つ目の理由は、精神病に対する偏見です。精神科医に対して訴えを起こすことは、自分あるいは家族の通院歴をさらすことになり、それを躊躇して泣き寝入りする人が多いのです。また、精神科医はこの偏見をうまく利用します。たとえば訴えを起こそうとする患者に「被害妄想」とレッテルを貼ることで、その患者の社会的信用を貶めるのです。
その他にもたくさんありますが、最大の理由は、やはり単純に情報がなかったということが挙げられるでしょう。今まで、患者や家族は医師の言葉を信じるしかありませんでした。明らかに悪化させられても、なぜそのようになったのかを理解することができませんでした。被害に遭っても泣き寝入りするしかありませんでした。実際のところは、それが被害であることにすら気づかないケースがほとんどでしょう。
しかし、精神科医がやりたい放題できた時代はもう終わりました。今やネットにはずさんな精神科の診療の実態や被害について証言する患者の生の声が溢れ、精神医療詐欺がもはや隠蔽できないレベルに達しています。
精神科医の責任が問われなかったのは、単にだれも声を上げなかったからにすぎず、今後このことに気づいた人たちから次々と告発の声があがるはずです。そして精神科医がこれまで行なってきたことへの追及が始まるでしょう。
私が考える精神医療トリアージ
トリアージとは、人材・資源の制約の著しい災害医療において、最善の効果を得るために、重症度と緊急性によって治療の優先度を決定することです。トリアージで誤解されやすいのは、優先度決定であって、重症度と緊急度決定ではないということです。たとえ症状が重くても、もう助からないとわかっている場合は、助けられる可能性の高い患者を優先します。
ここで精神医学に関してトリアージを作成すると以下のようになるでしょう。
・黒(Back Tag)カテゴリー0
さまざまな資料と事実を突き付けても、精神医学と精神薬を擁護し、薬漬けでいることを望む人々。被害者意識だけが肥大化し、問題の解決を図ろうとしない人々など。
・赤(Red Tag)カテゴリーI(最優先治療詳)
薬漬けの期間が長く、薬物性精神病のために認知力や記憶力が著しく落ちてしまった人々。長期的な入院などを強いられている人など。
・黄(Yellow Tag)カテゴリーⅡ(待機的治療群)
赤ほどではなく、まだ比較的会話や意思疎通などが成立する人々。精神科や精神薬について疑問を持っているものの、権威や医療への信仰が崩し切れていない人々。
・緑(Green Tag)カテゴリーⅢ(保留群)
精神科へ通院してしまったが、比較的早いうちに疑問を持ち、この本や他の情報を調べて考えようとしている人々。
日本に400万人近い精神科通院の方々がいますが、そのほとんどすべてが医原病であり被害者である、というのがこの本の趣旨でした。それは間違いないことですが、このような本が出版されること自体、このように被害が広がっているということ自体、いかにあらゆる人が実情を知らず、協力者が少ないかということを物語っています。精神科医で協力を申し出ている人など、当然2012年現在でも一人も存在しません。まあ、精神医学を撲滅すべきと提唱している人間に、協力する精神科医などいるはずがありませんが……。
医師の中で比較的協力的でいてくれるのは、たとえば救急医、たとえば神経内科医、たとえば一般内科医、たとえば代替療法を使用している医師たちなどです。またこの精神医学の諸問題に関しては、医師よりも医師以外の方が、圧倒的に多い人数で協力を申し出てくれています。それぞれの力は小さくでも組み合わせれば大きな力になるかもしれません。しかしそれでも現在の被害状況をみると力としてはまったく足りないと言わざるを得ません。
一つの問題としてあげられるのが、被害当事者、被害当事者家族が自発的に行動することが、非常に少ないことが挙げられます。逆にいえばそのように仕向けているのが精神医学であるということもできます。しかしいつまでもこの状態では解決の道筋は見えませんので、当事者の活動が今後重要になってくるでしょう。
このとおり、問題に取り組んでいる人は数少なく、黒(カテゴリー0)のような人を助けている余裕がないのが、現状です。これはいくら非情といわれても仕方ありません。私たちとしてはできるだけ赤や黄の人を助ける必要があります。緑の人はちょっとした教育や知識、まさにこの本のような啓蒙で、この問題から抜け出すことができるのです。
以上、抜粋終わり
残念ながら、
ほとんどの方は、
病院へいくことが、
病気を治すことと、
思っているので、
自分が薬を飲んで、
悪くなっているとは、
考えもしていません。
だから被害にあっていたとしても、
気付かないのです。
そのためには、
情報を収集して、
知識武装するしかありません。
でもうつ病の人には、
そんな気力はないでしょう。
だから家族や、
回りの人が、
情報を知り、
気付いたらなら、
手助けしてあげてください。
それが状況を改善することになるでしょう。