うつ病からの脱出ー予防医学の知識を身につけ、自分を守ろう 3ー

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今日も予防医学についてですが、特に栄養の取り方についてです。

著書『薬を抜くと、心の病は9割治る』から下記抜粋します。

細胞には薬ではなく栄養を
いまさらかもしれませんが、私は「薬は不要だ」といっているわけではありません。使い方をちゃんと考えてほしいのです。薬とは、症状を緩和させる、あるいは抑制させるものであり、病気の原因を取り除くものではありません。一生、薬を飲み続けなければならないという状態は、病気が治っていないということです。
結局のところ、病気の原因を取り除くには、やはり私たちの体をつくる細胞のための栄養をとることに尽きます。統合失調症やうつ病の方、パニック障害や認知症の患者さんも、当クリニックの治療でかなりのレベルまで改善しました。もちろん、すべての患者さんに対して100パーセントの効果があるとはいいません。しかし、驚くほどの結果が細胞(膜)栄養療法で得られているのも、まざれもない事実です。
「病気を治すのは薬だ」という考えを、まず改めていただいて、なおかつ玉石混渚のサプリメントについても正しい理解を広めていきたいと考えています。
「健康」とは、心も体も健康であること - ただそれだけです。
心、つまり脳になりますが、脳にトラブルを抱えてしまうと、体の具合も悪くなりやすいものです。体全体をコントロールしているのは脳ですから、体も心も充足させ、健やかな毎日をすごすには、やはりバランスのとれた栄養を体にとり入れることが基本中の基本といえるでしょう。
私自身も当院の厳選された品質の良いサプリメントをとっていますが、おいしいものをバランスよく食べることも大好きです。
ただし、食事は一緒に食べる相手を間違えてはいけません。嫌いな人と食事をすると、せっかくの料理もおいしくありません。おいしく、楽しいと感じられる食事をとってください。

たんばく質をとるなら、魚介類や大豆
昭和の中期くらいまでに比べ、子どもたちの身長は伸び、脚も長くスタイルがよくなりました。それで健康的になったかといえば、そうではありません。幼稚園や小学校低学年でも、3分の1の子どもたちが運動や勉強のあとに「疲れた」を連発します。
十分な食べ物がなかった戦後世代の人は、学校から帰ると家の手伝いをし、ひまを見つ けては遊んでいたそうですが、それでも子どもが「疲れた」といっていた記憶はないと多くの人が語ります。
夜遅くまでテレビを観たり、ゲームをやったりして、朝なかなか起きられず、朝食はパンを牛乳で流し込む、という現代っ子が多いかと思われます。
昼は昼でパン食が中心の学校給食、家庭ではついつい子どもの好きなメニューを中心にし、栄養バランスがとれていない食事になっていることが多いのではないでしょうか。
「朝起きられない」「学校に行けない」「情動のコントロールができない」という子どもたちは、たんばく質が不足している可能性があります。だからもっと肉を食べろという医師もいますが、同じたんばく質をとるなら、魚介類や大豆などの植物性をとるべきでしょう。そのほうが日本人の体には消化しやすく、体質に合っているからです。
先にあげた子どもたちの症状は、リン脂質不足とビタミン・ミネラル不足も考えられま す。このような子どもたちには、DHA/EPAを含んだ魚(特に青魚)や亜麻仁油なども効果があります。これらには必須の脂肪酸であるオメガ3が含まれていますが、これは6〜12歳くらいの子どもの体内では合成されないため、食べ物で摂取する必要があります。
これらとともに、同じ必須脂肪酸であるオメガ6が含まれている大豆、くるみ、ごま油、ひまわり油などをとって、オメガ3とのバランスをとることも大切です。

細胞は薬ではなく、栄養を求めている
「毒は毒をもって制する」とはよくいったもので、まさに薬によって悪い症状は抑制できます。しかしそれはあくまで対症療法で、病気の症状を一時的に抑えたり緩和することはできても、体質を改善したり、傷ついた細胞を修復したり回復させることはできません。
 世界的に著名な細胞生物学者のブルース・リブトン博士は、その著書『細胞の真実』のなかで、次のような実験について書いています。
 ヒト血管内皮細胞のクローンをつくり、その培養液に薬物を入れると、クローン細胞はその毒から我れ先に逃げ出したというのです。一方、培養液に栄養素を入れると、クローン細胞はその栄養素に引き寄せられて戻ってきたといいます。これは、細胞の成長および増殖反応といえるでしょう。
 この実験の意味するところは、仮に人間が病気になったとき、その細胞が求めているのは異物である薬ではなく、栄養であるということです。
 これらの実験で、細胞は薬剤と栄養に対してまったく逆の反応を示していることがわかります。ところが、私たちの体の細胞のほとんどは、この実験のようにーつひとつが独立して行動しているわけではなく、互いにしっかり蜜着しています。ですから、有害な化学物質が入ってきても逃げることができず、悲鳴を上げて救いを求めます。それが薬剤に対する正常細胞の拒否反応であり、副作用というかたちであらわれる苦痛なのです。
 薬は、細胞の健康維持には決してプラスにはなりません。細胞を活性化させ、体質を改善し、健康を維持できるのは栄養なのです。

以上、抜粋終わり

細胞は食事から摂取した栄養でできているので、

栄養を取るなら食事からというのは当たり前ですね。

ましてや薬は栄養にならないのは当然です。

タンパク質はよく肉でないとダメだという人が多いですが、

日本人の腸の構造を考えれば肉以外の魚や大豆が良いと言えます。

しかし肉がいけないということではありません。

魚や大豆の方が適しているということです。

以上を踏まえた上で、自分に適した食事をしてください。

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