うつ病からの脱出ー予防医学の知識を身につけ、自分を守ろう 4ー

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今日はこのテーマの最後です。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

薬に頼らず、自分の健康は自分で守る!
 ここまで、「軽い気持ちで、薬に頼ってはいけない」ということを述べてきました。
 しかし、「薬がなくなったらどうやって病気を治し、健康を守ればいいのかわからない」という人もいるでしょう。
 その方法は「予防医学」であり、その基本となるのが食べ物です。つまり、免疫力を高めて病気になりにくい体にするのも、病気になってしまった体を修復してくれるのも食べ物、もっと具体的にいえば食べ物に含まれている「栄養素」なのです。
「栄養素」といえば栄養学の分野になりますが、栄養学的見地からいえば、健康維持に関する基本的な栄養素は「五大栄養素」です。たんばく質、脂肪、炭水化物、ビタミン類、ミネラル類をバランスよく摂取することが、予防医学の基本といえます。
 しかし、こうしたことに着目し、指導してくれる医師はほとんどいません。「薬を出せばいい」という医師が多いということもありますが、現在の医学部では栄養学の授業や講義が選択科目として4時間あるかないか程度ということも理由のひとつでしょう。
 多くの医師は食べ物でできている私たちの体を、栄養学的見地から指導したり、治療したりする知識をもち合わせていないのです。そのような役割は「管理栄養士」ということになりますが、こちらもカロリー計算や食物に含まれる成分、各栄養素の体への影響などはしっかり勉強しますが、複数の栄養素の組み合わせとそのはたらき、食べ合わせなどについてはあまり学びません。

漢方薬はよく勉強して使う
 栄養学などをほとんど学んでいないにもかかわらず、間違った予防医学を私たちに植えつける医師は少なくありません。
 たとえば漢方薬です。健康維持のためのサプリメント代わりとして、また「化学物質でつくられた薬よりいいから」と医師にいわれて、漢方薬を飲んだことがある人もいるかも しれません。たしかに、化学物質を精製してつくられた薬物よりはいいかもしれませんが、これも使い方次第なのです。
 漢方薬も所詮は「薬」ですから、多少毒性はあります。また、「生薬」の類も漢方からつくられているものが多いのですが、これも「薬」には変わりありません。なかには強い副作用があるものもあります。「ニンジン」から抽出される生薬には、ステロイドホルモンのような作用や、中枢神経興奮剤のような作用が認められており、長く服用すると高血圧、発疹、下痢などの副作用が出ることもあります。
 漢方も人まかせにするのではなく、自分でしっかり勉強したうえで服用することが、健康を維持することになるのです。
 医療費が膨れ上がりすぎている現在、自分の健康は自分で守り、病気にならない体をつくっていくことは何よりも重要でしょう。そしてそのサポートを、予防医学の見地から行うのが、これからの医師の務めだと思っています。

以上、抜粋終わり

自分の身体は自分で守るのは基本中の基本ですね。

だから予防医学の知識が必要になるのです。

予防医学を勉強する上で、現代栄養学が取り入れないこと。

これは前回も言いましたが、まったく役に立ちません。

これが弊害になっていると言っても過言ではないくらいです。

体を温める食べものと冷やす食べものどちらも大事なので、

状況に応じてバランスよく食べることです。

それとクイックカーボとなる食べものは避けることです。

あと漢方の話ですが、

現代の医者は西洋医学的に漢方を解釈するので、

本来の力を発揮できません。

漢方は東洋医学ですから、

東洋医学的な検診や病理に基づいて調合や処方をしなければ効きません。

しかしそんなことが出来る方は、ごくごく少数です。

素人がちょっと勉強したくらいで使えるようになるようなものではないのです。

これは鍼灸も同じで東洋医学的治療を施すには脈診や腹診といった検査を習得するのは何年もかかり、

東洋医学は臨床経験がなければとても行えるものではないのです。

簡単にできるのは西洋医学的に解釈した対処療法的に行うからです。

たとえばツボ療法も同じで、

ツボを使えばそのツボが持つ特性である程度回復に役立ちますが、

本当はその前に経絡を調整することが必要で、

それによって自然治癒力を高め、

更にツボの効果をあげることができるのです。

しかし経絡を調整できるのはプロの経絡治療家しかできません。

漢方も同じで、プロにしか正しいその方にあった処方をすることはできません。

以上の理由で、きちんとした東洋医学的漢方の処方や鍼灸治療を望む場合は、

一度プロの方の治療を受けた上で、その方に東洋医学的な自己管理法、

自己予防法の指導を仰ぐことをお勧めします。

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